あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

船見れば乗ってみたいと茶をすすり   あきオジ

2012-02-16 04:41:29 | 日記
みなとみらいには大きな船がある。
それだけで嬉しいですね。
船の追っかけオジさんがいますね。
「撮り鉄」もいるのですから「撮り船」もいるのは不思議ないですね。

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最近、カメラファンが一気に増えましたね。
老人が増えてきたこと
簡単カメラがいっぱいでてきたこと
パソコン利用の範囲ならカメラ以外の費用が必要ないことなどがあるのでしょう。

お手軽カメラ教室などで指導を受ければ
あとは熱心さとこだわりだけで面白い。

それからカルチャーセンターや大学の公開講座も年寄りでいっぱいですね。
日本の年寄りは「じっとして」いられないのですね。

私も典型的な日本人です。

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明けてくる鎌をとぐ  山頭火

花いばら、ここの土にならうよ  山頭火

山ふところのはだかとなり  山頭火

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駅に立ち行き先探す春近し  あきオジ

どうにでなれといわずも冬終わる  あきオジ

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風邪引いて完全防具の仲間入り  あきオジ

2012-02-16 04:19:24 | 日記
みなとみらいです。

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週末にはラン展を見に行こうかと思っています。
それはそれは人出の多い大イベントですが
素人がみるだけでも段々出品者も
内容も勢いがなくなっているように思えます。

宿命的なものですが「続ければ飽きる」のです。

企業にお勤めの人は、常に新しくしていかないと
ライバルの負けてしまう。
そんな追っかけっこの中で頑張っているのですね。

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陽が昇るわずかなずれに春があり  あきオジ

むずかしい言葉もなくて梅が咲き  あきオジ

難しくしなくてもいいと春ちかし  あきオジ

(今の常識やルールは次の世代には時代遅れのものになるのでしょうね。俳句なども他の表現世界が広がっていって新しいスタイルに変わるかもしれませんね。とりあえず、季語の拘束はなくなるような気がします。道具にすぎないという考え方と時代が季語で表現できないという考えに傾くのではないのでしょうか。そこまで長生きできるか分かりませんし、それほど熱心ではありませんからね。)

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自らをののしり尽きずあふむけに寝る  放哉

何か求むる心海へ放つ  放哉

(教養ある俳人は漢字を多用し、漢詩の心象風景表現を再構成するものなのですね。教養があり、「常識を承知していますよ。」そんなことをちらつかせて俳句的軽さを目指すのですね。山頭火も放哉も、そんな道筋をたどったのですね。ご苦労様です。

心をまとめる鉛筆とがらす  放哉

(本当は、「こんなことを表現したい」が、ありながら、さりげない言葉にしてしまう。窮屈なのでしょうね。そんな気がします。)

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雪降りて「ご苦労様」のいそぎあし  あきオジ

あるものはあるが里山冬景色  あきオジ


朝早くガラスに映る梅かたし   あきオジ

2012-02-15 07:24:12 | 日記
みなとみらいに入る交差点のオブジェです。
なぜかお気に入りの場所です。

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見下して滝つぼ深き多木かな 飯田蛇笏

大空に彫られし丘のつばき哉  飯田蛇笏

青梅のおちゐて遊ぶ精舎の地  飯田蛇笏

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ねむりたいそんな気がする春の風  あきオジ

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もう一つ解せない雪の曖昧さ  あきオジ

2012-02-15 07:03:48 | 日記
みなとみらいです。
こんな絵柄がにあう場所ですね。
それにしても観覧車に乗る人がいるのですかね。
私は高所恐怖症で観覧車も苦手なのです。

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咲乱す桃の中より初桜  芭蕉

うかれける人や初瀬の山桜  芭蕉

草履の尻折てかへらん山桜

(もう、こんな句が気になる季節になりましたね。)

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櫻咲く伊豆が気になる帰り道  あきオジ

歩きたいそれだけでいい桜道  あきオジ

ありふれた街並みなれど福寿草  あきオジ

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雪解けの言葉気になる手紙かな  あきオジ

2012-02-15 05:50:56 | 日記
みなとみらいです。

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先日、コメントが書きこまれているのに気付きました。
返事コメントを書くのには、タイミングを逸してました。
申し訳ありませんでした。
コメントをいただければ
返信コメントも書きたいと思っています。

滅多にコメントもないブログですのでみのがしてしまいました。
思えば流しっぱなしのブログになっていましたね。

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けふは蕗をつみ蕗をたべ  山頭火

もう明けそうな窓あけて青葉  山頭火

おちついて死ねそうな草枯るる  山頭火

(何となく、春を意識して句を選んでいるのですから、不思議ですね。意識しなくても意識しているかのような選び方をしているのですね。)

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落語を聞きながら写真を更新をしていました。
このゆったりした時間の流れが好きです。

なにしろ、早起きしただけ
それが全部、自分の時間なのですからね。

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ありがたい時間うれし御馳走様  あきオジ

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提灯もやぶれて春節忘れ去り  あきオジ

2012-02-14 06:06:42 | 日記
中華街も春節が終わりましたね。
中国からきてどのような苦労をしてきたのか
想像もできませんが、
当人しか分からないせつなさがあるのでしょうね。

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そこそこ健康で好奇心もそれなりにある。
そんな状態がいつまで続くのでしょうかね。

残された時間、自分が自分であることを確かめる。
そんな大げさなものではなくてもいいのですが
丁寧な過ごし方をしたいですね。

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春もややけしきととのう月と梅  芭蕉

鶯や餅に糞する縁の先  芭蕉

(最近、芭蕉の句から選ぶのが大変になりました。そんな時期もあるのですね。立派な作品もあるのでしょうが、「通俗」「定番」という印象しか残らない句が気になるのです。「奥の細道」に並んだ句は代表句が並んでいるので「さすが芭蕉」と思うのですが、「芭蕉全句集」にある膨大な句の中で気になるのはごくわずかなのですね。教養人の体裁のいい句としか思えないのです。そんなときはそのままにしておくことにします。)

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菜の花の帯がつづく砂丘あり  あきオジ

目を閉じて雪を降らせる最上川  あきオジ

ああそうかそれもあったか雪溶ける  あきオジ



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いまはただ梅だけ残る曲がり角  あきオジ

2012-02-14 05:51:21 | 日記
みなとみらいの大道芸会場です。
楽しい日曜日ですね。

いい表情の人たちを写真にしたいですね。
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ここに白髪を剃り落として去る  山頭火

(きっと、山頭火にとっては覚悟を決めた日の句なのでしょう。印象に残る句です。もちろん潔さと言う意味ではなく、また、同じことを繰り返してしまうから山頭火、そんな意味なのです。山頭火に関しては疑い深いのです。)

あの雲がおとした雨にぬれてゐる  山頭火

それでよろしい落葉を掃く  山頭火

(この句、いいですね。このような句の周辺が気になりますね。この句だけでも山頭火は大切な俳人です。)

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桐ダンス遠い昔の物語  あきオジ

かたかたとタンス音するむかしかな   あきオジ

あのときは雪がちらつく午後でした  あきオジ

ありがたく雨をいただくときもあり  あきオジ

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揺れ動く水面に浮かぶ春があり  あきオジ

2012-02-14 05:32:19 | 日記
みなとみらいの大桟橋に入ってきた豪華客船です。

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咳をしても一人  放哉

(放哉の代表句ですね。世界一短い詩だも言われているそうです。でも、句集の中にあっても「はっとする」句ですね。素人にも「これまでは違う」と思いますね。でも、この句が特異なのでしょうか、他に、同じようなスタイルの句は見つけられません。これから、そのことを意識して探してみましょうかね。

また風だよ裏のおばあさん  放哉

(句稿にあったものです。説明がくどいと思ったのでしょうかね。)

元日いつもの風吹き  放哉

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新聞を読むこともなく春を待つ  あきオジ

旅に出る気配もなくて鞄引く  あきオジ

泣いている後ろむいたまま  あきオジ

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花粉症それも季語かと聞いてみる  あきオジ

2012-02-13 05:25:03 | 日記
横浜のみなとみらいには写真になる景色が溢れています。
気に入っています。
花はありませんがスケールの大きい現代の匂いがあります。

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枯園や芭蕉青葉に妹とわれ  山口誓子

食堂や雪の青槇窓に窓に  山口誓子

(山口誓子の句なのですが、二つ見付けたのですが、三つ目が見つかりません。そこで今日は終わりです。)

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ありがたい言葉並べて生きている  あきオジ

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提灯をゆすり春風右にそれ  あきオジ

2012-02-13 04:57:55 | 日記
みなとみらいに出かけました。
春らしい気分が流れています。
ほどほどの温かさになりました。

日本料理をいただき
落語を聞いて
贅沢な一日を過ごしました。

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立ちどまると水音のする方へ道  山頭火

ほんおり咲いて水にうつり  山頭火

ひよいと四国へ晴れきつてゐる  山頭火

(あと、数年山頭火を読み続ければ、輪郭が見えてくるような高まりを感じます。どうやら、山頭火の句も放哉の句も違和感なく読めるようになりました。このようにすれば現代の俳句もなじめるようになるのでしょうかね。)

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梅の香の講釈しては一休み  あきオジ

あいの手を入れるも嬉し福寿草  あきオジ

振り返る一輪だけの福寿草  あきオジ

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