『おう、ドックス、帆だ!これを切り取って使ってくれ。それから、帆柱の横桁だが、、、』の問いかけにドックスは答えを返した。
『隊長、横桁の事ですが、心配はいりません。それは、ちゃんと持ち帰っています』
『そうか、それはよかった。帆の横幅を決めるようになったら俺を呼んでくれ』
『判りました』
パリヌルスは、船体改造の手配を終えてひと息ついた。オキテスが姿を見せた。
『おう、パリヌルスご苦労!漕ぎかたの6人は決めた。操舵する者はお前が決めてくれ』
『判った。その6人の者たちだが、明日、昼めしを終えたら、この浜に集まるようにしておいてくれ』
『判った。船の改造の部材の準備うまくいったのか?』
『おう、それは、うまくいった、安心してくれ。今、総動員で仕事に当たっている。タールの乾き具合を気にしている』
『そうだな、時間的なリミットがあることだ。出たとこ勝負だな。結果云々ではないだろう』
『そうだな、『全て順調にうまくいけ』と念じている』
二人は肩を並べて、やや距離のあるところから船の改造作業を眺めた。パリヌルスは、作業現場の傍らに来て、ドックスに進捗状況をたづねた。
『船体の損傷は少なかったですね。傷んでいた箇所は5箇所余り、もう修復は終えています。よく手入れされていた船ですね。船体外部のタールも塗り替えを必要としないくらいです。付着物の除去はもう終わります。今夕にはタール塗りも終わります。隊長、舵の大きさも先ほど決めた大きさがちょうどいいようです』
『そうか、よし!判った』
『隊長の工具、釘等の見立ての確かさが、作業をとても楽にしてくれています。これはおかげさまといったところです』
『それはよかった』
『特に鋸の使い勝手の良さには、目からウロコといったところです』
『ほう、そうか。お前が言うのなら間違いのないところだ』
二人は言葉を交わしながら、サイズを決めた舵を眺めた。
『よし、操舵棒の長さは、これくらいでどうだ』
『いいですね。それでやりましょう』
舵の操舵棒の長さはすぐに決まった。ドックスは作業を、いけ、いけ、どんどん!で進めた。宵が迫るころには、船の周囲に焚き火を燃やし、塗りあげたタールの乾燥に配慮した。
『隊長、横桁の事ですが、心配はいりません。それは、ちゃんと持ち帰っています』
『そうか、それはよかった。帆の横幅を決めるようになったら俺を呼んでくれ』
『判りました』
パリヌルスは、船体改造の手配を終えてひと息ついた。オキテスが姿を見せた。
『おう、パリヌルスご苦労!漕ぎかたの6人は決めた。操舵する者はお前が決めてくれ』
『判った。その6人の者たちだが、明日、昼めしを終えたら、この浜に集まるようにしておいてくれ』
『判った。船の改造の部材の準備うまくいったのか?』
『おう、それは、うまくいった、安心してくれ。今、総動員で仕事に当たっている。タールの乾き具合を気にしている』
『そうだな、時間的なリミットがあることだ。出たとこ勝負だな。結果云々ではないだろう』
『そうだな、『全て順調にうまくいけ』と念じている』
二人は肩を並べて、やや距離のあるところから船の改造作業を眺めた。パリヌルスは、作業現場の傍らに来て、ドックスに進捗状況をたづねた。
『船体の損傷は少なかったですね。傷んでいた箇所は5箇所余り、もう修復は終えています。よく手入れされていた船ですね。船体外部のタールも塗り替えを必要としないくらいです。付着物の除去はもう終わります。今夕にはタール塗りも終わります。隊長、舵の大きさも先ほど決めた大きさがちょうどいいようです』
『そうか、よし!判った』
『隊長の工具、釘等の見立ての確かさが、作業をとても楽にしてくれています。これはおかげさまといったところです』
『それはよかった』
『特に鋸の使い勝手の良さには、目からウロコといったところです』
『ほう、そうか。お前が言うのなら間違いのないところだ』
二人は言葉を交わしながら、サイズを決めた舵を眺めた。
『よし、操舵棒の長さは、これくらいでどうだ』
『いいですね。それでやりましょう』
舵の操舵棒の長さはすぐに決まった。ドックスは作業を、いけ、いけ、どんどん!で進めた。宵が迫るころには、船の周囲に焚き火を燃やし、塗りあげたタールの乾燥に配慮した。
