村上春樹さんの最新刊『街とその不確かな壁』を買いました。『ノルウェーの森』以降、出版されている文庫本をさかのぼって制覇し、最近は待ちきれなくって単行本を買ったりして、ブチハルキストを気取ってます。特に安西水丸さんとの共著のエッセイ集は大好きでした。春樹さんといえば、ジャズが流れる喫茶店で、タバコの煙とブラックコーヒーというイメージがあります。難しい主題ながら、ポップな感じ。まあ、映像化はなかなか難しいお話ばかりですね。何本か観ましたが、原作を超える作品はないと思います。
一年前に母が亡くなり、経済的に収縮しなければならずその時に「本は買わずに借りる」と誓ったんですが、一周忌を終えて気が緩み、我慢できずに買いました。やはり紙の本はいい。インクの匂いや手に伝わる重量感、デジタル本にはない味わいですね。
今回は出かけるついでに書店に行けたので久し振りに他の本も眺めて至福の時を過ごしました。できない誓いはしないでおこうと思います。