元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

ワイルド・フロンティア・ラーメンの改良

2008年01月30日 | 新波拉麺「虹」解体新書
ワイルド・フロンティア・ラーメン情報
http://blog.goo.ne.jp/hideyuki5150/e/576d3a8a7648ac2a55c467bba9cf6a30

先日、今年初の梅が咲いたというニュースがラジオで流れ
「よし、新作は梅の風味を、もっと利かせよう」と、思い立ち
改良しました。

梅シソの乾物「ゆかり」とゴマを混ぜたの物をトッピングし、
今までタレに使用していた清酒・みりんを止め、梅酒に変えました。

梅の花が咲き乱れる3月ぐらいまでは続けたいメニューです。

元ダレの改良

2008年01月30日 | 新波拉麺「虹」解体新書
元ダレは今まで、昆布ダシを利かせていましたが、止めました。
オープン時から、配合や、分量や、製法は変わり続けましたが
「元ダレ」に昆布ダシを利かせるのは止めませんでした。

でも、今後も昆布はガンガン利かせます。

要するに、昆布でダシを取るのではなく、上質な
「北海道 利尻昆布」を粉末化した物を使用します。
「昆布」を粉末にしただけで、何も加えていない物です。
液体には溶けませんが、スープに与える独特の粘り気
と、ダイレクトにくる昆布風味が気に入りました。

雑な製法にも思われがちですが、高価な昆布をダシ材と
してダシガラ昆布で捨てるのは勿体無いです。ダシで
出尽くしてない旨み、そして雑味、アクすらも、いい効果
を出すと信じています。

「元ダレ」を改良した事により、元ダレで味付けをしている
チャーシュー、煮玉子の味も改良になりました。

新「れいんぼ~」味を宜しくお願いいたします。

サンコー唐津店が閉店セール

2008年01月30日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
神田の「スーパーモリナガ」と一緒の敷地内にある
ホームセンター「サンコー」が2月閉店します。

さすがに閉店セールという事もあり、店内ごった
がえしていました。全品1割引きで、中には3割引き
や半額もあり、閉店間際の「ちかまつストアー」を
彷彿するような、片付けと営業の同時進行でした。

もう、何箇所か陳列棚を撤去していて、店員さんも
脚立に乗ったり、金槌片手に、店の片付けをされて
いました。

売り尽くしセールなので、閉店寸前は、広々とした
フロアーの寂しい店になっているんでしょうね。

衝動買いで、色々買ってしまいました。

あれだけ繁盛していても、厳しいのでしょうね。

便利な店がまた1つ無くなります。

「グッデイ」までは信号も多いし、僕の家からは
少し不便になります。「ナフコ」も遠いし・・。

「サンコー」跡地に、またホームセンターが
オープンするように願うだけです。

HERO

2008年01月30日 | 映画レビュー
今更ながら「HERO」を全話見ました。

程よくコメディ色もある、大衆娯楽的な作風ですが
非常に面白かったです。

今まで刑事、探偵、弁護士のドラマは山ほどありますが
検事をテーマにしたのが面白いです。

法廷サスペンス系かと思いきや、意外と軽いドラマで
した。霜降り黒毛和牛のステーキと思いきや
ササミのソテーってぐらい拍子抜けしましたが、1つ
1つの事件が面白く、正義感にあふれるキムタクが
カッコイイです。

型破りな検事を演じるキムタクは、刑事コロンボや
古畑任三郎や、福田総理を彷彿するような、おとぼけ
キャラでありながら、ビシッと核心を突いてきます。

近いうち映画版も是非観てみたいです。

1月21日~27日まで聴きまくったCD

2008年01月30日 | 今週聴きまくったCD
最近、友人、知人から相談を受ける事が立て続けに
起こりました。

相談内容の詳細はオフレコなので明かせませんが、
相談してきた人みんな共通している事がありました。

皆「あせって」「イライラ」しています。

余裕が無く、生きてるようにすら感じます。

今回の相談してきた人以外にも、友人に
「最近、何かいいCDあった?」や
「最近、何かいい映画見た?」や
「最近、何かいい本読んだ?」とか聞くと
決まって
「忙しくてそんな暇ないさ。」と返ってくる。

仕事や恋愛を一生懸命にするのは良いことだけ
ど、自分一人の時間も充実させないと面白く
ないと思います。

時間に追われて余裕が無い時代だからこそ、映画
や音楽や読書に没頭し、ゆったりとした時間を
とるべきだと思います。




今週聴きまくったCD

■クイーン/ジュエルス

■ボブ・ディラン/タイム・アウト・オブ・マイン

■インペリテリ/ベリー・ベスト・オブ・インペリテリ

■ハロウィン/守護神伝 1章&2章

■ハルフォード/レザレクション

■チルドレン・オブ・ボドム/フォロー・ザ・リパー

■サヴェージ・サーカス/ドリームランド・マノー

■ケニー・ロギンス/ベスト

■アンセム/ジプシー・ウェイズ

■エリック・クラプトン/僕セレクト・ベスト


マックのコーヒー

2008年01月30日 | 唐津の大衆食名店
僕は「マクドナルド」で度々「コーヒー」のみのテイクアウトを
しています。ファースト・フード系の店でよくコーヒーを
買いますが、インスタント系や、妙に薄い出がらし系が
多いけど「マクドナルド」はシッカリしています。
渋み、苦味がやや強めの濃い味わいです。

しかも、ジュース販売機のコーヒー価格と変わらないので
「マクドナルド」付近を通る際は、必ず「コーヒー」を
買っています。

喫茶店で1杯のコーヒーを飲むのも好きですが「マクドナルド」
のコーヒー4杯分の価格と考えると、「マクドナルド」のコーヒー
片手に季節を感じながら散歩の方がいいですね。

「マクドナルド」の紙コップはオシャレで、街中で飲んでも
ヒトゴミにしっくり溶け込み違和感がありません。

特にコーヒーにうるさくはないけど、1日5,6杯はコーヒー
を飲んでいる僕の戯言でした。

佐賀の新名物「プッチーナ」

2008年01月30日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
さがJAが大々的に全国に売り込んでいる「プッチーナ」
を食べました。イタリアン料理などにも使用されている
野菜です。

青臭さも無く、癖が無く食べやすく、プッチーナ自体に
若干塩味がするので、そのままバリバリ食べれます。

でも、価格がやや高めなので、あんまり日常野菜には
成りそうもありませんね。

unknown/アンノウン

2008年01月30日 | 映画レビュー
僕はこの手の映画が苦手です。

例えば「キューブ」や「穴」や「ソウ」などです。
ジャンルは違うけど「ワールド・トレード・センター」
なども苦手です。

すなわち、終始、展開が少ない、密室系映画が苦手です。

ずーっと、薄暗い密室シーンが続くとイライラすら
してしまいます。スカッとする爽快さが一切無い、陰湿
で地味な映画は我慢出来ません。

アイデアは非常に面白いです。厳重に密室に監禁された
男5人。全員がガスを吸い、一時的な記憶障害を起こす。
一体何があったのか、この5人の関係は何なのか、自分は
誰なのか・・・何も分からず、手がかりを探す。

新聞記事により、3人が誘拐犯、2人が被害者だと分かった。
誰が犯人か・・。徐々に、みんなの記憶が戻り始める。

そして、ラストシーンで、失われていた記憶が一気に蘇る
どんでん返しが面白かった。

DEAtH NOtEデス・ノート前編・後編

2008年01月29日 | 映画レビュー
「デス・ノート」は、コミックの映画版って事もあり
良識ある大人世代は「幼稚な展開でしょ・・?」って
思うかもしれませんが、日本映画のSFサスペンス
至上最高峰の映画だと思います。

かねがね「面白い」という噂は聞いていましたが、
名前を書いたら人は死ぬって言う「デス・ノート」に、
全く興味が沸きませんでした。

しかし、この映画は、観客の裏の裏を行く、巧妙に入り
組んだ展開で、かなり引き込まれました。

犯罪の無い理想的な世界を作りたいと大量殺人をするキラ
と、不可解な犯罪者の突然死を捜査する探偵Lの、
天才VS天才です。

知能戦と、心理戦が交錯し、怒涛の如く訪れる、ハラハラ
ドキドキのジェットコースターです。行き着く島も無い
ような、気が抜けぬ展開で、すっげー楽しかったです。

非現実的なサスペンスではあるものの、何か妙にリアリティ
があり、日本映画史に残る名作だと思います。

オール・ザ・キングスメン

2008年01月29日 | 映画レビュー
何の世界でも一緒ですが、最初から悪事を働こう、
汚職に手を染めようなんて人はいないです。

政治家も、官僚も、大企業の重役も、純粋な思い
で志したはずです。

この主人公も、青臭い程、真っ直ぐな思いで
世の中を変えたいと、州知事を目指した。
田舎に予算を割かない今までの政界に一石を
投じるであろう男の演説に、市民たちは期待をし
票を投じた。

州知事になり、あらゆる権限を与えられると、
独裁的に州の政治を執り行った。そして、私利私欲
にも染まり、汚職に染まり、男が批判し罵っていた
腐敗した政治カラーになってしまった。悪事に
染まりきった男は、何が善で、何が悪かも判断出来
ない程になり、悪事を「市民の為の正義」と錯覚
するようになった。

この映画では「人間の本質的な愚かさ」「理想を
目指すことの難しさ」が描かれています。

今の政治と似ていますね。選挙に受かる為の公約
や演説で、当選後は民の方なんて見ていない。
挙句の果てには、権力者として、一般市民を見下す
始末。結局は、権力者になると、自分達に都合の
いいように政治や法律を使い、民の利益なんて
考えなくなるんでしょうね。

ライフ・イズ・ベースボール

2008年01月29日 | 映画レビュー
荒んだ生活を送る劇作家の正念場を、大リーグの
弱小チーム「レッド・ソックス」の試合と重ね
たストーリーです。

この主人公のイライラ感を、観客に共感させる
為に、日常的な大渋滞のタクシーのシーンが
度々出てくる。

野球に興味が無く、淡々としたストーリーには
アクビばかりがでました。

全体を見終わると、悪くはないけど、別に人に
薦めるほどの作品でも無かったです。

CLICK・・・・もしも明日が選べたら

2008年01月29日 | 映画レビュー
僕はこういう軽めのコメディを時々見ています。
頭を使わずに、軽く楽しめる映画は、気分の
リフレッシュに最適です。

これはSFハートフル・コメディです。

自分の思い通りに人生を操作出来る、夢のような
万能リモコンを手に入れた男が、人生の煩わしさを
全て早送りにした。早送り中の男は、自動操縦で
あり、受け答えはするものの、早送り中の男には
感情や心が無い。そうやって、先を急ぎすぎた
男の、失われた日々の代償は大きかった。

SFでタブーの「全部、夢でした・・」ってオチには
拍子抜けしたが、夢であったはずの万能リモコンが
机の上に・・・。果たして、男はこのリモコンで
同じ過ちを送るのか・・・。

人生は嫌な事も多い。いや、嫌な事の方が多いぐらい
です。でも、その嫌な出来事から逃げていては、いい
人生は歩めない・・ってメッセージが込められている
ように思います。

シェーバー

2008年01月29日 | 雑記
僕は髭が濃く、1日髭を剃らないと、結構青々と
してしまいます。

19歳頃の頃、KBCラジオの中島浩二さんの番組
で、髭が濃い男ってだけを歌った「ヒゲ・ボーン」
という歌を2週連続で流してもらいました。

あの当時は「エドワード・ロック」という名前で
自動車学校の苦悩の日々を歌った「鬼教官」や、
丸々太っている事を歌った「プランプ・フェロウ」
とか下らない曲を結構ラジオで流して頂きました。

脱線しましたが、髭が濃いので、髭剃りは必需品
ですが、最近調子が悪く、買いなおしました。

だいたい1年強で寿命になってしまいます。
今まで15台ぐらい買いなおしていますが、今回は
比較的安物にしました。

今まで使っていたのが2万5000円ぐらいのでし
たが、あんまり剃り味も良くなく、寿命も短かった
ので、今回は6000円ぐらいのにしました。

6000円でも新品はやっぱり剃り味がいいです。

ありがとう。あなたがいてくれたから!

2008年01月23日 | ラーメン読本
今回から「ラーメン読本」というカテゴリーを始めます。
僕はラーメンに関するエッセイを沢山読んでいるので
それの感想などを書いていきたいです。

記念すべき第1回目は、壮絶な波乱万丈、紆余曲折な
人生を歩んだ「石塚和夫」さんの半生を書いた「ありがとう。
あなたがいてくれたら!」を紹介します。

大ヒット本「鏡の法則」みたいな内容が薄っぺらで、意味不明な
自己啓発本なんかより、この本のように失敗は人を鍛え、
多くを学べたという実体験の教訓の方が意味があります。
(鏡の法則は、オカルト宗教臭い内容で大嫌いです。周囲に
感謝する姿勢は重要ですが、母親が抱える周囲との蟠りが解決
したら、ピタっと子供の虐めがおさまった・・・なんて、何の
説得力も無い内容です。細木数子や江原啓之ぐらい胡散臭い内容
でした)

ガチンコ・ラーメン道3の最終決戦で敗れたけど、今は
人気ラーメン店「らぁ麺トラットリア」の店主です。

ガチンコの「やらせ」「演出」「事前に作られたストーリー」
についても包み隠さず、全て書かれています。でも、そんな
事より、この「石塚和夫」さんの人生は、昼ドラ並にドロドロ
しています。

順序だてて書いた方が分かりやすいので、あえて番号をふります。

①母は妻子ある人の愛人であり、愛人の子供として「石塚和夫」
さんが誕生しました。父を知らぬまま、母との2人暮らしでしたが、
母親は、「石塚和夫」さんが5歳の頃に病死しました。

②親戚をタライ回しされ、同い年の子がいる家に預けられた時は
連日虐められた。

③血のつながりさえ無い、他人の家をタライ回しされる。

④孤児施設へと入れられる。

⑤一人暮らしの男に引き取られるが、男は食料を与えずに1週間
ぐらいいなくなったりしていた。1度は男不在中に病気に成り
生死を彷徨った。

⑥不良グループ、暴走族に入りながらも、学費を払うために
夜はレストランの皿洗いをした。

⑦高校を中退し、誰の世話にも成りたくなく、ホームレスに成る。

⑧10代の終わりから本格的に大衆洋食屋で料理人の修行を始める。

⑨苦労の末、イタリアン・レストランを開店した。

⑩好景気、「イアタメシ・ブーム」もあり、イタリアン・レストラン
は面白いほど成功し、6店舗にまで拡大した。

⑪大手チェーン店の乱立により、客足が伸び悩み、借金を
1億8000万円抱え「会社倒産」。返済見込みも無く「破産」
手続きをした。

⑫岩手からカケオチで東京に出てきた女の子をレストランで雇い、
よく働き、気配りが出来たから店長にしていたが、「会社倒産」
により「生きがい」を失い、その子は自殺をした。

⑬「倒産」「破産」「店長の自殺」で、気力が失せ、心理的に
異常を感じるようになり「心療内科」に通院し、精神安定剤、
睡眠薬を手放せない日々が続いた。

⑭失望と落胆で自殺の一歩手前までいったが、破産手続きの
弁護士の先生の人間的な温かみにより、再起する勇気を貰った。

⑮そんな時期に、テレビ局から「ラーメン修行の番組に出て貰え
ませんか?」と出演依頼を受けた。
ラーメンなどロクに食べた事も無かったし、ラーメン屋に成る気
なんて全く無かったが、料理人として再起できるチャンスと
直感し、依頼を引き受けた。

⑯ガチンコ・ラーメン道では「インテリ系イタリアン・シェフ」役
を演じ、一流シェフがキャリアを捨て、ラーメン屋を目指すという
役回りだった。

⑰演出という名の「ヤラセ」が横行していて、収録には事前に
作られたストーリーが存在していた。そのストーリーに沿って
「佐野実」と、修行生がアドリブでぶつかり合った。でも、修行の
つらさは演技ではなく、ヘロヘロに成るまで修行を積み、素のリアル
な部分も多かった。

⑱過去を清算するために、10年以上会っていなかった、母の姉妹
(叔母さん)や祖母に会いに行き、今まで知らなかった母の事を
全て事細かに教えてもらった。

⑲ガチンコ・ラーメン道では、最終決勝の4人まで残るが、
中山さんが優勝した。「石塚和夫」は、負けても、ガチンコ・ラーメン
道で貴重な経験を出来た事に満足をしていた。

⑳中山さんが広島でラーメン屋をする事に成り、中山さんの優勝商品で
あった店舗を、「石塚和夫」さんが引き継ぐ事になった。

21・イタリアの町並みをイメージしたショッピング・モールでの
ラーメン屋という事で、イタリアンの前菜やデザートやサラダを
付けたフル・コースを出すラーメン屋として話題になった。

22.今はオーナー・シェフ以外にフードプロデューサーとして、
活躍中。

色々あったけど、ハッピー・エンドで良かった。まだ、現在進行中
なので、今後どうなるかは分かりませんが、この本を書かれた当時は
幸せの絶頂中のようです。

「石塚和夫」は、散々、つらく、苦しい人生を歩まれていますが、
常に感謝し、今は全てを許し、全ての人に感謝をしている。

「石塚和夫」さんの思想とし、自分は沢山の人に支えられて生きて
いる。直接的にも間接的にも、多くの方々に生かされている。
自力ではとても生きられない。
「石塚和夫」の例え話とし、「トマトジュース1つとっても、
トマトジュースを考案した昔の人に感謝、トマトの生産者に感謝、
缶の製造元に感謝、缶のデザイナーに感謝、カゴメのエンジニアに感謝、
生産ラインの機械を作った人に感謝、カゴメの創業者に感謝、
生産工場を作った建設会社の方々に感謝、生産ラインの工員に感謝、
工場から問屋に運んだ運送屋に感謝、運搬する車を作った製造会社や
車販売会社にも感謝、トマトジュースを仕入れた問屋に感謝、問屋から
仕入れた小売店に感謝・・・・・etc」と、数百人、数千人のお蔭様
で、今、トマトジュースが飲める。・・・・・ちょっと、僕の過剰編集
が加わりましたが・・。

そう、考えると「孤独」「自分は1人だ」という事は無く、いつも
多くの人に支えられて生きていると実感できます。身近な感謝は勿論、時には
自分の原点である「生を受けた事の感謝」「ご先祖様への感謝」や
普通の生活を普通に送れる事が、どれほど尊い事なのか考えてみる
のも人間力を高める為には必要なのかもしれないです。

大日本人

2008年01月23日 | 映画レビュー
は・・・・「松本人志」の初監督の映画だけに過剰に
期待しすぎました。

一言で言うと「松本人志のコアなファン待望の映画」
って感じです。松本人志を、そこそこ好きってレベル
だと、つまんない映画です。

ドキュメント・タッチで、普段はみすぼらしく、惨め
な生活をしているオッサンが「大日本人」に変身
(巨大化)し怪獣と戦ういう、哀愁と活気、陰陽で
メリハリを付けているつもりでしょうが、90%以上
の場面が無駄です。CGで奇妙な怪獣を作り出し笑い
をとっている程度です。

松本人志のマニアックな笑い、シュールな笑い、って
のはこんなもんなんですか?

ボケた爺さんがフンドシ1つの姿で町で暴れたり、
股間から細長い紐状の目玉を投げつけたり、怪獣板尾との
まったりした会話とか凄く面白かったけど、作品全体
通して何ですか?

僕の総評としては、安易で、チープで、幼稚な笑いを
豪華な映像で作りましたって感想しかないです。

カンヌでジャーナリストたちが言っているような
「現代人へのアンチテーゼ」「日本と北朝鮮の関係を風刺」
「政治問題への喝」「テレビ業界の批判」とか、そういった
のは後付けじゃないでしょうか?

あの映画に、深い風刺メッセージが込められているなんて
思えない。インターネットの映画系サイトで総叩きして
いるように、映画の質的には低いと思うし、笑いのレベル
も高くないと思います。

僕を含めた一般論はそうです。

だから、この映画は
「松本人志のコアなファン待望の映画」です。

全面「松本ワールド」ではある。