「山洋電機」の新商品ラジオ付ICレコーダー
「ザクティ サウンドレコーダーICR-XRS120MF」
が物議を呼んでいますね。
FMラジオの音楽とトークをレコーダーが判別し、トーク部分を
自動カットし音楽のみを録音する機能がある機種です。
今のFM世代から反論を頂きかねないし、僕も最近FMラジオに
メールするのを楽しんでいますが、正直90年代のFMラジオに
比べ、今のFMラジオにはFMらしさを感じません。
AMラジオは、広範囲に電波が飛ぶので音質が余り良くない分、
番組の企画やトークで売ってきました。AMラジオが90年代に
ステレオ放送をこぞって始めましたが、あまり普及せず、最近は
モノラルに戻す傾向で、電機メーカーもAMステレオラジオ製造か
ら撤退していきました。
やはり、音質でAMは、FMにはかなわないのです。しかし、AMは
リスナーと身近な存在で、熱狂的なヘヴィリスナーを生み、
人生相談、青少年の悩み、娯楽、落語、漫談、歌手・タレント
番組など時間帯に合わせた年齢層を絞った番組作りをしてきま
した。
一方、90年代のFMは、ラジオを付ければいい音質で音楽が
聴けるというものでした。だから、トークと音楽の割合は、
圧倒的に音楽で、プロフェッショナルのDJがこだわってセレクト
した音源が流れていました。60年代ロック、ユーロビート、
パンク、ブラックミュージックとか、番組ごとにジャンル分け
し、リスナーは好きな音楽ジャンルや、好きなDJで番組を
セレクト出来ていました。トーク内容は、楽曲について、
アーティストについての話だけで充分でした。
しかし、2000年以降のFMは、AMのような番組スタイルで、
トークの合間に少し音楽を流す程度で、DJと言うよりパーソナ
リティで話が面白い人が番組をするように成りました。
以前のように、音楽の専門家みたいなDJは影を潜め、流す曲も
ヒット曲やプロモーターが売り込んだ曲中心で、ジャンルも
何でもありで、以前のFMより今は音楽を適当に流している
だけにしか思えません。パーソナリティが流している音楽に
愛着が無い、喋りの休みに、とりあえず業務的に流して
いるようにしか思えなく成りました。
今は、大抵、カーステレオにCDやUSBが付いていて、
ドライバーの好みの音楽を流すのが主流なのかもしれませ
んので、かつての「生活に音楽を」的な、有線放送みたいな
音楽中心のFMラジオは流行らないのかもしれません。
もう、エアチェックなんて言葉も死語かもしれませんが、
音楽の発信にはテレビよりラジオの方が向いているという
前提が崩壊した事が音楽の衰退に繋がったと思います。
ビデオクリップや、テレビの音楽番組の影響で、歌手のルックスや
見た目のインパクトや、フリートークの面白さなどが優先し、
音楽そのものの魅力とかけ離れた情報で、楽曲の売れ行きが
変わります。今やアニメの「けいおん」
や「初音みく」がランキングのトップを独占している時代
です。
かつて、FMをエアチェックしていた世代で「トークはいらない
から、自分がまだ知らない音楽を聴きたい」というニーズが
「ザクティ サウンドレコーダーICR-XRS120MF」
を生んだのでしょう。
僕なんかもFMの「ビーズ・ビート・ゾーン」でハードロック
を広く知り、FM「ヘヴィメタル・シンジケート」で
新旧のハードロック、ヘヴィメタルに興奮しCDを選んで
いました。
そういった、音楽との出会いをFM局には求めてしまいます。
テレビの音楽番組では、売れている曲、新曲、話題曲しか流れ
ないゆえ、FMにはマイナー曲、旧譜、洋楽などにもスポット
を当て、リスナーに音楽と出会うキッカケ作りをしてほしいです。
たった1曲との出会いで、人生観や将来が変わる事もあります。
音楽は、小説や、映画や、恩師や、親友や、伴侶との出会い
並に大きく人生を変えるものです。宝くじで一等を当てるより
も大きな意味があると思います。
ノー・ミュージック、ノー・ライフ
「ザクティ サウンドレコーダーICR-XRS120MF」
が物議を呼んでいますね。
FMラジオの音楽とトークをレコーダーが判別し、トーク部分を
自動カットし音楽のみを録音する機能がある機種です。
今のFM世代から反論を頂きかねないし、僕も最近FMラジオに
メールするのを楽しんでいますが、正直90年代のFMラジオに
比べ、今のFMラジオにはFMらしさを感じません。
AMラジオは、広範囲に電波が飛ぶので音質が余り良くない分、
番組の企画やトークで売ってきました。AMラジオが90年代に
ステレオ放送をこぞって始めましたが、あまり普及せず、最近は
モノラルに戻す傾向で、電機メーカーもAMステレオラジオ製造か
ら撤退していきました。
やはり、音質でAMは、FMにはかなわないのです。しかし、AMは
リスナーと身近な存在で、熱狂的なヘヴィリスナーを生み、
人生相談、青少年の悩み、娯楽、落語、漫談、歌手・タレント
番組など時間帯に合わせた年齢層を絞った番組作りをしてきま
した。
一方、90年代のFMは、ラジオを付ければいい音質で音楽が
聴けるというものでした。だから、トークと音楽の割合は、
圧倒的に音楽で、プロフェッショナルのDJがこだわってセレクト
した音源が流れていました。60年代ロック、ユーロビート、
パンク、ブラックミュージックとか、番組ごとにジャンル分け
し、リスナーは好きな音楽ジャンルや、好きなDJで番組を
セレクト出来ていました。トーク内容は、楽曲について、
アーティストについての話だけで充分でした。
しかし、2000年以降のFMは、AMのような番組スタイルで、
トークの合間に少し音楽を流す程度で、DJと言うよりパーソナ
リティで話が面白い人が番組をするように成りました。
以前のように、音楽の専門家みたいなDJは影を潜め、流す曲も
ヒット曲やプロモーターが売り込んだ曲中心で、ジャンルも
何でもありで、以前のFMより今は音楽を適当に流している
だけにしか思えません。パーソナリティが流している音楽に
愛着が無い、喋りの休みに、とりあえず業務的に流して
いるようにしか思えなく成りました。
今は、大抵、カーステレオにCDやUSBが付いていて、
ドライバーの好みの音楽を流すのが主流なのかもしれませ
んので、かつての「生活に音楽を」的な、有線放送みたいな
音楽中心のFMラジオは流行らないのかもしれません。
もう、エアチェックなんて言葉も死語かもしれませんが、
音楽の発信にはテレビよりラジオの方が向いているという
前提が崩壊した事が音楽の衰退に繋がったと思います。
ビデオクリップや、テレビの音楽番組の影響で、歌手のルックスや
見た目のインパクトや、フリートークの面白さなどが優先し、
音楽そのものの魅力とかけ離れた情報で、楽曲の売れ行きが
変わります。今やアニメの「けいおん」
や「初音みく」がランキングのトップを独占している時代
です。
かつて、FMをエアチェックしていた世代で「トークはいらない
から、自分がまだ知らない音楽を聴きたい」というニーズが
「ザクティ サウンドレコーダーICR-XRS120MF」
を生んだのでしょう。
僕なんかもFMの「ビーズ・ビート・ゾーン」でハードロック
を広く知り、FM「ヘヴィメタル・シンジケート」で
新旧のハードロック、ヘヴィメタルに興奮しCDを選んで
いました。
そういった、音楽との出会いをFM局には求めてしまいます。
テレビの音楽番組では、売れている曲、新曲、話題曲しか流れ
ないゆえ、FMにはマイナー曲、旧譜、洋楽などにもスポット
を当て、リスナーに音楽と出会うキッカケ作りをしてほしいです。
たった1曲との出会いで、人生観や将来が変わる事もあります。
音楽は、小説や、映画や、恩師や、親友や、伴侶との出会い
並に大きく人生を変えるものです。宝くじで一等を当てるより
も大きな意味があると思います。
ノー・ミュージック、ノー・ライフ