二人は小についた。はひっそりしている、年老いた夫婦と思われる二人に出会った。アバスとダナンは声をかけたが、二人はおびえるようにして道端の家の軒下に身を避けた。呼びかけに答えはない、二人はそそくさと逃げた。と同時にアバスとダナンに緊張が走った。
家の陰から、7~8人の男が農具を構えて現れ出てきた。アバスもダナンも身構えた。男たちが周りを囲む、男たちの中の屈強の一人が声をかけてきた。
『おい!お前ら何者だ』
ダナンが問いかけに答えた。
『俺たち二人は、お前たちに害をなすようなものではない。俺たちはケシャンの方へ行こうと街道を歩いてきた者だ。この風体を見たら判るだろうが。しかしだ、お前たちが俺たちに害を為そうというのなら、話は別だ』
対峙した双方の目線がスパークした。緊張が高まってくる。ダナンが大声を出した。
『それは許さんっ!俺たちはお前らを叩き斬る、いいな。それでいいのなら、かかって来いっ!』
どやしつけるやいなや、背中のずた袋の中の刃も鋭利に仕上げた短めの ロムファー を手にして身構えた。
双方の間に緊迫のときが流れた。彼らはあとじさった。何を言おうかと戸惑っている。ダナンの手にしている武器を見つめて、彼らがダナンがよそ者でないことを悟ったらしい。
家の陰から、7~8人の男が農具を構えて現れ出てきた。アバスもダナンも身構えた。男たちが周りを囲む、男たちの中の屈強の一人が声をかけてきた。
『おい!お前ら何者だ』
ダナンが問いかけに答えた。
『俺たち二人は、お前たちに害をなすようなものではない。俺たちはケシャンの方へ行こうと街道を歩いてきた者だ。この風体を見たら判るだろうが。しかしだ、お前たちが俺たちに害を為そうというのなら、話は別だ』
対峙した双方の目線がスパークした。緊張が高まってくる。ダナンが大声を出した。
『それは許さんっ!俺たちはお前らを叩き斬る、いいな。それでいいのなら、かかって来いっ!』
どやしつけるやいなや、背中のずた袋の中の刃も鋭利に仕上げた短めの ロムファー を手にして身構えた。
双方の間に緊迫のときが流れた。彼らはあとじさった。何を言おうかと戸惑っている。ダナンの手にしている武器を見つめて、彼らがダナンがよそ者でないことを悟ったらしい。
