平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い78 安倍総理「国民の命と生活うを守る」???

2015-07-30 10:38:52 | 日記
平和の希い78戦後70年 
     安倍総理「国民の命と平和な生活を守るため・・・」???

参議院で「安保関連法案」でのやりとりで気になりました。
安倍総理の不親切で、丁寧ではない回答。

「集団的自衛権は、1959年の砂川最高裁判決『日本の存立を全うするための自衛措置は国家固有の
機能の行使』、1972年『外国の武力攻撃によって、国民の権利が根底から覆される急迫、不正の事態に
必要最小限の自衛措置はとれる。他国への武力攻撃を阻止する集団的自衛権は憲法上許されない』。
にも拘わらず、集団的自衛権を行使できるよう、結論だけを変える安倍政権の解釈は理解されない」

という問題提起に対しての安倍総理。

「(中国・北朝鮮などの動向から)40年が経過して大きく国際環境が変わっている。国民の命と平和な
生活を守るために考えつくした法案です。集団的自衛権の行使は憲法の範囲内です。」

どう考えても、40年以前の方が、東西冷戦下で国際環境はキューバ危機などもっと大変だった。
変わったのは、東西冷戦も無くなったこと。厭戦ムードの高まりや財政逼迫などアメリカの力と国内事情が大きく変わったこと。

中国ややんちゃな北朝鮮が何をしでかすかわからず、日本としてはアメリカをだけを頼っていられなくなった。
アメリカも日本に相応の分担をさせたい「アメリカの国益」が、アメリカの国益で作った「日本国憲法」が邪魔になった。
お調子者の安倍総理が好都合に登場し、アメリカの国益に協力する、おべっか外交で、アメリカが引いた分を、
日本が穴埋めしようということだ。

戦争放棄を規定している憲法を改正することは国民が許さない状況を認識しているから、解釈拡大という「裏口入学」
手法で、何が何でも集団的自衛権をごり押し通そうとしている。
口先では「丁寧な説明」すると言いながら、全く丁寧ではない。数をチャンスに結論ありきの姿勢見え見えの品性を疑い
ざるを得ない安倍総理。与党の質問を9割にして、中国・北朝鮮の動きに危機感をあおるやり取りを演出し、日本の安保環境
が変わり中国・北朝鮮の武力侵略抑止力のためという大義名分を国民に押し付けて、集団的自衛権含む安保関連法案を通すつもりだ。

「戦争放棄している国に侵略戦争を仕掛けるだろうか。かつて日本軍部ファッショがいきなり国際連盟を脱退して侵略を始めたように。
中国や北朝鮮が国連を脱退して・・・・。あの悲劇的な大戦の歴史認識が疑われるような不測事態を想定するのはいかがなものか」。
集団的自衛権で、中国・北朝鮮は「対等に戦えるチャンス」、欧米憎しのイスラムテロがアメリカと一緒に戦う日本も襲うことに。

集団的自衛権で国民の命と平和な生活を守るどころか、国民の命と平和な生活を失わせる危険の方が大きい。

戦争とテロを誘い込むような「憲法違反の集団的自衛権」は絶対許せないのです。廃案にするべきです。
孫や子供たちが戦争に駆り出されないためにも。膨らむ防衛費を福祉などにまわすためにも。