元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

20世紀少年~もう一つの第1章

2009年01月31日 | 映画レビュー
金曜ロードショーで「20世紀少年~もう一つの第1章」が
放送されました。

僕が住む唐津市には映画館が無く、当店の定休日でも仕入れ
や、仕込みで、なかなか唐津市を離れる事が出来ないので
観ずじまいだったゆえ、放送を楽しみにしていました。

原作はコミック「20世紀少年」「21世紀少年」で、
密度が濃い全24巻という長編ゆえ、映画三部作にするには、
やはりハイテンポでの展開になっていました。

大抵、コミック原作の映画化は、原作ファンから不評になり
がちですが、コミックに忠実で、原作そっくりのキャストは
見事です。

原作での始まりのシーンで、ケンジ達が何かを変えようと思い、
学校の放送室を占拠し「T-レックス」の
レコード「20th Century Boy」を大音量で流すシーンが、
今回のテレビ版では無かったことが残念です。
タイトルにも成っている、あのシーンは結構重要なはずですが・・・。

でも、要点はちゃんと掴んでいて、原作への敬意が伺えます。

原作ファンは勿論、そうでない人にも十分楽しめた内容だと
思います。

「ともだち」のロボットテロ「血の大晦日」寸前まで描かれて
います。

第二章で、「ともだち」は英雄になり政権を取り、支配しますが、
真相(正義)の為に汚名を浴びながら戦うケンジ一派の壮絶な
内容が描かれている事でしょう。

今まで見た実写版で一番面白いです。

でも、原作の妙にリアリティを感じる説得力はなく、ありえない
架空ストーリー丸出しさが大人世代には少し白けます。
原作のワクワクドキドキ感を映画版にも過剰期待しすぎると
拍子抜けかもしれませんが、所詮は実写版なんて舐めてかかると
出来の良さに驚くと思います。

原作を熟読してから見た方が楽しめると思います。

そういえば当店の本棚に置いていた「20世紀少年」の1巻~3巻
まで盗まれました・・・。「こち亀」も「美味しんぼ」も盗まれ
ていますし・・・まー古本だから別にいいですけど、一応、窃盗に
成りますので持って帰らないでくださいね。
このブログを読まれている方は、そういう事はされないと思いますが。

EVIL DEED 開催

2009年01月30日 | ♪ハードロック/ヘヴィメタル∮♭
LIVE HOUSE CB
福岡市中央区長浜3-1-13
TEL & FAX 092(732)7575
にて「イーブルクワイア」主催のライブイベントが
開催されます。

唐津市在住のデスメタル歌姫「エビルさん」率いる
「イーブルクワイア」を筆頭に、多くのメタルバンド
が集結する激アツなライブです。

福岡LIVE HOUSE CB
EVILCHOIR presents
【EVIL DEED~only METAL in fuckoka~】


-CAST-
Joker
DEAD TRIBE
VELVET ECLIPSE
STAR☆GANG
VorteX
Gothica
EVILCHOIR

open/start 17:30/18:00
前売/当日 \1,500/\2,000
(1drink \500)

ん~・・・・行きたい・・・けど、仕事が・・・・

行ける人は、是非行って、不景気風を吹き飛ばしましょう!!

はじめての一人暮らし

2009年01月28日 | 小ネタ
僕は専門学校卒業と同時に、福岡市南区清水で一人暮らし
をはじめました。

僕が物件を探した時は、まだその部屋に住人がいたので、
外観しか見ていませんでした・・・。

引越した日に、初めて部屋を見ました・・。

築20年以上の割にはシカリ・・・ん?床がブカブカじゃん。

ま、それぐらいは仕方が無いか・・・。

ほ~流し台の下の収納は・・・・何や?何で前の住民の鍋やら
ヤカンがある?

引越し日に来ていた、不動産屋に言うと「えー、まだ、その鍋
使えそうですけど・・・」

いやいやいや、そんな誰とも分からん奴の鍋なんか使うかい!

押入れを見ると・・・・ん?布団・・・・・横に黒いゴミ袋・・。

不動産屋も慌て「あれ?前の人のが残っていましたね。んー
どうします。使われないですよね・・・」

当たり前だ・・・・・・。

この黒いゴミ袋は開けるまでドキドキしました。バラバラ殺人
遺体とかあったらどうしよう・・と、思ったけど、そんな
サスペンスチックな事は無く、衣服が詰め込んでありました。

服のセンスからして、中年層でしょうね・・。

って、言うか、何で、前の住民の物が色々残っているのか、不思議で
仕方がないです。一応、畳とクロス張替えし、清掃業者が入っている
はずなのに・・・。

実家で聞いていたぐらいのテレビ音量でテレビを流していたら、
横の住民から壁を強打され、友達と電話会話している程度でも
壁を叩かれました。

フスマで、部屋を区切ったレベルの音漏れ状態で、夜中にチャーハン
作っただけで横の部屋からクレームがきました・・。昼間に掃除機
使うだけでも文句言われるし、この部屋で今後やっていけるのか?
と、不安になりました。

住みはじめて1週間。夜11時頃、チャイムが成り、ドンドンと
玄関の戸を叩く音。「何事だ?」と、思った瞬間、
「おい?いるのは分かってんだよ。てめえ、いつまでも居留守使い
やがってよ。○○さんよーーー!!いい加減にしろよ」

○○さん?誰それ?多分、前の住民でしょう・・。

怖いから、部屋の隅で身を潜めていたけど、夜中に玄関外でギャンギャン
叫ばれたらたまりません。引越し早々、近隣から悪い噂を立てられたら
かないません。

おそる、おそる、「はい?」

怖い人「なんや、おるやんか。手間とらすんな。開けろ」

チェーンをかけ、少しドアを開けると、見るからにチンピラ。

怖い人「あん?お前、誰や?」

僕「あのー、僕は1週間前から、ここに住んでいる者ですけど・・」

怖い人「あーそうですか。すいませんでした。お騒がせしました。」
と帰っていきました。その後、その怖い人が来る事は無かったけど、
怖い訪問販売とかには悩まされました・・・・。

ちなみに、僕が、そのアパートに住み初めて3年後、真横の部屋で
殺人事件が発生しました。

アウェイでの孤独

2009年01月28日 | 小ネタ
飲食業とは調理するだけではなく、サービス業、接客業も
兼ねています。そんな飲食業界に長年いながら何ですが、
僕の人見知りは臨場じゃ無いです。

初対面の人と瞬時に打ち解けれる、人懐っこい人が羨ましい
です。

初対面でも共通点があったり、共感できる趣味があったり、
お喋りな人なら僕も喋りやすいけど、無口で何も被る話が
無い際は、ニュースや、気候や、天気の話で、すぐに魔の
沈黙に成ってしまいます。

人懐っこい友達は、僕みたいな人見知りへの配慮を知りません。

例えば、僕が友達の所に遊びに行っていて、友達の電話が鳴り
「おう、今から来れば・・。いいよ。じゃ、待ってるから。」
なんて応対で、しばらくして、僕の初対面者がゾロゾロ来たり
するとパニックです。初対面だから、敬語かな・・・
何を喋ろう・・・、何を聞いたら・・・と、考えている間に
気がつくと、僕が仲間に入れない、そっちのグループ共通話題
になる事が多々あります。孤立している僕に配慮し、何か
喋りかけてくれたら、僕も突破口を見つけれるのでしょうけど、
誰も喋りかけず、その状況で5分話しに入っていけなかったら、
同室にいながら、僕の存在を消されているのと同じです。

僕は昨年、1人で花火大会に行きましたが、周囲が興奮し、
楽しげで、いちゃつくカップルがいたりすると、どんどん惨めに
なりました。

それと、同じく、皆が楽しい会話をしていれば、している程、
話の蚊帳の外にいる状況は辛いです。

そういった状況で、唯一の知り合いである、友達が、僕に配慮
してくれれば良いのですが、友達も話しに夢中になって、僕の
事なんて気にかける余裕がなくなっていたら、もう最悪です。

だから、合コンだって、ゲームも、カラオケも無い、トーク
のみの飲み会形式だと、気がつくと孤立してしまいます。

相手が興味を持たない話をさえたら名人技ですが、相手を
楽しませたり、話を膨らませたり苦手ですね。ただ、それでも
聞き上手なら問題ありませんが、何かしら自分の意見をチョイ
チョイ挟みたくなるから、相手からすると喋っていて面白く
無い人になってしまいます。

まず、僕の場合は掴みが間違っていますね・・。

初対面の挨拶後に「ラーメンは豚骨派?醤油派?塩?味噌?」
どの答えを言ったとしても、その後、僕のラーメン独演会化し、
知っている知識を大放出するから、まー普通はシラケますね・・。

あづま寿し・・・・相知

2009年01月28日 | 唐津の大衆食名店
先週、「あづま寿し」さんの大将と「はちみつボイス☆知展さん」
が一緒に当店に来店して頂きました。

僕も「はちみつボイス☆知展さん」のラジオ番組を聞いて、
「あづま寿し」さんに興味があっただけに直接お会いでき嬉しかっ
たです。

先週の火曜日は、「あづま寿し」さんは正月休みで、念願の
「あづま寿し」さんにようやく行けました。

カウンターの寿司屋は人生初です・・。

くるくる寿司ですら、年に1,2度しか行きませんが、カウンター
の寿司は、僕みたいな低所得者、下流階級の者が踏み入れる場所
じゃないと思っていましたが、「あづま寿し」さんのランチは
800円です。

握りずしが6貫、巻き寿司、いなり寿司、赤ダシ、天ぷら、小鉢
で800円です・・。安い。安すぎる。一般の定食屋感覚で
高級なランチを楽しめます。

安いだけじゃなく、うまい・・・やっぱ寿司屋のネタは新鮮で、
職人が握る絶妙なシャリのほどけ具合は最高です。海老、ナス、
カボチャの天ぷらも凄く美味しいです。家庭じゃ、こう絶妙な
揚げ具合には成りません。小鉢にいたっても、1品料理として
の存在感をアピールしたイカの吸盤の触感がクセになり、店主
の拘りが伺えます。

大将との世間話は、やっぱり「はちみつボイス☆知展さん」

この日、1日で行った「あづま寿し」「雲のうえ」「喫茶店バラック」
いずれでも、「はちみつボイス☆知展さん」の話ばかりしましたね。

そういえば、僕が時々行く「リキハウス」「フォーシーランチ」
「ヌフ」「ゆんたく」(もう1年以上行っていなー)とかも、
「はちみつボイス☆知展さん」も行かれているようですね。

「はちみつボイス☆知展さん」は顔が広いですからね・・・。
そんな「はちみつボイス☆知展さん」のお薦め店や、唐津情報を
紹介するのがFM佐賀の「「はちみつボイス☆知展の「週末ボイス☆ナビ」」
です。今後、どういったお店が紹介されるか楽しみです。


「あづま寿し」の大将と「はちみつボイス☆知展さん」の出会いが
実に興味深い話でした。

「あづま寿し」の大将が、ある飲み屋で酒を飲んでいた所、飲み屋の
オーナーから飲み屋で売っていた「はちみつボイス☆知展」さんのCD
を薦められて、「あづま寿し」の大将が「唐津を拠点にがんばっとる人が
おるなら・・」と、全CDを買われたらしいです。
即座に、飲み屋のオーナーが「全CDをまとめ買いしたお客さんがいる」と
「はちみつボイス☆知展さん」に連絡されました。
「はちみつボイス☆知展さん」が直接、礼を言いに、その飲み屋に駆けつけ、
酒を酌み交わし、意気投合し
「あづま寿し」の大将と「はちみつボイス☆知展さん」の友情が芽生えた
ようです。「あづま寿し」の大将の豪快さと、「はちみつボイス☆知展さん」
の謙虚さがあり二人は出会ったんですね・・・。

CAFE雲のうえ

2009年01月28日 | 唐津の大衆食名店
超美人奥さんで有名な「雲のうえ」に行きました。

結構、ご無沙汰でしたが、明るく迎え入れて頂き
ました・・・。

「あら、さっきまで、はちみつボイス☆知展さん
が来ててランチ食べて行ったよ・・・」との事。

近所の小学校で父兄参観日だったという事で、凄く
賑わっていました。いつも繁盛している喫茶店ですね。

この店は料理が凄く美味しくて、毛利元就さんが
作られています。

奥さんから、旦那さんの料理歴を伺いましたが、
寿司職人から始まり、お好み焼き屋、レストラン、ラーメン屋
を経て、喫茶店へと辿り着いたようです。

ラーメン屋経営時代は、「隠れ名店」という噂はかねがね聞い
ていましたが、残念ながら1度も食べずじまでした。

「雲のうえ」の奥さんから、つぶらな瞳で見つめられ、笑顔で
喋りかけると、シャイな僕はドキドキしますね・・。
この店に男性客が多い理由も分かりますね・・・・。

抹茶シフォンケーキとチーズケーキとコーヒーを堪能しましたが、
この店のケーキは絶品です。料理も、ケーキも、コーヒーも美味しく
奥さんは超美人なら、そりゃ繁盛しますね・・。

常連客の方が満開の桜の枝をプレゼントしていましたが、こんな
極寒の時期に桜が咲いている場所があるんですね・・。

喫茶店バラック

2009年01月28日 | 唐津の大衆食名店
「喫茶店バラック」PM2:00に行くと、店の入り口に
「用事があり午後3時から営業します」と書かれていたので、
PM3:40頃に再度行きました。

店内は寒々していて、インターフォンを押しても誰も出ません。
鍵が開いていたので、店内で待たせて頂きました。

マスターの息子さんのRさんが来られ、「まだ帰ってきてない
とよ。とりあえず、ストーブだけつけますね」と、マキストーブ
を炊いていたら、マスターがいらっしゃいました。

有田まで鯉料理を食べてきたって事で、鯉の話、コイバナを
しばらく聞きました。食い道楽の僕には、よだれ無く聞けない
話で、鯉を食べたくなる事なんてそうそう無いけど、滅茶苦茶
鯉を食べたくなりました。

話は「はちみつボイス☆知展」さん一家が来店された話で、
「はちみつボイス☆知展さん」の、人柄の良さが滲み出た
キャラにマスターも好印象を受け、雪のために「りふれ」の
コンサートに行けなかった事を嘆いておられました。

僕が、コンサートの感想を長々とお話させて頂きましたが、
興味深々って感じでした。マスターも「はちみつボイス☆知展さん」
のファンになったようですね。

優しい先生の怒り

2009年01月28日 | 小ネタ
土曜、日曜と数年ぶりに大雪が降りました。

僕が小学5年の頃も、同じような大雪の日がありました。

当時、朝起きると、あたり一面が真っ白で、テンション
あがりまくって学校に行きました・・・。通学中は、
雪を食べまくりました。非日常な世界にクラス中も
テンションがあがりまくっていました。

朝礼後、担任の「上田守」先生が、「よし、みんなー
外に出ろ・・・雪合戦だ・・」と、クラス中狂喜乱舞
状態で校庭へ・・・・・。

雪を投げあったり、雪だるまを作ったり、雪を食べたり
思い思いに非日常の冬を楽しみました。散々遊びまくって
寒くなったので、教室に帰ってみると、空気が違う・・。

さっきまでのハシャギモードが冷めるぐらい、クラスが
重い空気に包まれています。

先生は静かに「席につけ」と厳しい口調。先に戻っていた
生徒も誰も口をきかず、自習をしています。

結局、その重い空気はいつまでも続き、先生が怒っている
理由が一切分からない・・・。

1時間目の終わりのチャイムを告げた頃、ようやくクラス
中が全員揃いました。

ずっと、重かった空気が、先生の怒声により、張り詰めた
空気へと変わりました・・・。

「なんだ!おまえらは!朝礼後に少し雪で遊ばせてやろう
と思ったらこのザマだ。いつまでも遊びやがって、結局
一時間目の授業が出来なかっただろ!」

ええええええぇぇぇ!!

そんなん、集合かけて「終わり」を教えてくれなきゃ、いつ
までも遊んでいいとしか思わないです。理不尽だと思いなが
らも誰も反論できず・・・・説教は30分ぐらい続きました。

凄く、優しい先生だっただけに、何かスッキリしませんでした・。

でも、小学6年で、年がら年中ヒステリーで、子供の意見に耳を
傾けず、先生自身の考えを押し付けるだけのクラスに成り、やっぱ
5年の担任は良い先生だったと思いました・・。

雪にちなんで、古い思い出を書いてみました。

焼鳥とくべえ

2009年01月27日 | 唐津の大衆食名店
「はちみつボイス☆知展 ARATA プレミアムコンサート」後に
朝日町の「焼鳥とくべえ」に行きました。

僕は酒を全く飲めず、ビール1杯で気分が悪くなるので、酒を飲みたい
とも思わないし、酒が旨いと思った事もありません。
こうやって、飲めないアピールを常日頃やっているお陰で、誰も
僕を飲みに誘わなくなり、僕としては嬉しいです。

周囲が酔ってくると、話のペースが合わなくなってくるんですよね。
僕はシラフで楽しめる喫茶店のお誘いなら、いつでも同行したいもの
ですけどね・・。

でも、居酒屋や焼き鳥屋には、以前はよく行っていました。

1人で、ふらっと立ち寄り、おかず&ご飯の、ノンアルコール酒場を
楽しんでいました。見ず知らずのおじさんから酒を薦められても
断固拒否するので、酔っ払いのおじさんも相手にしなくなり、食事を
楽しみたいだけの僕としては有難いです。

今回も、酒が1滴も入らない「焼鳥」です。

目の前で大将が、炭で焼いているのを見るのは楽しいですね。

僕はレバーや鳥皮が好きなので10本づつ焼いてもらい、他、モモ、
砂づり、4つ身、ネギ間、バラ、とかを、全て塩で焼いてもらいました。

ここの大将の、気さくさや、明るさ、威勢が良く、焼き鳥屋がさまに成って
います。

追伸:この焼き鳥屋の従業員のお姉さんは、ARATAさんの小学、中学の
同級生で明るいキャラでした。

あまぐり屋

2009年01月27日 | 唐津の大衆食名店
大手口のあまぐり屋の前を通ると無条件で体が反応します。

「食いたい・・・」という衝動が一気に高まります。

と、いう訳で、ハンバーガー3個、抹茶シェイクを買いました。

キャベツの千切り、レタス、ソース、マヨネーズ、マスタード
と、いたって何の変哲もない普通のハンバーガーだけど、
食いたくなりますね。

かつて、「あまぐり屋」を脅かす存在として、「マクドナルド」
唐津1号店があり、「マクドナルド」は連日大繁盛でした。

今のジャスコや、鏡や、スリー9の「マクドナルド」の繁盛レベル
じゃ無かったです。

最も都会的な食べ物・・しかも安い「マクドナルド」です。

「マクドナルド」に前日食べに行った友達は、鼻高々に、自慢し
周囲から憧れの眼差しを受けるほどでした。

僕が小学4年の頃、生徒だけで市役所に質問しに行き、新聞を
作るという課外授業があり、放課後、僕達の班6人で市役所に
行き、考えてきた質問をしまくり、打ち上げ的な感じで、
僕達子供だけで「マクドナルド」に行きました・・。

僕の所持金200円程度で、皆も100円~300円程度でした。
そんな中、小学生には見慣れぬ5000円札を出す友達がいて
「いいよ。俺がおごってやるから、好きなの食えば」
そんな言葉に、遠慮を知らぬ子供たちは、ジャンジャン注文し
テーブルいっぱいにハンバーガー、ポテト、シェイク、ジュース、
ナゲットとかが並びました。

子供達だけで、豪勢な食事をしているというのは、何とも楽しいもの
です。とは言え、皆、注文しまくったものの、小学生の胃は小さいです。
だから、結構余ったけど、当時から肥満児の僕が綺麗サッパリ平らげ
ました。

一応、皆、所持金だけは払う事に成り、僕は200円で、人の倍以上
食べれました・。


あれ、何の話やねん・・。マクドナルドの話になっとるがな・・。


軌道修正・・。

「マクドナルド」時代も長くは続かず、地道に営業してきた「あまぐり屋」
は、今や、根強いファンを沢山持つ唐津のシンボル店です。

「あまぐり屋」というと、22年前、唐津くんちの日、T君と市役所の
ベンチで食べたハンバーガーが異常に旨かった記憶があります。
唐津くんちでテンション高まっていて、歩き回りクタクタ状態の空腹
だったからかもしれません。そんな、思い出の1ページの店が、今も
存続している事は嬉しいですね。
その、T君は、週1ペースで当店に来てくれているんですけどね。

サッパリ

2009年01月27日 | 小ネタ
伸び放題の髪を切りました。

中学から行っている「キング理髪店」です。

天然パーマゆえ、「アート・ガーファンクル」みたいに
爆発ヘアーに成ってしまいます。

理髪店の人も、全くクシが通らず、引っかかりまくる
僕の髪に、思わず吹き出されていました・・。

そのまま長く伸ばすと「スラッシュ」みたいにカッコよく
なるんでしょうが・・・・。いや、「サイババ」かな・・。

ロン毛に憧れ続け15年ですが、あんまり長くした事が
ありません。今は、飲食業ゆえ、あまり長髪は好ましく
無いのでしませんが、いつかロン毛&髭を伸ばしたいです。

僕がやってもホームレス的になるでしょうけど・・。

銀行通帳再発行

2009年01月27日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
通帳を無くしたようなので、記帳でいっぱいになった
昔の通帳を持って佐賀銀行に行きました。

昼時ということもあり、30分以上待ちました。

銀行職員をぼ~っと見渡していると、先日、選挙会場で
14年ぶりに再会した(挨拶した程度ですが)同級生
Tさんが職員として働いていました。うん、僕が知らぬ
間に気品ある女性になり、いい所で働いていますね・・。

銀行通帳を無くしたので再発行するだけなのに、手数料
「1050円」と言われ、手数料をケチる為に、解約し
新規加入手続きをしました。

やたらと、色々、書類を書かないといけなくて、4枚ぐらい
書いた所で嫌になってきたけど、仕方が無いから、指示される
ままに書き続けました。

書類を書き終えて「あの?色々と引き落としにされていますので、
再発行の方が良くないですか・・?」

あっちゃー!!そうだった、公共料金も、携帯も、業者支払いも、
受信料も、インターネットも全て、口座引き落としです。それらを
全て移し変えるのは、あまりにも手間がかかり過ぎます。

1050円を支払って、通帳再発行の方がマシなので、再発行しま
した。再発行なら2枚の書類で良かったのに・・・。

無駄な時間と労力を使ってしまいました・・。

はちみつボイス☆知展、ARATA プレミアムコンサート

2009年01月26日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
唐津市出身でミュージシャンARATAと言うと「新隼人」さんと
誤解する人が多く、僕が店のお客さんとかに、ARATAさんの話を
すると、必ず「新隼人」さんの名前が出てきます。「新隼人」さんが
有名だから仕方がありませんが、読者の方に誤解が無いように事前に
断っておきます。今回のARATAさんは大島出身の「小濱新」さんです。

今日も、当店のお客さんに「ARATA」さんのライブに行った話をする
と、「湊出身の新隼人が唐津でライブしよると・・・」と誤解をされまし
たので、余計だと思いながらも書かせて頂きました。

では、本編ライブレポに入ります。詳細まで書くと、原稿用紙100枚で
も足りないレポになってしまいますので、簡潔に書きます。

ライブ当日、昼過ぎから雪が積もりだし、ライブ開演時間には、一面銀世界
へと変貌していました。何も予定が無ければ、コーヒーを飲みながら、優雅
に「綺麗・・・」と、幻想的な世界に酔いしれたい所ですが、ライブ会場に
行かなければいけないと思うと気分が滅入ります。ライブは楽しみだけど、
この雪の中、運転は恐い・・。過去にバイクでスリップ横転し前歯を折った
り、島根県の山道で助手席乗車中にスリップし爆走状態でガードレールに
激突、原付出勤中3度横転など、雪の事故には度々遭遇しているだけに
恐いです。それらの事故の話をしだしたら長くなるので、さっさと本題に
戻ります。

会場まで歩いて行ける距離だけど、雪がシンシンと降っていて、会場に
着くころには体に雪が積もり、歩く雪だるまに成りそうだったので、車で
行くことにしました。

車庫から車を出した瞬間、スリップ・・・。

かなり不安なまま、出発・・。国道に出てみると、大渋滞・・・。みんな
ビビッて、時速10キロぐらいで車間距離を空けて運転していました。

かなり、緊張感を保ったまま、ようやく到着・・。

もう、開演時間を過ぎています・・・・。

受付で「はちみつボイス☆知展」さんと、「はちみつボイス」さんの美しい
奥様が笑顔で迎え入れてくれ、ようやく寒さと運転の緊張から解放されました。

実は、前日の23日「はちみつボイス☆知展さん」一家は当店にて食事をして頂き
ました。家族三人でワキアイアイと団欒しているのを遠目に見ていましたが、
理想的な家族ですね。「良い人」ってのが互いに滲み出た夫婦ですね。
「はちみつボイス☆知展さん」の優しいラブソングを聴くと、美しい奥様の
顔が思い浮かびます。新曲「神様のような人」も奥様に捧げた歌なんでしょうね
驚くべき事に「はちみつボイス」さん夫婦は、何と、何と、物心つい
た頃からの幼馴染なんです。幼馴染み同士で結婚なんて、何か良いですね。

あー僕のブログは、相変わらず、余談が多すぎていけないですね。

会場に入ると「ARATA」さんのスタッフ「ユキ姉」さんが喋って頂き、
「COZYさん」「みゃろさん」の席を教えてくれました。「ユキ姉さん」
は熊本から大雪の中来られて大変だったようです。

音響担当の「5150Mさん」「ヨシロウさん」と軽く挨拶をし、
「COZYさん」「みゃろさん」と合流しました。
「COZYさん」も「みゃろさん」も、「はちみつボイス」さん、「ARATA
さん」と交流があり、今回は僕達が待ち望んでいたライブです。

僕は、「ARATAさん」と「はちみつボイスさん」が出会う前から、
「ARATAさん」の唐津凱旋ライブを熱望していましたが、「ARATAさん」
と「はちみつボイス」さんが焼肉屋とバーで親睦を深めた後、トントン拍子
に話が進行し、僕の予測より早い段階で唐津市での凱旋ライブに成り、ファン
として嬉しい限りです。

昨年末に、「ARATAさん」「はちみつボイス」さんと当店で知り合った
「エビルさん」は、チケット購入済みでしたが、当日インフルエンザでダウン
して来れませんでした。(残念)

雪の為、お客様の集まりが少し悪く、開演時間が少し押しました。
「みゃろさん」「COZYさん」と雑談をしていると、「ARATAさん」
の「ハート・イン・ザ・ハート」が大音量で流れてきました。

そして、ステージに、「はちみつボイス☆知展さん」「ARATAさん」
「坂口ピロさん」「ペペ伊藤さん」が登場・・・。

「はちみつボイス☆知展さん」の軽快なトークに対し、緊張気味の
「ARATAさん」・・・・まず第一部は、「ARATAさん」ライブ
です。

「ARATAさん」は、無言でセットリストの紙なのか、歌詞なのか、
MCのカンペか分かりませんが、足元に数枚の紙を並べられました。

「トレジャー・ハンター」から始まりました。一節聴いた時に、思わず
「ニヤリ」としてしまいました。僕が愛聴している、あの「ARATAさん」
の歌声です・。「トレジャー・ハンター」を熱唱した後は会場中が盛大な
拍手に包まれました・・・。

MC中とか、やたらと鼻をすすられていたので、少し風邪気味だたのかも
しれませんが、歌は見事で、絶好調に思えました。

2曲目は「小林朋子」の「恋におちて」です。オリジナルだけじゃなく、
ハードロックでも無い、誰もが知っている「恋におちて」をチョイス
するあたりニクイ演出です。「徳永英明」でリバイバルヒットしている
名曲だけに、旬な曲とも言えますね。「坂口ピロ」さんのイントロから
涙を誘いますね。

3曲目「スティール・ハート」の「シーズ・ゴーン」は、ゾクゾクしま
した。感動で鳥肌が立つってこうゆう事なんだと知りました。スクリーム
の最高ラインなんて、超人技と思えるぐらい凄いです。

「月光」も、「シーズ・ゴーン」に匹敵する、スクリーム&ハイトーン
で凄まじいです。「ペペ伊藤」さんもギターがメチャ上手いです。クール
な風貌で、難なく凄い演奏をやってのけるけど、あくまでサポートメンバー
として目立ちすぎないように配慮されていました。

「ARATAさん」の歌でのハイテンションさと、MCのテンションダウン
落差が面白いです。「ガクト」みたいですね。

そして、今回のライブ会場でのみ発売の3曲入りCDから、3曲続けて演奏
されました。今回のライブでしか販売されないのが勿体無いぐらいのクオリティ
です。

「シンギング・ディス・ウェイ」は「ペペ伊藤」さんのギターや、「坂口ピロ
さん」の演奏もフューチャーされ、ややシャウト気味の歌声もカッコイイです。

「ザ・ロング・ディステンス・ラブ」は、甘く、キャッチーなメロディラインで
今までの「ARATAさん」には無かったタイプのJーPOP路線です。
爽快で良いです。

そして、とてつもない名曲「故郷の空」は、僕の中で最高潮の感動を味わい
ました。僕は相当数のCDを聴きますが、洋邦プロアマ問わずこれ程の
名曲は1年に1曲に出会えるかどうかです。「故郷の空」を生で聴けて、
今回の会場でしか買えないCDを買えた事は、凄く幸運です。しかも、
この「故郷の空」は、都会で暮らす「ARATAさん」が、唐津市への
想いを詞にのせた歌です。唐津市について、こうも熱く熱唱してくれて
唐津市民として感激です。「素晴らしい」なんて使い古された、ありふ
れた表現では語れない、名曲中の名曲です。僕は「ARATAさん」の
全ての楽曲中で、一番に「故郷の空」を選びますね。

いつまでも延々と聴きたいコンサートも、終わりに差し掛かり、最後は
やっぱり「ねがい」です。心に訴えかける、あの迫力がある「ARATAさん」
の歌声と、素晴らしい楽曲で綴る、コンサートは、CDで聴くより、何倍も
魅力を発揮していますね。天へと上るような快感がある「ARATAさん」
はやっぱり凄かったです。今回のライブ体感者は全員ファンに成ったはずです。

中休みに入り、会場中、観客は「ARATAさん」に圧倒されたようで、
あちこちから「凄かったね」「凄いね」と、聴こえてきました。COZYさん
が「聴きごたえがあったね。ARATAさんは聴かせるね。」と絶賛。

トイレに行くと、廊下でARATAさんが、観客に囲まれていました。


第二部「はちみつボイス☆知展」さんのライブがスタート。

マイクトラブルがありながら、和やかに始まりました。

「はちみつボイス☆知展」さんは緊張を全くされないんでしょうね。
親しい友達とリビングでお喋りしているようなリラックスMCです。
普段、僕とかと世間話をしている時も、ステージ上でMCをされて
いる時も全く変わりません。この、自然体さが「はちみつボイス☆知展」さん
の魅力ですね。

5月発売予定のアルバムにも収録されている「西唐津の歌」。実在の
店が次々歌詞に出てくる超ローカル・ネタ・ソングですが、素朴な
町の情景が浮かび良い歌ですね。

僕が大好きな歌「神様のような人」は、会場中大合唱でした。
実は、僕は「あなたがそー、僕にとってはー、力になれる、神様のような人」
っていうサビを無意識にいつも歌っています。昨年末ぐらいから、シャワー
浴びたり、店の仕込みしたりしながら、気がつくと「神様のような人」を
口づさんでいます。「曳山ん逃ぐっばい」に続きカラオケに入って欲しい
です。

「優しい顔」では、定番MCの後に、そのおばちゃんの続報もあり面白かっ
たです。この「優しい顔」以降CDを出されていなかったので、5月の
CDは楽しみですね・・・。

「ワッハッハ」や「曳山ん逃ぐっばい」は観客との掛け合いで、やっぱり
盛り上がりますね。観客を楽しませる事を心得た、エンターティナーぶり
がさすがです。

「はちみつボイス☆知展」さんは、歌よりも、MCの方が多いんじゃないか
なーって感じですが、飽きさせない話を沢山持っておられ、トークショーや
漫談を、コンサートで味わえる感じです。

いつか、ライブ盤CDや、ライブDVDを出される事がある際も、
MCをカット無しで収録してほしいですね。ノーカット、無修正で(笑)

最後は、「はちみつボイス☆知展」さんと「ARATAさん」「坂口ピロさん」
「ペペ伊藤さん」で「よかろうもん」が演奏されました。
「よかろうもん」も「ARATAさん」が歌うと、雰囲気が全然違いますね。

楽しい時間は過ぎるが早いもので、名残惜しい、後ろ髪引かれる想いで、
会場外へ・・・・。「ARATAさん」と少し喋り、サインを貰いました。

再度、雪道を走行と思うと気が重いけど「みゃろさん」を家に送り届け、
晩御飯を買いに「焼鳥とくべえ」に行き3000円分ぐらい串を焼いて
もらいました・・・。大将に、今コンサートを見てきた話をしたら、
従業員の女性が「え?ARATAって、もしかして小濱新?」と話に
参加してきました。その店員さんは、偶然的にARATAさんの同級生で、
ARATAさんのお母さんが何度も、ARATAさんのPRの為、
手紙やCDを持ってこられているようです。その店員さん曰く、
「学生時代には、そんな歌を人前で歌ったりするようなタイプじゃ
なかったよ。音楽やっている感じでもなかったし・・」との事・・・。
いやー唐津は狭いな・・・人は変わるな・・・・。

家に帰って「ARATAさん」のCDを聴きながら、焼き鳥とファンター
で、ライブの余韻に浸りました・・・。




唐津市市長、市議会議員選挙

2009年01月25日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
今朝は辺り一面銀世界でした。

昨夜からの雪で幻想的な神聖な雰囲気に唐津市が包まれました。

そんな日に、唐津市長選、唐津市議会議員選の投票が行われ
ました。

足元が悪い中の投票ですが、真っ白な心で投票し、当選者も
純白な姿勢で市運営をしていって欲しいです。

手当や報酬を省いた基本給では、唐津市長の月給は963,000円で、
市議会議員は月給438,000円です。市議会議員は役職がつくと上乗
せになります。この金額が高いか安いかは分かりませんが、庶民
の感覚から言うと決して安くはありません。血税から出ている
給与に見合った働きや成果をしっかり出して、唐津市の未来に真剣
に取り組んで欲しいです。

開票速報を見ていますが、自分が投票した人の票数を見るのは
ワクワクしますね。何だか競馬感覚で不謹慎かもしれませんが、
自分が投票した人が当選したら、その後の言動や、政策も
ちゃんと見ていきたいです。

反抗期の自暴自棄を救った音楽

2009年01月24日 | 店主の人生哲学
僕は、中学1年ぐらいから高校1年ぐらいまで反抗期でした。

多くの思春期世代が経験する「理由無き反抗」です。ただ、
日々イライライライラし、親、先生、大人の正論・常識・政治
時代・風潮・ブームなどに無闇にムカついていました。

精神的、肉体的な成長過程で、親離れし、自我に目覚める時期
ゆえ、権力や周囲に異常なまでに反感を持ち、何もかも嘘で塗り
固めた絵空事の世の中に思え、綺麗事や建前で生きている
大人に幻滅していました。

昨今の、失業者急増時代には誰もが憧れる、地味で、地道な、安定
した、ささやかな生活ってのに反抗していました。すなわち、何の
能力も才能も無く、努力も何にも積まない自分のくせに
「「BIG]になってやる」と、空想めいた根拠が無い自信だけ
はありました。

ただ、僕の反抗期とは表面めいたものでは無く、あくまで内面の反抗
でした。

僕の姉の反抗期は物凄く、連日のように、暴力父VSヒステリー姉の
壮絶な骨肉の争いが繰り広げられていました。物は壊れる、服は破れる、
血は流れる、家の壁は破壊、殴る蹴るの男女混合大乱戦が毎夜繰り広げ
られて、非常に恐かったです。

僕は、小心者で、大人しく、平和主義で、理論派ゆえ、話しても意味が
無い相手に対しては、相手に好き勝手に言わせて、別に反論もしません。
だから、問題拡大にも成らず、自然鎮火します。逃げの姿勢にも思えま
すが、水と油はどうやっても混ざり合えないゆえ、分かり合える事は無い
仕方が無いと、あきらめる他ありません。

周囲の友達みたいに、母親に「クソババア」「死ね」とか暴言を吐く事も
無く、窓ガラスを金属バットで叩き割ったり、ヤンキーに成ったり、
万引きしたり、そんな表面的な反抗は無かったです。

先生からも、親からも扱い易い模範的な真面目な部類と思いたと思います。
悪く言うと、特徴が無い、目立たない生徒でしかなかったです。

ただ、心には邪悪なフラストレーションを蓄積し続けていました。

要するに、良い子を演じ続けている自分に対しても嫌悪感があり、自然体
で不満を爆発できない自分にイラ立ちもありました。また、大人に対し
不満が山ほどあるのに、自由にそれを言えず、理不尽に感じながら大人に
従っている自分が憎くて仕方が無かったです。

裏弁慶な僕は、親友の前でだけ、本音で、僕の思いを全て晒していただけ
で、日常の殆どは「怒られない」「喧嘩にならない」「トラブルにならない」
よう自分を押し殺し消極的な生き方だったのかもしれません。かなり弱気な
内向思考だったと思います。

だから、現代病「うつ」の、孤独、苦しみ、挫折、絶望、無気力な否定的
思考の人の気持ちが何となく分かります。

当時、友達の家とかに遊びに行って、その友達の母親がジュースや
お菓子を部屋に持って来ると「なんや!勝手に部屋に入ってくんなや!
そこ置いてうせろや!さっさ、あっちに行けよ」とか言っているのを
見ると、ちょっと羨ましかったです。

ただ、僕はラッキーな事に、この蓄積したフラストレーションを吹き飛ば
す物と出会いました。

それが「ハードロック/ヘヴィメタル」です。

溜まりに溜まった鬱憤の捌け口を無意識に模索してたのか、トランジスタ
ラジオから流れた「ディープ・パープル」の「ブラック・ナイト」を
初めて聴いた時、頭クラクラ、高鳴る心臓、電光石火のような衝撃、
かつて味わった事無い程の興奮状態で、トランスというか、覚醒というか
音楽で受けた初めてのインパクトでした。

アドレナリン、ドーパミンの大量分泌なんてレベルでは無く、全身の細胞
全てが一気に目覚めたような高揚感と快楽でした。

当時の僕の心境、精神状態、感覚と、「ディープ・パープル」のサウンドは
見事の一致し、自分の代弁者のようにすら感じました。

小学時代「ジャッキー・チェン」の「ドランクモンキー酔拳」を初めて
見た時の全身に漲るパワーの数倍を「ディープ・パープル」の「ブラック・
ナイト」は僕に与えました。

偶然的に、親友O君も同時期に「ディープ・パープル」に夢中で、
O君から「ディーペスト・パープル」というアルバムを借りた事で、僕の
ハードロックの扉は全開しました。

すぐに「ディープ・パープル」の虜に成り、どんなに嫌な事や、辛い事や、
苦しい事や、悲しい事があっても「ディープ・パープル」の「マシン・ヘッド」
や「イン・ロック」や「ファイアーボール」などのアルバムをヘッドフォン
で聴きさえすれば、何もかも忘れ去り「ディープ・パープル」に没頭できました。

「デイープ・パ-プル」が好きになり、「ディープ・パープル」が逃避法に
なり、「ディープ・パープル」が依存しました。そして、好奇心旺盛な世代ゆえ
中学1年から25歳ぐらいまでは、ひたすらに「ハードロック/ヘヴィメタル」
を探求し続けました。知れば知るほど、聴けば聴くほど「ハードロック/
ヘヴィメタル」は、魅力が増すし、奥の深さを感じます。

僕の中学時代なんて、インターネットは、そんなに普及していない時代だった
から良かったのかもしれません。スポーツも水泳以外は出来ないデブチンな
僕は「ハードロック」が青春の全てでしたが、仮にインターネットが普及
していたら、引きこもりやニートの現代人のように仮想現実の世界に没頭し
逃避して依存していたと思います。

ただ、当時「ハードロック/ヘヴィメタル」について毎日熱く語り合った
友達が、殆ど、脱ハードロック化し、フォーク、演歌、レゲエ、R&B、
AOR、ジャズ、フュージョン好きに成ってしまった事が少し寂しいです。

ロックとはやっぱり、反骨精神の音楽で、魂の叫びゆえ、大半の人は
求める時期というのは期間限定なんでしょうね。学生時代、あんなに皆
ギターを始めたのに、もう殆どの人は他に興味が移り弾いていませんからね。
ましてや、バンドやっている人なんて極僅かです。仕事や、結婚や、子育て
で興味ある人でも、あんまり出来ないんでしょうね。

ラーメンマニアが、年を重ねると、濃厚ド豚骨系がキツく成るのと一緒です
かね・・・。ラーメン王の、故、武内伸さんも、晩年は「毎日、食えない
ようなスープの濃度が強いラーメンを作る店は駄目」と言っていましたからね。

濃厚とんこつラーメンも、ヘヴィメタルも、ギターも相変わらず好きな僕は
まだ若いのかな・・・。でも、あっさり塩ラーメンや、ケルト、トラッド、
バロックミュージック、タンゴ、ゴスペルとかの良さも分かった、今の僕は
以前より広い視野で見渡し、ピンポイントのジャンルをも分析するように
成ったかな・・・・。感覚だけだった10代とは違い、今はちょっと、いらん
理屈をつけたがりますね・・・。何故、これが良いのか・・何故、好きなのか
に無意識に理由をつける自分が少し情けなくもあるが、それが成長か?いや
衰退か?

以前のように何にも考えずラーメン食って「うまいなー」。と、ただ、それ
だけの喜びは今は、もう味わえないです。

他店でラーメン食べていても、無意識に自分の作るラーメンと比較し、メニュー
の書かれ方、店員のユニフォーム、店内雰囲気、接客態度、BGM、どんぶりの
柄、味、スープの材料は何か・・・とか、考えすぎる・・。悪いとは思わない
けど、純粋に「うまい」という、それだけだった過去に比べ、
加水率がどうたら、濃度がどうたらと、考えたくなくても、自然と考えて
しまい、評論家、ラーメンマニア、同業者的な、一般客感覚とズレた、
思考回路になってしまった自分が寂しくもあります。

話が脱線してきたので、ここらで終わらせます・・。


ノー・ミュージック・ノー・ライフ