あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

それなりに息災でしたおらが春   あきオジ

2010-01-15 18:16:42 | 日記
東京ドームのキルト展に出かけました。
長谷川等伯の展覧会もいいけど

身近なものを取り扱う手芸もおもしろいかも
そんなことで急きょ
東京ドームへ

とにかく女性でいっぱい
溢れるほどの香り

ちょっとラン展の雰囲気ににしているし
展示方法や入賞者の表情形式も同じ。

執念というかこだわりのかたまりのような世界ですね。
一年がかりで制作するという話を聞いたことがあります。
とてつもなく時間を必要とする世界なのですね。

地味で少々野暮ったいくらいの作品がいいですね。
でも、入賞した作品はセンスの際立っていますね。
それでいいのかもしれません。

おじさんには入り込めない世界です。

袷着て妖怪さまも初詣    あきオジ

2010-01-15 06:20:59 | 日記
げげげの女房の世界

水木しげる
調布とどのような結びつきがあるかわかりませんが
深大寺山門近くのみやげを商う店に
妖怪をイメージした
絵が描かれており
木の上に妖怪の住処があり
下駄の置物があります。

いかにも深大寺周辺にふさわしい雰囲気です。
魑魅魍魎というか妖怪が住む
そんな雰囲気が必要ですね。
得体の知れないものが周囲に生息しており
人には分からないことがいっぱいある。
そんな世界観が里山を生み

謙虚な人を育てたのだと思えるのです。
折り合い、まじりあり
相互に必要とする。
当たり前
そんな世界があるのか
作らなければいけないのか
分かりませんが

それがいいのです。

杖をつきし夫婦が見ゆる梅の下  あきオジ

2010-01-15 06:03:47 | 日記
神代植物園
まだ、梅を楽しむにはちょっと早いし
ちょっと寒い

それでも梅を楽しむ人がいます。
この時期

車椅子の人
杖をついた老夫婦が
歩いているのに気付きます。
時間がたっぷりあり
周囲を気兼ねしないで回れるからでしょう。

梅を楽しんだら出口方面に向かうのですが
なだらかな道を選ぶと
竹やぶの近くに回ることになります。

その竹やぶで立ち止まって
話をしている夫婦がいました。
「竹田」とか「湯布院」というような言葉が聞こえました。
あれこれの思い出があり
竹やぶを見て思いだしたのでしょう。

同じものを見てまったく違う世界に入り込んでいるのですね。

「一隅を照らす」碑文に梅の影    あきオジ

2010-01-15 05:45:10 | 日記
深大寺の石碑

最澄の書いた「山家学生式」冒頭の文章ですね。
この石碑は最澄の文字ではありません。

最澄の書は
凛として品格があり
力強い
空海の才気あふれる書とは違って
書を書にとどめているところが最澄らしい

そんな失礼な言い方をしたら
叱られそうですが
そんなことを感じます。

この文章の解釈にはいろいろあるあらしいのですが
どのような解釈にしても
本筋から外れることはないでしょう。
「しっかり教育者を育てる」
そんな願いが込められているように思えます。

空海と最澄
二人の関係は興味ありますし
宗教的な違いにつては分かりませんが
人間としてのやり取りについては興味あります。

嫉妬があり、尊敬があり、奪い合いがあり
そんなことがあるから興味をもているのです。

人は人であり神でも仏でもない。
生身を生きるしかない。
そんなことを知りました。

ちょっと横道でした。
「愚を生きる」という言葉もどこかにありましたね。