あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

眠りたる子を担ぎたるわかおやじ  あきオジ

2012-07-24 05:44:02 | 日記
今日は曇りでしょうかね。
昭和記念公園です。
当たり前の景色なのですが、並べて比較すると
季節が分かりますね。

田舎で「当たり前」を暮らしている人は
同じようで同じでない。
そんな季節を感じているのでしょうね。

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することも見当たらぬ朝は手紙書く  あきオジ

余裕ならいくらでもあるアロハシャツ  あきオジ

旅行するそれなら買えると声をかけ  あきオジ

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あいつらも夜永なるべしそそり唄  一茶

(卑俗歌のリーダー的存在だった一茶。それもいいですね。芭蕉もいいけど、こんなあっけらかんとした俳句を作りたいですね。)

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空をあゆむ朗朗と月ひとり  荻原井泉水

(私たちは、「隠したるがよし」「言わぬが花」そんな文化の中に育っていることが分かりますね。そんなときは、一茶のおおらかさを思い出しますね。掘り起こせば、もっと、下品で卑猥な俳句もありそうですが、それは川柳にいってしまったのでしょうかね。どうでもいいけど、もっと楽しく、汗の匂いがあったほうが、素人には楽しいですね。)

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鳥鳴いて田舎の響きあふれでる  あきオジ

2012-07-24 05:32:20 | 日記
昭和記念公園の池です。
池なのですが、名前を知りません。

名前を付けたがるのは人間だからでしょうか。

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もう一度祈りをこめて富士をみる  あきオジ

溢れ出る言葉も拾う梅雨明ける  あきオジ

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林間を人ごうごうと過ぎゆけり  金子兜太

朝寝して白波の夢ひとり旅  金子兜太

白椿老僧みずみずして遊ぶ  金子兜太

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救済をなぜか口にす管主あり  あきオジ

(NHKの「こころの時代」を聞いているうちに、「違うな」と想って切ってしまうことがあります。どうしてでしょうかね。今の時代、彼らのもっともらしさにリアリティがないからかもしれません。こんな時代だからカリスマが必要なのすがね。まあ、いいか)



百合の香が流れるこのさき行き止まり  あきオジ

2012-07-24 05:21:18 | 日記
昭和記念公園の百合です。
今が見頃です。

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昼寝さめてどちらを見ても山  山頭火

木かげは風がある旅人どうし  山頭火

風鈴の鳴るさえ死のしのびよる  山頭火

(「こんな生活もいいな」という気楽な感想と「できそうもないな」という現実的な感想がでたり入ったり。)

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あることもないことも消え空は夏  あきオジ

努力するそして仲良き青い峰  あきオジ

(きっと「仲良くする」「努力する」が目標だった時代を否定するような時代が近づいているのかもしれません。ちょうど、聖戦だなどとまともな人まで騒いでいた時代がつい最近あったようなものです。今の時代を見ていると、そんな地殻変動が生まれているような気がします。)

一人など気にせず百合をながめてる  あきオジ

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時代とは現在の否定的発想から展開するのですね。
それもゆっくりならいいかもしれません。

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