あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

後悔も流れてしまう夏の川  あきオジ

2012-07-09 05:53:32 | 日記
神代植物公園の桔梗です。
もう、秋の七草の季節ですか。
一年は早いですね。

もう、昭和記念公園のコスモスと
巾着田の彼岸花を気にしています。

それくらいで十分です。
若いころのように機転がききませんからね。

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日暮れの畳を掃く  放哉

夜の波音の中をもどる  放哉

風吹けば鳴るわが障子  放哉

(何となくとりあげていたのですが、最近は放哉の句稿に目が行きます。閉店セールに出かけたような気分です。せっかちでじっくり選んだりすることができない、中途半端な気分ですが「まあ。いいか」です。でも残る気分がいいですね。)

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神代植物公園の桔梗です。

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梟がなく森にあるありがたさ  あくオジ

(梟の独特の声は魂が抜けでてしまうような雰囲気がありますね。)

声掛けて「そうね」だけの墓参り  あきオジ

あるくだけそこが今日も帰り道  あきオジ

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妖怪が小さな屋根で痴話ばなし あきオジ

2012-07-09 05:43:23 | 日記
深大寺の土産屋の奥にあった妖怪です。
それも楽しみですね。

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帰り道確かめることもなかろうに  あきオジ

一度だけだけど自分はそんなもの  あきオジ

「これでいい」そんな道でもありました  あきオジ

あれこれのことも忘れた積乱雲  あきオジ

くしゃみするそれがなぜか俳句です  あきオジ

(おおそれたことを考えているわけではありませんが体裁を整えるより、言いたいことだけを並べる。そんな楽しみを感じています。山頭火などは芸術理論から出発しているのでしょうが、私のは単なる思いつきです。)

なれなりでありがたい時代に生きました  あきオジ

馬車抜ける電車通りの記憶あり  あきオジ

あの人もこの人もねけた記憶なり  あきオジ

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どんど焼どんどど雪の降りにけり  一茶

(口にした時の意外な展開が一茶の面白いところですね。)

春立や愚の上に又愚にかへる  一茶

(愚についてのどのように考えているのは、良寛の比較してみると面白いかもしれませんね。境涯を詠った句には、あれこれあった一茶だからできる句もあるのですね。)

独りものフォーレ流す夏休み  あきオジ

2012-07-09 05:29:15 | 日記
神代植物公園の睡蓮です。
疲れてしまい、昨日は8時ごろには寝てしまいました。

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山ふところのはだかとなり  山頭火

けふはおわかれの糸瓜がぶらり  山頭火

(繰り返しとりあげていくうちに、親しみが湧いてきて、不思議な興味が湧いてくる。そんな感じです。)

かすんでかさなつて山がふるさと  山頭火

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どうしてもそれもなくて梅雨つづく  あきオジ

死にどきを忘れたままのに歩くみち  あきオジ