僕は極度のあがり症で、シャイで、小心者ですが、極度の目立ちたがり屋です。
今回も、実際は「ホーリー・ダイバー」をアカペラで歌いながら登場する予定
でしたが、「はちみつボイス☆知展」さんから「れいんぼ~マスターの松本さん」
って紹介され、ライトを浴びた瞬間、何も出来ずに・・挙動不審に登場しました。
今回、ボンゴでも、ロックや和のイメージで、ドラムパートを考えました。
ラテン的なノリをあえて出さないのがテーマでした。
そして、寸前に聞かされた「雲のうえ」マスター「毛利元就」さん(戦国武将と
同姓同名)が、篠笛で参加されるって事でリハーサル無いまま、楽曲展開が
少し変更される事になりました。
裏話を言うと、前日のリハーサルでは5,6回「はちみつボイス☆知展」さんと
合わせましたが、CDと共演とは勝手が違い、生演奏ではボロボロでした。
そして、ライブ当日は、昼時が忙しく、夜のライブで出すラーメンの仕込みに
追われ、ライブ当日の音あわせは愚か、パーカッションを叩くのも、その日
ライブで初めて叩きました。不安要素が多すぎてどうなる事やら・・。
登場してから「はちみつボイス☆知展」さんのMCが続き、観客から見られて
いる事で緊張が高まりました。そんな中、口下手な僕に向かって、「はちみつ
ボイス☆知展」さんの質問がきたりするので、少しMCに加わり、緊張が
高まる一方でした。多分、短いMCでしたでしょうけど、かなり長く感じました。
「はちみつボイス☆知展」さんがギター&ボーカルを少しした所から、僕が
デジタルドラムのクラッシュシンバル音、ボンゴRで曲が始まりました。
やはりライブは魔物が棲んでいます。リハーサルで何度も強打しても、どうも
無かったのに、メインのクラッシュシンバルが外れました。取り外しを自由に
出来るように付けていたけど、まだAメロにも入っていないリフで外れました。
曲を止めて、やり直して貰おうかとも思いましたが、毛利元就さんが、シンバル
を外してくれました。
メインのシンバルを失った事で、演奏がだいぶ変わってしまいます。
ボンゴと一体化しているシンバルに比べ、デジタルドラムは少し距離が
あるのでコンマ何秒かズレが生じます。
出鼻をくじかれ、どうしたものかと思いながらも、結構パワフルに出来ていました。
ボンゴはマイクを通す案もありましたが、生音でも結構響くので、生音のままです。
いよいよ、問題の立山囃子パートです。CDのバージョン同様の長さなのか、
長いバージョンなのか全く打ち合わせしていないので、緊張の一瞬でした。
「847楽団」のテチャマンの演奏を真似て、シンバルで鐘を表現し、ボンゴRで
和太鼓を表現しました。やっぱり、打ち合わせできていないので、ちょっと
グダグダな感じデ、バラード部分がきて、最初のスネアパートを飛ばしました。
もう、後半はサビの繰り返しと、リフだけだから気分は楽になりました。
ま、リハーサルよりは上手くいったかもしれませんが、まだ僕の満足点までは
いけませんでした。
そして、次は、僕にとって無謀な弾き語りです。
2,3人の友人の前で歌う事があっても、あんな大勢の前で歌うなんて
初めてです。しかも、ギターも弾きます。発声練習もする余裕が無かった
ので、かなりヤバイ状態でした。
曲調が戦隊ヒーローや格闘アニメソングのイメージなので「影山ヒロノブ」
みたいなアクの強い歌い方をしたかったのに、最初から、理想の歌声じゃ
無いです。しかも、緊張のせいか、テンポが速すぎました。通常の1.5倍
ぐらいの速さで弾いたので、ギターのコードチェンジに指が追いつかなかっ
たり、早口で歌う羽目になりました。最後まで、ちょっと違う感じになりまし
たが、観客は優しいです。割れんばかりの、盛大な拍手を頂きました。
演奏や唄に関しては全然納得行くものじゃなかったですがですが、楽しかった
です。失敗は多かったものの・・・・。
観客全員が「はちみつボイス☆知展」さんのライブを見に来られているので
僕が歌う事に反感をもつ方もいいらっしゃると思っていましたが、「はちみつ
ボイス☆知展」さんのファンの方々だけあり、優しい方ばかりでした。
僕にとって、一生の思い出になりました。
数ヶ月前まで、当店がライブハウスのように成るなんて思ってもいません
でしたが、「はちみつボイス☆知展」さんの全面協力で、こういったイベント
が出来、当店4周年記念を立派に祝えて嬉しかったです。
今回のライブ準備、打ち合わせ、リハーサル、当日のセッティング、
ライブ終了後の和やかな会話を通し、「はちみつボイス☆知展」さんの
人柄や優しさに深く触れられた気がします。
もちろん、あんな狭い店内に押し込んで、ギューギューな中、ライブを
見られた観客の方々にも感謝します。ありがとうございました。