
今月の、日経文化欄「私の履歴書」は、女優の吉行和子さんが執筆。
5月7日の回顧は、6歳の時始まり、10歳の時終わった「太平洋戦争」。
「戦争が 廊下の奥に 立ってゐた」(渡辺白泉)
この句を見ると、いつもドキッとする。恐ろしいものは、いつの間にか、身近にある。
同じことは、今の時代でも言えるのではないだろうか、と。
東京大空襲で逃げ惑ったこと、
疎開先の神奈川片瀬海岸(江の島辺り)で「竹やり訓練」から逃げ回ったこと、
若い兵隊の走行訓練でバタバタ倒れる兵隊を、自転車に乗って追いかける上官が、太い棒でひっぱたく
姿に、「自転車なんかに乗らず、自分も走れ」と、威張り散らす権力者に嫌悪したこと
戦争始まる前の亡くなってしまった父の後、3人の子と寝たきりの姑の4人の生活を、美容院の仕事で
支えたお母さん(朝ドラのあぐりさん)が、「パーマは贅沢」とパーマ機材を「金属供出」で失ったこと
お兄さんの淳之介さん(戦後、芥川賞の小説家)の招集されたこと
など、多くの国民が経験した、「悲惨の光景」が綴られていました。
国会では、憲法改正論議が始まった。
コロナ戦争下、持病再発で降板したはずの、疑惑のデパート「安倍晋三」前総理が、シャシャリ出てきた。
憲法違反の集団的自衛権を含む安保法を、選挙で「争点」にしないで、消費増税を2度まで延期するなど、
耳障りのよいことで国民を欺き、自民大勝の『数』で、成立させてしまった男。
国民を、戦争に巻き込む道をつくった男。数々の疑惑、自殺者まで出した男。私は絶対に許さない。
吉行和子さんの、戦争体験、「戦争が 廊下の奥に 立ってゐた」は、今、私達国民が置かれている状況
そのものだと思います。
「コロナ禍のドサクサを良いこと」に、憲法9条を改悪しないよう、見張る必要を痛感しています。
ウォーキング中に出会った花。ハルジオン、アマリリス



見張れ雲?

5月10日「今日は何の日カレンダー」より 日本気象協会創立記念日、愛鳥週間(~16)、
▲菅原道真「類聚国史」を編纂(892)▲松前藩がキリスト教を厳禁する(1673)▲幕府、富くじを禁止(1692)
▲インドでセボイ(イギリス軍のインド人庸兵)の反乱(1857)▲長州藩が下関海峡で英仏蘭の軍艦を砲撃
(下関事件)(1863)▲アメリカ大陸横断鉄道完成 (1869)▲円・銭・厘の10進法による新貨条例制定(1871)
▲東海道線にトイレ付き列車が登場(1889)▲鉄道唱歌第一集出る(1900)▲日本初の電気自動車(1900)
▲世界初の「母の日」(1908)▲日本最初の消防自動車(1911)▲チャーチルが英の挙国一致内閣首相に(1940)
▲国鉄が一等車をグリーン車とする(1969)▲女優・和泉雅子、北極点到達(1989) ▲南アフリカ マンディラ
大統領就任(1994)▲韓国大統領に文在寅民主党前代表が就任(2017)▲マレーシアで、マハティール氏
92歳で首相就任。世界最高齢指導者誕生(2018)