あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

よく寝るも血筋なるかありがたき  あきオジ

2012-07-26 06:20:48 | 日記

昭和記念公園です。
花を追い掛けるだけでは十分ではありません。
俳句を作っても不自由分です。

そんなことを思います。
きっと、絵を描いても同じでしょう。


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いまここで眺める景色に過去はなく  あきオジ

坊さんが語ればなぜかありがたき  あきオジ

読経するそれにも飽きて一眠り  あきオジ

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一つ脱いで後に負ひぬ衣がえ  松尾芭蕉

鼻の穴涼しく睡る女かな  日野草城

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世の中にまじらぬとはあらねどもひとり遊びぞ我はまされる  良寛

(今の時代、このような「ひとり遊び」「一人を楽しむ」ことが再評価されるのではないでしょうか。「孤老」と言われるから自ら「気の毒な老人」にはまっていくのではないかと思ったりしたりします。良寛や山頭火などの先達がいれば、けっこう、頑張れるかもしれません。)

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舞いあがりかけだしてゆく応援団   あきオジ

2012-07-26 06:09:41 | 日記
昭和記念公園の百合です。

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一句だけ作り続ける。
やっと、こんなことかと思うようになりました。
血圧を測るようなもので
気づかぬうちに自分の物語になっているのですね。

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読経する坊主がおいやる蜻蛉かな  あきオジ

こどくとはこんなものかと欠伸する  あきオジ

馬鹿にするでもなくて蓮が咲き  あきオジ

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夏の夜やのみを数へて明かしけり  良寛

涼しさを忘れまひずや今年竹  良寛

わが宿に連れて行きたし蓮に鳥  良寛

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猛暑になりそうです。
水泳もいいですが
写真を撮りに行きたいですね。

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気まぐれに買いし朝顔咲きました   あきオジ

2012-07-26 05:58:13 | 日記
昭和記念公園の蓮は終わりそうですね。
百合も終わります。

そうなると本格的な夏ですね。
向日葵の季節です。

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ひらがなの空になってあいうえお  あきオジ

かあさんとつぶやき夜のへちまかな  あきオジ

精一杯生きておつかれさん  あきオジ

だれもかれも旅の道連れごくろうさん  あきオジ

ほほえみを返し戸を閉める  あきオジ

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夕顔の花に冷つく枕かな  一茶

(あれこれ言っても一茶は芭蕉になりかたった。俳句にこだわり続けた生涯だったのですね。)

夕暮れのあごにつつ張る扇哉  一茶

秋の風一茶心に思ふやう  一茶

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