『いやあ~、浜頭、昼めし大変、馳走になった。そのうえ、浜頭が親しくしている浜頭の皆さんにも会えた。何よりであった。我々が全く予期していなかったことである。心から礼を言う。ありがとう。ところで浜頭の予定の事だが、いつ来る?』
『はい、そのことでしたら、今日の話し合いで目途がつきます。明日、昼までにはそちらへ行きます』
『それは、有難い。待っている。吉報を頼む』
『それは、もう充分、心しています。吉報を携えてまいります』
『よろしく頼む。俺たちは、これで失礼する。昼めしは極めつきであった。大変旨かった。ありがとう』
浜頭とのやり取りは終わった。アヱネアスは、浜頭連中の方に体の向きを変えた。
『いやあ~、ご一同、貴方がたとここで会えたことをうれしく思っています。今後とも宜しく』
アヱネアスは、気持ちを伝えて小屋を出た。彼は太陽を仰ぎ見て大体の頃合いを測った。
『イリオネス、行こう』 と声をかけて舟艇を乗入れた浜へと歩を運んだ。そこには、7~8人の浜衆が屯していた。彼らは見慣れない舟艇の構造について囁きあっていた。
『この船は、変わっている。どんな走りをするのだろうか』
『船足は速いだろうか?』
『船尾の三角帆は、どんな役目をしているか?気になる』
『あれは、走りに関係がないよ。俺はそのように思う』
彼らの話題は、走りに集中していた。イリオネスたちが近づくと話は止んだ。
『はい、そのことでしたら、今日の話し合いで目途がつきます。明日、昼までにはそちらへ行きます』
『それは、有難い。待っている。吉報を頼む』
『それは、もう充分、心しています。吉報を携えてまいります』
『よろしく頼む。俺たちは、これで失礼する。昼めしは極めつきであった。大変旨かった。ありがとう』
浜頭とのやり取りは終わった。アヱネアスは、浜頭連中の方に体の向きを変えた。
『いやあ~、ご一同、貴方がたとここで会えたことをうれしく思っています。今後とも宜しく』
アヱネアスは、気持ちを伝えて小屋を出た。彼は太陽を仰ぎ見て大体の頃合いを測った。
『イリオネス、行こう』 と声をかけて舟艇を乗入れた浜へと歩を運んだ。そこには、7~8人の浜衆が屯していた。彼らは見慣れない舟艇の構造について囁きあっていた。
『この船は、変わっている。どんな走りをするのだろうか』
『船足は速いだろうか?』
『船尾の三角帆は、どんな役目をしているか?気になる』
『あれは、走りに関係がないよ。俺はそのように思う』
彼らの話題は、走りに集中していた。イリオネスたちが近づくと話は止んだ。