hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

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2015年12月15日 | 洋書
 私は今年の初めに年間で25冊の洋書を読もうと目標を立てました。
 いい調子で読み続けてきたのですが、肝心の「読書の秋」あたりから急にペースダウン。
 それというのも今シーズンの日本のドラマが面白いから。デザイナーベイビー、コウノドリ、破裂、無痛、サイレーン、今日子、5人のジュンコ、そのほかも色々見ちゃってます。
 それでもなんとか25冊読みたいと思った私は家の中で一番薄っぺらい未読の本を見つけました。
 それがこちら。我が家にはロアルド・ダールのセットがあります。

 私は元々ダールの作風があまり好みではないので、ホント、読んだってだけです。
 ただ不潔で性悪な夫婦の話ではあるのですが、この人たち、そう悪くはないんじゃない?と思ってしまいました。
 基本は夫婦でお互い意地悪をし合う話なのですが、例えば、妻が作った「みみずのスパゲッティ」。気づかず食べる夫は「今日のはあんまりおいしくないなぁ」といいつつちゃんと完食するんですよ。「次からは今まで通りのスパゲッティにしてね」というだけで。
 優しくないですか?
 それに奥さんのほうも。毎週火曜日は旦那が罠にかけて捕まえる鳥で「バードパイ」を作るんです。パイなんて手間のかかる料理を作るなんて、
 良妻じゃない?

 さてさて、ズルをしたのも手伝って残すところあと一冊になりました。
 面白いと評判の作品ですが相性が悪いのかなかなか進みません。図書館から借りてきて一度返してまた借りて延滞してとこんな調子でいますが、とりあえず今日から本腰を入れて年末までに読み終わろうと思います。
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