本日のBGM
ボン・ジョヴィ、マーヴィン・ゲイ
唐津最大の祭り「唐津くんち」が11月の2日、3日、4日
に行われます。このブログを読んでいる人の大半は地元人だと
思うのでPRは無意味ですが微力ながら宣伝をします。
巡回表などは、唐津市のHPでご確認ください。
http://www.city.karatsu.lg.jp/kouhou/kankou/k1/k11.html
僕は根っからの唐津っ子だから、曳き山囃子がスーパー等で流れて
きたら(唐津市のスーパーでは、唐津くんちシーズンに店内BGM
とし流している所が多いです)ウキウキしてテンションが上がります。
唐津市の中学や高校では運動会・体育祭の応援合戦で曳き山囃子を
やるのが定番で、「エンヤー・エンヤー」と叫んでいるうちに
どんどんテンションが上がり、楽しさ&興奮が絶頂に達して非常に気持ち
よかったのがスーパーのBGMで蘇ります。以前、唐津工業高校が甲子園に行った
時の曳き山囃子も圧巻でした。(僕はTVで観戦していました)
唐津くんちから話がずれたので軌道修正します。
この時期は近所の子供達が「エンヤ・エンヤ」と叫びながら走り回って
いてとても微笑ましいです。僕らも幼少期には乳母車に紐をつけて、
近所を叫びながら走り回っていました。唐津っ子にとって曳き山を曳くのは
(参加する)憧れであり、曳いている人達が凄く羨ましかったです。
14台の曳き山で、どの曳き山が一番好きかと言う話で喧嘩になった事が
何度もあります。それぐらい子供時代から皆が熱くなっている祭りなんです。
その唐津くんちの内容ですが、
2日は前夜祭で宵山といいます。動く芸術品とも言える曳き山がライトアップ
され暗闇で浮き出た迫力は強烈です。曳き山はカーブの外側で見るのが一番
面白いです。ガガガガガーと木製のタイヤが軋み曳き山が大きく動く姿は
圧巻です。
3日の最大の見せ場は曳き込み、曳き出しです。お旅所(元大成小学校の
グラウンド)の耕され柔くなった土に曳き山のタイヤが埋まり、なかなか
進まないのを一生懸命に曳いている姿や、前後左右でグラグラと揺れている
曳き山を近くで見物していると物凄い熱気と情熱を感じます。
4日は町廻りでフィナーレを迎えます。曳き山展示場の中に入れるのが
4日の最大の見せ場だと思います。曳き山が中に入ったり出たりを何度も繰り返す
仕草は、あたかも唐津くんちの終わりを名残惜しむ姿のようで涙を誘います。
また、曳き子が人目を気にせず男泣きをしている姿も爽やかでいいです。
各町のどの曳き山も華麗で好きですが、僕が一番好きなのは幼稚園から変わらず
江川町の七宝丸ですね。最後の曳き山に相応しく、カッコよすぎますね。
江川町は近所の町で(我が家から徒歩5分)親近感もあります。
曳き山囃子が一番好きなのは飛龍の新町です。独特の囃子で、太鼓と鐘の手数が
多くトッリッキーな演奏が好きです。呉服町も昔から囃子の名手数多くいる
らしいです。各町みっちりと囃子の練習を積んでいるだけあり、息の合った
見事な演奏で耳でも興奮させられます。
唐津くんちといえば曳き子の服装のカッコよさにもある。絹製の数万円もする
肉じゅばん。江戸腹やパッチ等一式を揃えると十数万円にもなるらしいです。
曳き山も漆塗りの豪華さなら服装も豪華です。1998年にはピアスと茶髪・
金髪が禁止され、伝統を守り抜く祭りに相応しい身だしなみになりました。
曳き山の町の主婦も大忙しいで、畳替えや、障子変え、ふすま替え、大掃除
をする家が多く、唐津くんちの数日前からくんち料理の準備に取り掛かって
います。3月倒れといい、3日で3ヶ月分の食費(3ヶ月分の給料という
お宅も・・・)を消費するらしいです。お客さんが多い所は数百人という
から町の家族や親戚総出で大変だそうです。高級魚のアラを煮付けた
お頭付きが決まり物みたいに出している家庭が多いらしいです。
昨年、唐津くんち前に食材店(普段は比較的主婦は少ない店です)
に行ったら、主婦層で埋め尽くしていて、大型カート何台分も買い物
をしていました。レジで会計を見てみると10万円近くを食材だけ
で買っていて驚きました。
曳き山がない町の我が家にはお客さんなんて来ないから、仕出し屋の鉢盛り
を取ったり刺身ぐらいです。
さて、唐津くんちを楽しむには、曳き山に付いて廻る事をお薦めします。
唐津の旧家が並ぶ
町並みを曳き子の熱気や囃子、そして大きな曳き山と巡ると凄く面白い
ですよ。自分も曳き子に混じった気分を味わえます。
露店は何処の祭りも面白いですね。ちょっとした博打気分を味わえる
クジとか、輪投げとか、ひよこ釣りとか楽しいですね。箸巻きやイカ焼き
とかも必ず食べますね。全然恐くないお化け屋敷や、凄くない見世物小屋
もくんち気分だと入りたくなるから不思議です。
と、色々書きましたが、僕は仕事をするので宵山ぐらいしか見物に行けそう
にないです。多分当店は今年も暇そうな予感です。去年は300杯分仕込み
臨時のバイトまで雇ったのに平日より少なかったです。唐津くんち中心部
から少し離れると、商売にならないですね。去年の3日間は売れた数の
10倍以上がロス(捨てた材料)になったので、今年は平日と同じぐらい
しか準備しません。
蛇足ですが、水主町の鯱も大好きな山なんです。
僕の祖母の実家(中島瓦屋)が鯱の作り変え(元のは大きすぎて曳くのに
支障があった為に作り変えを依頼されたらしいです)の棟梁みたいな
事をしています。そんな関連で好きになりました。新町の飛龍や
魚屋町の鯛山みたいに頻繁には上下しないですが、時々上下している
姿がカッコいいですね。でも、鯱は下を向き睨みつけている姿が
一番ベストポジションなんでしょうね。
ボン・ジョヴィ、マーヴィン・ゲイ
唐津最大の祭り「唐津くんち」が11月の2日、3日、4日
に行われます。このブログを読んでいる人の大半は地元人だと
思うのでPRは無意味ですが微力ながら宣伝をします。
巡回表などは、唐津市のHPでご確認ください。
http://www.city.karatsu.lg.jp/kouhou/kankou/k1/k11.html
僕は根っからの唐津っ子だから、曳き山囃子がスーパー等で流れて
きたら(唐津市のスーパーでは、唐津くんちシーズンに店内BGM
とし流している所が多いです)ウキウキしてテンションが上がります。
唐津市の中学や高校では運動会・体育祭の応援合戦で曳き山囃子を
やるのが定番で、「エンヤー・エンヤー」と叫んでいるうちに
どんどんテンションが上がり、楽しさ&興奮が絶頂に達して非常に気持ち
よかったのがスーパーのBGMで蘇ります。以前、唐津工業高校が甲子園に行った
時の曳き山囃子も圧巻でした。(僕はTVで観戦していました)
唐津くんちから話がずれたので軌道修正します。
この時期は近所の子供達が「エンヤ・エンヤ」と叫びながら走り回って
いてとても微笑ましいです。僕らも幼少期には乳母車に紐をつけて、
近所を叫びながら走り回っていました。唐津っ子にとって曳き山を曳くのは
(参加する)憧れであり、曳いている人達が凄く羨ましかったです。
14台の曳き山で、どの曳き山が一番好きかと言う話で喧嘩になった事が
何度もあります。それぐらい子供時代から皆が熱くなっている祭りなんです。
その唐津くんちの内容ですが、
2日は前夜祭で宵山といいます。動く芸術品とも言える曳き山がライトアップ
され暗闇で浮き出た迫力は強烈です。曳き山はカーブの外側で見るのが一番
面白いです。ガガガガガーと木製のタイヤが軋み曳き山が大きく動く姿は
圧巻です。
3日の最大の見せ場は曳き込み、曳き出しです。お旅所(元大成小学校の
グラウンド)の耕され柔くなった土に曳き山のタイヤが埋まり、なかなか
進まないのを一生懸命に曳いている姿や、前後左右でグラグラと揺れている
曳き山を近くで見物していると物凄い熱気と情熱を感じます。
4日は町廻りでフィナーレを迎えます。曳き山展示場の中に入れるのが
4日の最大の見せ場だと思います。曳き山が中に入ったり出たりを何度も繰り返す
仕草は、あたかも唐津くんちの終わりを名残惜しむ姿のようで涙を誘います。
また、曳き子が人目を気にせず男泣きをしている姿も爽やかでいいです。
各町のどの曳き山も華麗で好きですが、僕が一番好きなのは幼稚園から変わらず
江川町の七宝丸ですね。最後の曳き山に相応しく、カッコよすぎますね。
江川町は近所の町で(我が家から徒歩5分)親近感もあります。
曳き山囃子が一番好きなのは飛龍の新町です。独特の囃子で、太鼓と鐘の手数が
多くトッリッキーな演奏が好きです。呉服町も昔から囃子の名手数多くいる
らしいです。各町みっちりと囃子の練習を積んでいるだけあり、息の合った
見事な演奏で耳でも興奮させられます。
唐津くんちといえば曳き子の服装のカッコよさにもある。絹製の数万円もする
肉じゅばん。江戸腹やパッチ等一式を揃えると十数万円にもなるらしいです。
曳き山も漆塗りの豪華さなら服装も豪華です。1998年にはピアスと茶髪・
金髪が禁止され、伝統を守り抜く祭りに相応しい身だしなみになりました。
曳き山の町の主婦も大忙しいで、畳替えや、障子変え、ふすま替え、大掃除
をする家が多く、唐津くんちの数日前からくんち料理の準備に取り掛かって
います。3月倒れといい、3日で3ヶ月分の食費(3ヶ月分の給料という
お宅も・・・)を消費するらしいです。お客さんが多い所は数百人という
から町の家族や親戚総出で大変だそうです。高級魚のアラを煮付けた
お頭付きが決まり物みたいに出している家庭が多いらしいです。
昨年、唐津くんち前に食材店(普段は比較的主婦は少ない店です)
に行ったら、主婦層で埋め尽くしていて、大型カート何台分も買い物
をしていました。レジで会計を見てみると10万円近くを食材だけ
で買っていて驚きました。
曳き山がない町の我が家にはお客さんなんて来ないから、仕出し屋の鉢盛り
を取ったり刺身ぐらいです。
さて、唐津くんちを楽しむには、曳き山に付いて廻る事をお薦めします。
唐津の旧家が並ぶ
町並みを曳き子の熱気や囃子、そして大きな曳き山と巡ると凄く面白い
ですよ。自分も曳き子に混じった気分を味わえます。
露店は何処の祭りも面白いですね。ちょっとした博打気分を味わえる
クジとか、輪投げとか、ひよこ釣りとか楽しいですね。箸巻きやイカ焼き
とかも必ず食べますね。全然恐くないお化け屋敷や、凄くない見世物小屋
もくんち気分だと入りたくなるから不思議です。
と、色々書きましたが、僕は仕事をするので宵山ぐらいしか見物に行けそう
にないです。多分当店は今年も暇そうな予感です。去年は300杯分仕込み
臨時のバイトまで雇ったのに平日より少なかったです。唐津くんち中心部
から少し離れると、商売にならないですね。去年の3日間は売れた数の
10倍以上がロス(捨てた材料)になったので、今年は平日と同じぐらい
しか準備しません。
蛇足ですが、水主町の鯱も大好きな山なんです。
僕の祖母の実家(中島瓦屋)が鯱の作り変え(元のは大きすぎて曳くのに
支障があった為に作り変えを依頼されたらしいです)の棟梁みたいな
事をしています。そんな関連で好きになりました。新町の飛龍や
魚屋町の鯛山みたいに頻繁には上下しないですが、時々上下している
姿がカッコいいですね。でも、鯱は下を向き睨みつけている姿が
一番ベストポジションなんでしょうね。