戦争は絶対お断り
さいたま市では、シルバー人材センターが中心となって「傾聴ボランティア」活動が活発です。
シルバー人材センターは、ホールファミリーケア協会にご協力頂いて、毎年約100人の「傾聴ボランティア」を
養成する40時間の講座を開いています。
現在350人のボランティアが、市内34か所の特別養護施設やデイサービス施設などと、約60人の個人宅で
傾聴活動をしています。
私もその一人です。
認知症が進んでいらっしゃるご高齢の方々でも、昔の戦争体験を涙を流しながら、
「目の前で人がバタバタ死んでいくの」「死体を踏み越えて逃げました」「たまたま家の防空壕がご近所の人で一杯
になってしまい、私は母とちかくの墓地に逃げたんです。そうしたら防空壕に入っていた人は、焼夷弾の熱風で蒸し焼き
になって亡くなりました。さすがにB29は、お墓には爆弾落とさなかったので、私たちは助かった。」
「南方から命からがらに逃げ帰ったけど、あちらの国の人に口では言えないむごい事をせざるを得なかったし、さっきまで元気
だった友が隣で銃弾に斃れ、泥水すすりながら食べられるものは何でもたべた」
皆さんは口々に「戦争だけはしてはいけない。戦争は絶対お断りだ。」と何回も何回も同じことをくりかえすのです。
憲法9条を拡大解釈して、集団的自衛権は合法と言い張り、衆議院での圧倒的多数を背景に集団的自衛権を含む
安全保障関連法案を「民主主義の基本に沿って」と厚顔ごり押しする安倍首相。
戦争の悲惨さを知らない国会議員の皆さんは、時の政権が犯した無謀な戦争で国民や他国の人人を悲しみのどん底に落としこんだ
事実を、もっと真摯に受け止め、戦争放棄の憲法を遵守して欲しい。