hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Adore

2014年09月27日 | 映画
 ナオミワッツ演じるリルとロビン・ライト演じるロズは子供のころからの大親友。
 結婚してからもお互いが地元の海辺に家を構え、ほぼ毎日を共に過ごしている。
 二人はどちらも高校生の息子が一人だけいて、その二人も同い年ということで仲が良く、たいていの時間を息子たちと母親たちの四人でビーチで過ごしたり、どちらかの家で食事をしたりして過ごしている。
  
 リルの息子イアンはロズに憧れていて、お泊りをしたある夜彼女にキスをしてそのまま彼女の寝室へ。
 母親の部屋からイアンが出てくるのを見たロズの息子はショックを受け、「だったら俺だって」ということでリルの元へ。
 こうして二人の女性は親友の息子と関係を持ち始め・・・・・

 なんてザワザワするプロットでして、怖いもの見たさで観たのですが・・・・・

 Totally Rubbish!

 互いの関係がばれてドロドロになると期待していたら全然。
 二人の母親どちらも、「自分もしているし仕方ないよね。いいんじゃないこのままで?」シレっと続行。苦しむか割り切ってがっちり楽しむか、どっちかならまだしも、なーんにも考えてない感じ。
 特にリルのキャラクターが頭を振ったらカランカランと音がしそうなくらい空っぽ。前から思ってたんだけど、ナオミワッツは本当に仕事の選び方考えた方がいいと思う。

 1 out of 5

 本当はゼロだけれど、ナオミとロビンがあまりにも美しくて(特にロビン)、そりゃ息子たちが憧れても仕方ないよね、という姿に仕上げてきているところに評価。カメラさんの腕もいいのかな?四人がいちゃついているビーチもとってもきれいなので、せっかくの衝撃的なプロットなんだからもう少し面白い物語にできたんじゃないの?と非常に残念。

 あ、でも、大人気だった「昼顔」が好きだったなら、この映画もありかな。
 私はあのドラマはどこが面白いのか知りたくて最後まで見続けたけれど、ひとっかけらもいいと思わなかったので。主人公の幼稚っぷりが似た感じ。
 
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