あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

耐えてまつ風はとおき猛暑なり  あきオジ

2012-08-25 05:41:30 | 日記
今日は出かけます。
明日の更新は夜になります。

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野火つけてはらばふて見る男哉  一茶

春風に箸を掴で寝る子哉  一茶

鶏の人の顔見る日永哉  一茶

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助けたい人を思いて蛍哉  あきオジ

扉開け無作法なまま挨拶し あきオジ

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明日もまた猛暑予報で西瓜食う  あきオジ

2012-08-24 06:41:59 | 日記
睡蓮も終わりましたね。
そして、次は彼岸花ですね。
そうのように一年が過ぎ
そして、一人ずつ
その人の役割を終えるのですね。

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童貞の石頭あり野の昼月  金子兜太

酔い漂い水光無韻の秋の旅  金子兜太

花柘榴の花点鐘恵山寺  金子兜太

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山の風一気にながれる川の淵  あきオジ

青梅線一本筋に消えてゆき  あきオジ

無人駅老婆かかえる南瓜かな  あきオジ

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水仙がふるえる人なき蕎麦屋かな  あきオジ 

2012-08-24 06:23:09 | 日記
昭和記念公園です。
猛暑がなんとかならないと
年寄りは取材にも出かけられません。

落語聞いて、時代劇見て
何となくときを過ごしていると
俳句のネタもないし
ひらめきも出てきませんね。

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暖かき灯にかざす新海苔の青さ  放哉

姉妹椎の実たべて東京の雑誌よんでる  放哉

自らをののしり尽きずあふむけに寝る  放哉

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彷徨の時代懐かし猛暑かな  あきオジ

遍路さん笠ぬぐ寺に萩の花  あきオジ

秋風や歯が抜けたようなひとり言  あきオジ

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水仙と目線並べて座りけり  あきオジ

2012-08-24 06:10:52 | 日記
昭和記念公園です。
猛暑なので取材に出かけるのを控えています。

ただ、そのぶん、水泳には熱心にかよっています。

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鎌をとぐ夕焼おだやかな  山頭火

わかれて遠い人を、佃煮を、煮る  山頭火

いつまでも生きる曼珠沙華咲きだした  山頭火

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サギ草はいつものように床の間に  あきオジ

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こんなタイミングに一句だけでファイルを完成する。
そんな覚悟をしたいのです。

もう多ければいいだろうという歳ではないでしょう。

鰯雲夕日をのせてきえてゆき  あきオジ

2012-08-23 06:22:07 | 日記
神代植物公園にはダリアがてもちぶたさに咲いていました。
そんなものですね。

しばらくは電車の追っかけをしましょうかね。

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すでにすつ裸の柿の木に物干す  放哉

淋しいぞ一人五本のゆびを開いて見る  放哉

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ありがたい西瓜のよこの楊枝かな  あきオジ

サンダルが消えた玄関半開き  あきオジ

もう少し生きてみようかと昼寝かな  あきオジ

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はなやかなベコニアだけの夏になり

2012-08-23 06:17:26 | 日記
球根ベコニアです。
競い合うから花なのかもしれませんね。
温室の中だけ華やかというのも不気味ですね。

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今日は取材に出かけたいですね。
そんな気分です。
でも、猛暑が続くようなら考えます。
水泳に変更するかもしれません。

そんなことをブログに書く必要もありませんね。
まあ、いいか。

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はねだした梅を売りだす小あきない  あきオジ

やき餅を名物にした茶屋見ゆる  あきオジ

(名物というのは名物に仕立てあげられたものなのですね。名物になってから名物として落ち着く。)

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朧おぼろふめば水也まよひ道  一茶

天に雲雀人間海にあそぶ日ぞ  一茶

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フェルメール窓を抜ける光あり  あきオジ

2012-08-23 06:07:55 | 日記
神代植物公園の球根ベコニアです。

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山の中鉄鉢たたいて見たりして  山頭火

大地に寝て鶏の声の親しや  山頭火

(山頭火を扱った評伝があれこれでていますが編者によって取りあげる句が大きく違うのですね。
それだけ普遍性を抽出することが難しい表現形式なのでしょうかね。
芸術(そう言いながらどんな定義があるのかわかりませんが)を目指している人は大変ですね。)

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評価はあるようです。そんなことだから、あれこれ振り回されず、淡々と自分が取りあげた句を大切にする。
それだけにしているのですが、けっこうそれで間に合っています。俳人との付き合いはまったくありませんから議論することもありませんしね。
俳句を真ん中において議論する人も言うのでしょうね。
想像しただけで気恥ずかしくなります。

今の時代ブログで公開することなら平気なのですね。
距離が測れないからでしょうかね。

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窓抜けて無差別轟音海にゆき  あきオジ

横着はテレビで涼とるわざをもち  あきオジ

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夕暮れをうけて光るか赤蜻蛉  あきオジ

2012-08-22 15:57:25 | 日記
神代植物公園です。
写真の素材として面白いのか
取り除くことはせずにおいてありました。

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きのきいた句も浮かばずに夕涼み  あきオジ

ききょうさく山門抜ける鐘の音  あきオジ

さよならの余韻もなくて夏終わる  あきオジ

「浮草」が時代だった夏が過ぎ  あきオジ

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白蓮やはじめのこりて二三片  蛇笏

(現代俳人だったら、きっとこの手の句があるだろうと思ったら、見つかりました。素人に見つけられる程度なのですね。生意気ですが、そう思います。日曜俳壇などを見ているとお習字のおけいこと同じなのですね。それでいいのでしょうが、私の思っているのはもっと破天荒な俳人の登場です。ひらがな作家はいませんかね。)

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文字におぶさらず、言葉イメージと響きを大切にした作家。
擬態語だけで表現する俳人。

探すつもりはありませんがいたらいいなと思います。

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西瓜食うまえかがみが横並び  あきオジ

2012-08-22 06:02:52 | 日記
今のところ病気らしい病気にもならず
そこそこで暮らしています。
消息気にしている人があれば
そのようにお伝えください。

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落語聞く贅沢さえも夏のうち  あきオジ

勇気などなくて歩く彼岸花  あきオジ

このごろは彼岸花さえありがたき  あきオジ

焼き鳥をあきなうおやじの昼寝かな  あきオジ

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盗人にとり残さし窓の月  良寛

つっくりと独立けり秋の庵  良寛

いく群れか泳いで行や鰯売り  良寛

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落語にはまると楽しいですね。
柳家権太楼と柳家喬太郎を中心に聞いています。
ここにも「はまっても十分楽しめる」世界がありますね。

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Jリーグの応援団も楽しそうですね。
あれこれ迷うよりも入り込んでしまうのが何よりですね。

石段の高さ気にする墓参り  あきオジ

2012-08-22 05:49:16 | 日記
神代植物公園です。

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人生を「やり直す」などできはしないに
でも、そう言ってみたい。
気持ちはわかるような気がします。
でも、繰り返しができたとしてもしたくありません。

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過去のにがい記憶は新しい記憶によって奥に押し込まれるのですね。
そして、いつか、枯葉のように腐葉土となって吸収されてさいまうのです。

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風となり怨みも飛び交う夏野なり  あきオジ

粘土こね形をつくる秋になり  あきオジ

熱風となれば挨拶もそんなこと  あきオジ

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すわれば風がある秋の雑草  山頭火

萩がすすきがけふのみち  山頭火

山しずかなれば笠をぬぐ  山頭火

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