hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

A Series of Unfortunate Events

2011年04月11日 | Captain R 13 読書
 タイトルからインパクトのある人気作品。
 両親を亡くした3人の兄妹に、次々と襲いかかる不幸の連続。一つ一つ兄妹知恵を合わせて乗り越えていくのだけれど、それでもまたとんでもない不幸に襲われる。これが延々と続くのだけれど、なにやら面白くて読み出したら止まらないらしいのです。
 毎巻かなり話題になるのですが、数年前に最終巻が出版された時の騒ぎはすごかった記憶があります。
 うちの息子は挿絵も内容もきっと好みではないと思い、私が選んで渡すことはなかったのですが、お友達に薦められて学校の図書館から借りて読みだすと、やっぱり面白いらしくてすぐに2巻を手にしました。
 「学校の図書室には3巻だけがないんだよ。」というけれど、町の図書館にも3巻はなかったよ。
 「リリー(お薦めしてくれた子)はどうしたの?」
 「3巻は飛ばして4巻に進んで、今5巻を読んでいる」
 「じゃ、Captain R もそれでいいんじゃない?」
 「えー・・・・」腑に落ちないけれど、自分も図書館に行くのは面倒くさいので強気になれない息子。
 不幸に次ぐ不幸、多分その繰り返しがなんと13巻まで続くのですが、世界中の子供たちを夢中にさせている魅力って、何なんでしょうね。
 ページ数は1巻は180ページくらいと少なく、巻が進んでも300ページくらいなので、サラッと読み終わってしまうそうです。対象年齢は7歳くらいからじゃないでしょうか。

 私は数年前に観た映画がお気に入り。
 なんとなく陰気くささと快活感が混在していて、ハラハラドキドキもほどよくあり、映像が綺麗。
 評判は悪くはなかったようですが、シリーズのファンのみなさんはちょっとがっかりしたようです。コミカルになり過ぎていて、原作自体のシリアス度やダークさがあまり出ていないからだそうです。
 原作を読んでいない私には、主演の二人の子供たちの演技が最高に上手だし、彼らの不幸の原因であるジムキャリーの七変化が楽しいよい映画でした。そのほかにも大物俳優が何人も出てきますよ。
 
 
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