でも、昼間だけは営業しようと思い準備していると、
本日の主役、新郎新婦が来店してくれました。
そのI君は沖縄在住なので、沖縄で盛大な結婚式を
行い、今回は内輪だけの披露宴でした。さすがに2回目
の結婚式とも成ると余裕で、結婚式当日に、当店で
「ラーメン」「様式美麺」を食べてくれました。
結婚式場にギリギリに到着したら、たまたまそこに
婚礼衣装の新郎新婦がおられました。
式が始まると喋る余裕が無いので、軽く雑談をしました。
新婦とも何度も会っていて、唐津に来た際には必ず当店に
も来てくれます。とても笑顔が素敵な女性ですが、やはり
晴れ着姿は一段と美しかったです。
新郎I君の両親や弟妹もよく知っているので、雑談まじりの
お祝いの言葉をかけ会場に入り、新郎の友人として招待
された第二のソウルメイトO君と合流しました。
今回の式で友人として招待されているのは、僕とO君だけで
他は殆どが新郎の親族でした。
式が始まるまでの間、会場内には、沖縄で行われた
挙式模様のDVDが流されました。今回は、招待数50人規模
でしたが、沖縄の挙式は数百人クラスじゃないのか?ってぐらい
広大な会場を埋め尽くしていました。あれだけ祝福されたら
さぞ気持ちいいでしょうね。
親戚の集会って感じの挙式だけあり、新郎の叔父の全日空
パイロットの人のスピーチは、映画の撮影演技指導の為、俳優に操縦の
仕方を教えた話や「新郎はやさしいけど、男としては弱いとい
うか、頼りない・・・。」て、いう話をされた。
新婦の叔父であり、新郎の上司は、どうでもいいような話をし
時折「ま、どうでもいいことですが・・」と織り交ぜ、結婚式の祝辞
とは思えない感じでした。
親戚のこじんまりとした式って感じで、ザックバランで、こういう
雰囲気もいいですね。
余興では、新郎の従兄弟と、新郎の95歳になる祖父がカラオケ
を披露しました。
僕的には、食べ慣れていない懐石料理や洋食を堪能しながら、
唯一の喋り相手であるO君と雑談をしました。いずれの料理も
非常に美味しかったです。でも、周囲を見渡すと、殆どの人が
料理にあまり箸をつけていませんでした。全テーブルを回り
料理を回収し食べたいぐらいでした。
口いっぱいに料理を頬張っていたら、司会者が招待客の所に
きて「新郎新婦にお祝いの言葉を」と、突然マイクを向けられ
た。予想外の突然のスピーチに何を言っていいのか分からず
「新郎とは小学1年からの友達で、音楽とか共通の趣味で・・・」
と、自分でも何を言っているのか分からなくなり
「温かい家庭を築いてください」と、閉め、座ろうとすると
司会者が「新郎から伺いましたが、ラーメン屋さんを経営されて
いるらしいですね。」と、言われ、場違いにも
「菜畑で、様式美麺れいんぼ~という店をやっています。
期間限定ラーメンが売りで、唐津では珍しい鶏白湯ラーメン
のお店です。」とか、宣伝をしました。
終盤
新郎新婦による、琉球民謡の舞が披露されました。
何だか能や狂言を見ているような不思議な踊りでした。
ちょいちょい、沖縄式の挙式スタイルが導入されて
いました。
唯一、I君的だったのは、I君の応援歌的な「エリック・クラプトン」
の「ワンダフル・トゥナイト」が2回流された事ぐらいです。
新郎の父親、新郎のあいさつは、非常に感動的な面も
ありましたが、両親、新郎新婦が涙を流す場面は無く
ちょっと残念でした。でも、ちょっと新郎の目元が涙ぐん
でいたのを僕は見逃しませんでした。新婦は大きく
クリクリした目に涙は無く笑顔でした。
素敵な温かい家庭を築いてください。