あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

子が背負う思いもかなし夏休み  あきオジ

2012-07-14 06:01:35 | 日記
大津市で起きた「いじめ」新聞がさわいでいます。
立件できずとも、当事者は十分に傷ついていると思います。
「ひた隠し」「なかったことにしよう」と決め込む大人の狼狽

「新聞の正義」を商品にして挑発する新聞社

あれこれあって、加害者になった子ども
その事実を知ったその保護者
傷つきながら
重い荷物は年をとるごとに重たくなるのでしょうね。

「知らなかったことにしよう」と決めてかかった教師も負い目を背負って生きて行くのですね。

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「あたりまえの暮らし」を守るっていうことはことのほか難しいですね。

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能なしは罪も又なし冬籠   一茶

今春が来たよふす也たばこ盆  一茶

(一茶には匂いがありますね。季節の匂いというよりも、生活臭ですね。洗濯物とか蒲団の匂いです。)

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死ぬことも意識せずとも夏がくる  あきオジ

ありがたい言葉をのせた盆がゆき  あきオジ

父母が暮らす人ある盆帰り  あきオジ


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この先に暮らしがあるか夏の空  あきオジ

2012-07-14 05:45:51 | 日記
最近「こころ旅」という番組を毎日見ています。
「日本の原風景」という番組も見ます。

面白いですね。
どこにも日本人がいて、根っこのある生活をしているのです。
それが信仰であったり、農業であったり
仲間意識であったりするのですが
先祖から引き継いできた歴史が多いですね。

東京の生活では感じないことです。

對馬で暮らす老夫婦は二世帯しかないで生まれ
そしてそこで終わりたいと言います。
当たり前の顔をしているのです。

東京のマンション暮らしも気楽でいいのですし
替える気力もありませんが
どこか根っ子のない浮遊した気分がぬぐえませんね。

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鍋みがく音にまぎるる雨蛙  良寛

夏の夜やのみを数へて明かしけり  良寛

風鈴や竹を去事三四尺  良寛

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良寛には良寛の表現がスタイルがあり
楽しいですね。
でも、自分の表現スタイルを見つけ出し
独自の表現を駆使することはことのほか難しいですね。

そんな思いつきで俳句するのは容易かもしれませんが
全体を構築するとなると大変ですね。

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難しく考えて立ち止まるより
わけわからないまま進めですね。

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あることもないこともまた夏の風  あきオジ

残すものなきこのごろは昼寝かな  あきオジ

そこそこで俳句終われば昼寝する  あきオジ

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七夕をおろして夏の夜になり  あきオジ

2012-07-14 05:35:02 | 日記
神代植物公園です。

今日は写真を撮りに出かけましょうかね。
最近は「さあ、いこう」にはなりません。
必ず、出かけない理由を考えるのです。
そんなときは、「まあいいか、次でいい」という方向で終わるのです。

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帰省する人と一緒に蕎麦を食い  あきオジ

深大寺鐘に槿がちりにけり  あきオジ

里帰り笑顔が語る焼団子  あきオジ

くれなずむ坂を駆ける子らがみえ  あきオジ

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ゆう空から柚子の一つをもらふ  山頭火

うつりきてお彼岸花の花ざかり  山頭火

つきかげのまんなかをもどる  山頭火

(山頭火は道を歩くとき、真ん中をとおる人のように思えます。また、反対側から人が来たとき、道を譲る人にも思えません。本人が気付かないのですが、反対側から句た人が道をゆずってしまう。尊敬をこめてもあるのでしょうが、そんなことを意に介さない無邪気さからくるような気もします。放哉なら、そんなことまでも、こだわりますね。)