あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

コンテナ船月夜をいくつも越えてきた  あきオジ

2010-01-11 20:46:03 | 日記
当たり前のように入港してきた巨大船
一月以上の時間をかけてやってきたのかもしれません。

何もない海
月だけが友だちのように寄り添ってきたのかもしれません。
なぜか、センチメンタルな気分にさせるのが港
海岸ではなく港

そこには交流があり
どうにもならないこともあるけれど
何とかなる。

そんな予感まで残っている。

波もなく風もなくなる我のごとし    あきオジ

2010-01-11 20:41:25 | 日記
冬の海なのに波もない
ちょっと風が寒い程度

このような当たり前の日の方がずっと多いのに
寒い日とか風が厳しい時のことだけを覚えている。

きっと、辛いことも
悲しいこともよりも

何もないような平凡な陽の方がずっと多かったに違いない。
でも、それは大切な時間だったのに記憶しない。
このような野暮ったい日々があるから

地下を流れ出す伏流水のように智慧を授かっているのです。
何もないときには
それは成熟のために必要な時間だったのだと
思うことにしよう。