平成24年4月18日(水)
上越の巻機山に行く。
東京を早朝に出発。
関越自動車道の塩沢石打インターから清水に向かう。
まだ、桜坂の駐車場までは除雪がすすんでおらず、少し手前の臨時と思われる駐車場に駐車。
平日ゆえ、先に駐車している車は1台。
まだ、仮眠をしているようであった。
準備して6時少し前に出発。
除雪された林道はすぐに終わり、雪面を進む。
橋もこんな状態。
桜坂と思われるところ。
赤いテープが見印であるが、どこを進んでも良い。
正面の小山から尾根が始まる。
今日の足ごしらえ。
スキー登山。
巻機山は山スキーで有名なところである。
雪はザラメの湿雪。
井戸の壁と呼ばれるけっこう急な樹林帯を喘いで登る。
ひょっこりと尾根の端に飛び出す。
5合目・焼松か?
この向こうは雪庇。知らずに覗き込むと危険。
徐々にガスが晴れてきた。
天気予報では今日は好天のはず。
やっぱり天気が良いと気持ちが違う。
雪庇の向こうを恐る恐る覗く。
米子沢の様子を見たい。
状況が良ければ、この沢を降りてこようかとも思っていた。
すごいデブリが出ている。
こりゃあ、止めとこう・・・・。
このころ、気持ちには充分な余裕があった。
まだ、このころは・・・・。
あとでとんでもない挫折感を味わうことになろうとは夢にも思っていなかった。
このころは・・・・。
頑張って登り続ける。
少しずつ、筋肉に疲労が蓄積しているのも気づかずに・・・・・・。
せっせと登り続ける。
あそこがおそらく巻機山か?
おそらく6合目付近。
素晴らしい展望。
割引岳と三角の黒い岩肌は天狗岩。
360度の大展望。
ニセ巻機へはなだらかな雪面。
ところどころに竹竿の赤い目印がある。
すこし疲れを意識してきた。
知識不足でよく判らないが、とにかく素晴らしい展望。
ニセ巻機への急な斜面。
ジグザグに斜登行を行うが、太ももが攣った。
左に向って登るときは右太もも。
右に向って登るときは左太もも。
その繰り返し。
足元がおぼつかないので、アイゼンに履き替えて登り続ける。
やっとこ着いたニセ巻機山頂。
9合目。
割引岳。
右に続くなだらかな稜線の奥に位置するのが・・・。
目指す巻機山の山頂。
ヤスヒロ先生であれば「待っていなさい!」と言うところであろう。
自分はそうとう疲れが出ている。
その距離感に半ば、ぞっとしてしまった巻機山頂である。