京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
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Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2017 10/29の拝観報告2(豊国神社 太閤まつり 豊秀舎 お茶会と音楽のハーモニー)
写真は、豊秀舎の茶室内部
12:00に書院での文化講座が終わり、そのまま書院前庭にある茶室の豊秀舎へ。
12:00~13:00の回で、お茶会と音楽のハーモニーに申し込んでいました。
すると両方のイベントは別々の開催でしたので、既にお茶席が始まりかけていました(笑)。
でもそれほど堅苦しくないかんじでしたので、よかったです。
参加者は6畳間に12名でした。
お茶菓子とお薄を頂き、その後は襖を開けて隣の瓢箪の間でプレーンハープの演奏。
しかも一通り演奏が済むと、参加者も少し演奏させて頂きました。
ハープの弦の下に楽譜を敷くと、引く弦の下に〇が上から下に順に着くのでそれを追って弾くだけメチャ簡単でした(笑)。
みなさんとお話もして45分ぐらいで自由解散となりました。
お茶席+演奏会でしたので、予想通り和気あいあいの感じで楽しかったです。
大雨だけが残念でしたね(笑)。
豊秀舎を出て、豊国神社→方広寺と抜け、また裏道を経て馬町のバス停から市バスに乗りました。
往路もでしたが、ここでも目的の206系統がバス停到着1分以内に来ました。
雨が降っていただけにラッキーでしたね(笑)。
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2017 10/29の拝観報告1(豊国神社 太閤まつり 書院 文化講座)
写真は、書院外観
2週連続週末に台風の日曜日です。
朝から大雨。
でも申し込んでいるので参ります。
9:00頃に市バスに乗ります。
この日はバス停について1分以内に目的のバスが来ました。
ラッキー(笑)。
馬町で下車します。
その先は東山七条。
京博の国宝展はこの日が2期の最終日。
メッチャ混んでるんだろうな・・・と思いながら、裏道経由で方広寺の駐車場から豊国神社へ。
9:30頃に到着。
この日は豊国神社で第4回太閤まつりの文化講座が書院でありました。
早めに着くとイベントスタッフは来ていなかったのですが、豊国神社の方が気を利かせて先に書院に入れて下さいました。
社務所左手の外廊下側から入ります。
こちらで10:00~11:00 京博館長の佐々木丞平氏から京博の沿革などについてのお話がありました。
明治古都館の耐震工事は8年程度かかるそうですが、なぜそんなに時間がかかるのか?というお話は面白かったです。
東京駅がそうなんですが、耐震対策として明治古都館の下に揺れを吸収するバネをいれる予定なんだそうです。
すると基礎をさらに掘り下げる必要がある。
しかし今の京博は、平安後期は後白河法皇の法住寺陵が、鎌倉時代は六波羅政庁が、桃山時代以降は方広寺があったため、まあ掘れば何か出る(笑)。
それを研究、保存しながらなのでなかなか進まないって話です。
しかも解説の際、それぞれのエリアを地図で示して下さったのを見ると、ちょうど平成知新館や明治古都館のあたりだけ3つが被ってるんですね(笑)。
あとは2019年に京都で開催される第25回国際博物館会議のPR(笑)。
11:00~12:00は、京博研究員の降谷哲夫さん国宝展の見所について。
まあ各期のそれぞれをサッと解説して下さったのですが、やはり面白かったのは降谷哲夫さん自身が担当で出品交渉された作品の裏話です(笑)。
まずは新潟の火焔型土器。
最初出品交渉に新潟まで行かれた時は、「新潟から出したこともないので、ムリ」と断わられたそうです。
しかし諦めきれずに確と要件も伝えずに再訪し、雑談している最中に、先方が要件を察して「出しますよ」と言って下さったそうです。
その時の喜びは、もう・・・と(笑)。
志野茶碗 卯花は、借りてきた際の箱書きなど一式の写真を見せて下さいました。
なかなかどのように保存管理され、運搬されるのかは見えないところなので、興味深かったです。
最後はやはり龍光院の曜変天目。
こちらはライティングのお話。
既存のライトでは光量が弱く、曜変のブルーが見えにくかったそうです。
そこで今回の曜変天目を照らすためだけに、2年をかけて強烈なライトの製作を行ったそうです。
この2週間だけのために。
この日が曜変天目も最終日でしたので、是非見にいって頂きたいと力説しておられました。
ライティングに2年かけたぐらいですから、そりゃそうですね(笑)。
正直最初2時間は長いかなと思っていましたが、アッという間でした。
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萬福寺13 紫雲院(宇治散策21)
写真は、表門
萬福寺2世木庵性瑫(もくあんしょうとう)が隠棲した萬福寺の塔頭です。
アクセス
萬福寺 総門に向かって左手に進むと、駐車場のような大きなスペースがあります。
その手前右手に、入口が丸い門があります。これが紫雲院です。
また総門を入ってすぐ左手奥に萬寿院の表門があります。
その手前左手の奥も紫雲院です。
木庵性瑫は中国の生まれで、1655年に隠元に招かれ来日し、長崎・福済寺の住持となります。
1660年摂津国・普門寺の隠元のもとに赴き、1661年開創された萬福寺に入ります。
1664年、隠元を継ぎ萬福寺2世となり、1669年には将軍より紫衣を賜わります。
1680年に、ここ紫雲院に隠退します。
通常は非公開の塔頭ですが、2017年10/7~10/9 10:00~16:00に開催された檗画院展で内部にお邪魔しました。前回から5年ぶり、次回は2~3年後にはしたいとおっしゃっておられました。
門を入ると左前方に本堂がありますが、道は前庭を回り込むように右手に続きます。
前庭を右に回り込むと、左手の正面に本堂への道がまっすぐにあります。
玄関から中に入ります。
1間を経た奥が8畳間になっており、こちらが仏間のようでしたが、右手の内陣らしき場所には大きな衝立がそしてありました。
そして左隣りに連続して14畳の間があります。
こちらには「紫雲院」の大きな扁額がありました。
さらにその14畳の間の左手前、庭園側には12畳の間がありました。
こちらにはテーブルと椅子があり、お薄と生菓子を頂きました。
そしてこれらの部屋の壁にたくさんの作品が展示されていました。
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北向毘沙門堂 珠城神社
写真は、北向毘沙門堂
北向毘沙門堂も珠城神社(たまきじんじゃ)も、久御山町 市田にあるお堂と神社です。
アクセス
堀川通からJRの高架下を越え、新油小路通を南下します。
外環状線、宇治川を越え、久御山JCTも通過します。
久御山JCTの下を越えて、3つ目の信号(南大内、鈴間を越えて市田)を直進してすぐに左の側道に入り、左折します。
左折すると直進の広い道が、左斜めに細くなるので、それに入ります。
入ってすぐ右手の細い道の右手に珠城神社があります。
右折せずにさらに約50m進んだ右手に北向毘沙門堂があります。
珠城神社
そもそもはこの市田に垂仁天皇の宮城があり、崩御後にその神霊をこの地に祀ったのが珠城神社の始まりとされています。
また和気清麻呂の没後には護法神社として、珠城神社に並べて社殿が造られたそうです。
その後平安後期に兵火で焼失するも、源頼朝によって再建。
しかし戦国時代に再び焼失してからは再建されず、昭和になってから再建されました。
鳥居をくぐると左手奥に本殿があります。
祭神は垂仁天皇と和気清麻呂です。
本殿の右には、右から稲荷社と皇大神宮社が祀りされています。
北向毘沙門堂
南北朝時代、笠置山に逃れた後醍醐天皇を守るために、楠木正成が敵である室町幕府のある北に向けて毘沙門天をお祀りしたものであるといわれています。
正面の石段の上にお堂があり、中は覗けますがお厨子は閉まっています。
8/23だけ御開帳されます。
お昼過ぎから準備をされるので、ご開帳にお参りするなら午後から行くのがいいです。
夜にお祭があるそうです。
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一念寺 下鳥羽
写真は、本堂
一念寺は下鳥羽にある本尊が丈六の阿弥陀如来像で、「鳥羽の大仏(とばのおおぼとけ)」と呼ばれています。
アクセス
国道1号線をひたすら南下します。
赤池の交差点を超えた次の信号のある交差点(下鳥羽北ノ口)を右折します。
目印は角右手前に天下一品があります。
直進するとT字路に突き当たるので、これを左折します。
ここから約1km直進した左手に、一念寺の表門があります。
674年に法相宗寺院として開創され、1437年に真阿上人により浄土宗寺院として中興されました。
表門を入ると、左手に庫裏、正面に本堂があります。
本堂の右前には、法然上人が土佐に配流された際の船を繋ぎ止めていたとされる舟繋石が残っています。
事前に連絡しておくと、本堂にお参り出来ます。
略縁起あり、御朱印は書き置きならあります。
本堂に入ると、正面の内陣に本尊で丈六の阿弥陀如来坐像(府指定文化財)がお祀りされています。
この阿弥陀如来坐像が「鳥羽の大仏」です。
左脇壇には真阿上人像と法然上人像、右脇壇には善導大師像、阿弥陀如来像、弘法大師象や地蔵菩薩像がお祀りされていました。
また内陣手前の柱の前に、浄土宗最初の木魚が透明のケースに入って展示されていました。
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堀井七茗園
写真は、奥ノ山茶園(右手が奥の山の原木)
宇治、縣神社の前にある茶商です。
抹茶向きの成里乃(なりの)と玉露向きの奥の山が独自ブランドです。
アクセス
場所は、宇治川西詰からあがた通りを橋姫神社も通過して約40m歩くと、T字路に突き当たります。この手前右手にあります。
こちらでは事前に予約しておくと、1人3000円で、
・奧ノ山茶園の見学
・抹茶工場の見学
・茶室 松風庵での成里乃の賞味
が体験できます。
今回はそうだ 京都、行こうでの「堀井七茗園に学ぶ 宇治茶の今昔」のイベントの報告です。
13:30堀井七茗園に集合。
奥ノ山茶園
まずは南側の住宅街の坂を登ると、奥ノ山茶園があります。
宇治七茗園(森、祝、宇文字、川下、奥の山、朝日、琵琶)のうち唯一現存する茶園です。
奧の山茶園の石碑もあります。
中で説明を聞きます。
こちらでは前述の成里乃、奥の山と京都府推奨のあさひを栽培しておられます。
お茶はなった実を植えてもお茶の品質が変わるので、挿し木で増やすそうです。
その奥の山の原木が茶園の奥中央にあります。
製茶場
次は山を下りてJR宇治駅方面へ少し歩きます。
これまた住宅街の一角に製茶場があります。
次はこちらの中へ。
摘んだ茶葉をすぐに蒸して乾かし、パリパリの碾茶にする過程をオートメーションで行う機械です。
まず茶葉を蒸した後、風力で巻き上げて葉を開きます。
そして加熱した赤レンガの機械の中を1.5往復して茶葉を乾かします。
最初は下段を端まで、対側まで行ったら風力で上段まで吹き上げて戻ってきます。戻ってきたら重力で中段に落として、再度対側に向かいます。
先祖の堀井長次郎翁が開発された機械で、100年近く使われていますが今なお現役です。
今の機械の方が熱効率などはいいようですが、この赤レンガの堀井式碾茶製造機ならではの風味が出るそうです。
抹茶工場
製茶場を出て、縣神社方面に少し戻った途中に抹茶工場がありました。
内部は簡単に言うと、たくさんの機械の臼が碾茶を抹茶に挽いています。
窓を開けて頂くと、抹茶のいい香りが充満しました。
また茶葉の質によって抹茶の粉の色も違い、比較的質が落ちるものはやや黄色っぽいのですが、品質のいいのは苔のようなきれいな緑色でした。
イベントでは15:00頃には抹茶工場を出て、縣神社へ向かいこちらの書院で成里乃を1服頂きました。非常にまろやかで苦みや渋みが全然ありません。
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2017 10/24の拝観報告(京都国立博物館 国宝展2期)
写真は、開門前に外から撮影
平日、火曜日です。
この日も午前中だけお休みを取って、朝1番で京博へ。
お待ちかね、国宝展の2期です。
8:00、車で京博の駐車場に到着。
まだ4台目でした。
駐車して門の前に並びます。
8:00で約15番目でした。
8:45に門が開きます。
一部前売りを持ってない方は、チケットを買いに戦列!?を離れられたので、少し順番が上がりました。
せっかく早く行くなら、前売り持参は必須ですね。
平成知新館の内に4人1列で並びます。
3列目に並びました。
そしていよいよ9:30のオープン。
僕は一直線に1階奥の曜変天目へ。
意外にも僕の前の方々は3階へのエレベーターに乗られたので、僕がこの日の曜変天目の1番目でした(笑)!
曜変天目 龍光院
ゆっくり1まわり。
終わってもまだ10人ぐらいの列。
2回目を観ます。
それが終わってもまだ10人ぐらいの列。
3回目、観ました。
僕は藤田のは観たことがありますが、静嘉堂の(稲葉天目)は観たことがありません。
曜変天目はいわゆる「黒と青に斑文」の世界ですが、龍光院のは螺鈿のようなシルバーの斑文が特徴的ですね。
斑文の一部は肉球のようにも見えて(笑)。
リアルでみた藤田のは、落ち着いた黒と青。
写真でみる静嘉堂のは黒と青に斑文の周囲が白くなっていますが、
「どちらも模様が均質」な感じがしますね。
そういう点では龍光院のは、螺鈿のようなシルバーの斑文が均質感をいい意味で崩しており、より多様な模様に見えた気がしました。
しかし藤田のも、龍光院のも、無限の宇宙を感じさせ、引き込まれていきそうなところは共通していますね。
感動しました。
墨蹟 竺仙梵僊筆 龍光院
金剛経 蘭渓道隆筆 龍光院。
引き続き同じ部屋で、龍光院の国宝。
最後にまた戻ってきて、都合3回観ました。
あと龍光院の国宝は、密庵関係ですね。
絵因果経 上品蓮台寺。
やっと上品蓮台寺の絵因果経が見られました。
修復されているからでしょう、鮮やかでした。
餓鬼草紙、信貴山縁起絵巻(尼公巻)も、じっくりみました。
あと1階のすべてをサラッと観て階段で3階へ。
聾瞽指帰 上巻 空海筆 金剛峯寺
「あれっ?京都の寺院じゃないのに。」と思われたかもしれません。
でもまあお気づきでしょう。
いつも観ているブラタモリに出てきたからです(笑)。
24歳の空海の力強い文字でしたね。
後宇多天皇宸翰御手印遺告 大覚寺
後宇多天皇の手形も印象的でした。
2階へ。
山水図 李唐筆 高桐院。
以前虫干しにて現地で観て以来です。
1期に続いての雪舟の作品群、風神雷神図なども圧巻です。
花鳥図 狩野永徳 聚光院
瓢鯰図 如拙 退蔵院
これらは2回目ですが、印象に残りますね。
1階へ戻ります。
釈迦如来立像 釈迦如来立像納入品 清凉寺
現地のご開帳でお参りしたことはありますが、現地ではお厨子までが遠い。
この距離で観るのは全然違います。
左右対称な衣紋のひだの1つ1つが、非常にきれいでした。
ここの段階で曜変天目の列は、仏像エリアの中央辺りまで伸びていました。
再度気になったものを3階から見直し、図録を購入して、11:00頃にこちらを出て仕事に参りました。
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2017 10/21の拝観報告(京都刑務所 矯正展)
写真は、塀の向こうが刑務所内
さて台風が近づきつつある土曜日です。
この日の午前中、妻と長男は某私立中学校の入試説明会に朝から行ったので不在。
そこでヒマな僕と次男くんは、まず車で妙心寺へ行って用事を済ませ一旦帰宅。
10:00頃に地下鉄東西線に乗り、東野駅で下車します。
10:30頃に到着したのが、京都刑務所です。
この日はこちらで矯正展があり、公開されていたので来ました。
京都のいろいろなところに入ったことがある僕ですが、さすがにこちらはまだ「入ったことがなかった」ので(笑)。
事前に調べたところによると、刑務所内参観に申し込むと刑務所内を案内して頂けるとあったので、まず1番に門を入って右手奥の参観申し込みに向かいました。
すると11:20からの回で入れることになりました。
その後は11:25、11:30と5分刻みで連続3回でしたが、11:20の前は長らくありませんでした。
恐らく「中での動きとの兼ね合い」があるので、等間隔の開催ではないんでしょうね。
それまでは敷地内の出店を見ていました。
刑務所内で受刑者が製作した小物、家具などがたくさん販売されています。
時間は早かったのですが、お昼も先に頂くことにしました。
というのも、食事をするテーブルと椅子のあるテントの数も限られていましたし、何より当日は雨だったので。
お昼は混雑するであろうと、容易に想像出来たので。
食事も出店しているところにしました。
天下一品のラーメンと、CoCo一番館のカレーライス。
いずれも通常の7割サイズで500円と。
1つずつ買って、次男と2人で半分ずつにしました。
また食後にはたい焼きも。
大きいたい焼きでしたが、100円でした。
そうこうするうちに11:20に。
塀の外の門の前に集合します。
1団40名ほどです。
門の脇の戸口から入ると、門は2重です。
そらそうですよね(笑)。
もう1つ門をくぐると内部に。
受刑者の作業工場、洗濯場、風呂場や講堂などを見学しました。
約20分です。
終了後は道場で開催されている演奏会を聴いたり、また道場の後ろには刑務所の説明パネルもありました。
刑務所の食事サンプルや、模擬舎房もありました。
最後に最後出店を見て、13:00頃にこちらを出て帰宅しました。
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称念寺
写真は、本堂(左)と猫松
称念寺(しょうねんじ)は、千本寺ノ内周辺にある浄土宗寺院で、猫寺の通称で知られています。
アクセス
千本通の今出川と北大路の間にある寺ノ内のバス停で下車します。
寺ノ内通に入るとすぐ左手に浄光寺があります。
千本通から約380m、2つ目の交差点を左折します。
そこから約60m先の左手に称念寺の表門があります。
こちらの門前には「無断での拝観・写真撮影はご遠慮ください」とありますので、庫裏で許可を得てからお参りしましょう。
こちらは猫寺の名で知られているように、猫に限らず、動物の霊位を供養しておられます。
徳川家康の曽祖父の兄弟を祖とする藤井松平家の3代松平信吉が開基です(家康5男で武田家を継いだ武田信吉とは違います)。
この信吉が1620年に没してから、衰微していきます。
3代目の住職還誉は寺禄を失い困窮しますが、自らの食を削っても猫を可愛がり餌を与えました。
ある夜、住職は愛猫が姫に化けてのんきに舞を舞っているのに腹を立て、この猫を追い出します。しかし数日後夢枕にあの猫が立ち、松平家との復縁を取り付けたと告げ、寺は再考し恩返しをしたという逸話があります。
表門を入ると正面に本堂、右手奥に庫裏があります。
本堂の右前には大きな猫松があります。
3代目の住職が愛猫を偲んで植えたと云われており、非常に大きくて立派です。
この猫松の後ろには動物供養の観音堂があります。
こちらでは春・秋に動物合同供養祭があり、その際に本堂にお参りしました。
本堂の右手、書院から上がります。
正面には書院があり、待合になっていました。
左手に進み本堂へ。
本尊は阿弥陀如来像。
左右の脇壇には僧形像が1躯ずつありました。浄土宗捨世派の祖・称念上人、初代の嶽誉上人、3代目の住職還誉上人のいずれかではないかと思われます。
洛中マイナー散策の索引
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行永家住宅
写真は、主屋(正面)と木屋(右手)
行永家住宅(ゆきながけじゅうたく)は、江戸時代からの庄屋で重文に指定されています。
アクセス
京都縦貫道に沓掛ICから乗り、綾部JCTから舞鶴若狭自動車道へ。そして舞鶴東ICで降ります。
降りてすぐの府道38号線を右折し、約1.2km直進します。
すると左手に味道楽の看板が見え、その先の右手に側道が斜めに伸びます。
ここを進みます。
約700mでT字路になり、このT字路の左手に行永家住宅があります。
通常は住まわれているので非公開ですが、4/29と11/23の10:00~16:00のみ一般に公開されます。
表門から入ります。
正面に主屋があります。
主屋に入ると正面に土間、左手の土間の一角に牛室(まや)、右手に玄関の間があります。
当日はこの玄関の間にて300円で、おぜんざいかコーヒーを頂くことも出来ます。
土間の天井には六本組と云われる太い梁組が格子状に組まれているのが見えます。
玄関の間の右手には4畳の中ノ間、さらに奥には8畳の奥ノ間があり書院造になっています。
またこの奥ノ間の前庭もきれいです。
土間から外に出ると、左手に木屋(離れ)、右手に米蔵があります。
ここは主屋の右側面で、ここから主屋の外周を時計回りに回ります。
主屋の裏手には順に道具蔵、味噌蔵、新蔵があり、主屋の左側面へ。
すると前述の主屋奥ノ間の前庭に来て、表門に戻ります。
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鹿ケ谷山 瑞光院
写真は、本堂
霊鑑寺のさらに奥、鹿ヶ谷にある浪切不動明王をお祀りする真言宗の寺院です。
アクセス
市バスの真如堂前で下車します。
南側に白川通をまたぐ歩道橋があり、この南側にある道を東へ進みます。
すぐに児童公園に突き当たるので、これを左へ。
道なりに約170mで哲学の道。
さらに約150mで霊鑑寺の前に来ます。
霊鑑寺の右手に沿う直進する坂道を約450m登った先に、瑞光院があります。
この山の先をさらに登ったところで、俊寛僧都が平家打倒の密議をした鹿ヶ谷の陰謀が行われたと云われています。
境内の奥には滝があり、滝から川が流れてきます。
その川の左手に不動明王像があり、その前で毎月28日の13:00~不動明王護摩供が行われます。
さらに先に進むと右手に寺務所があります。
御朱印はありません。
さらにその先の橋を渡ると本堂があります。
28日の12:00過ぎに訪問すると本堂が開いていました。
内陣中央の手前には不動明王像(お前立)があり、その奥の小さなお厨子の中に浪切り不動像がお祀りされていました。
内陣の左手には弘法大師象、右手には観音菩薩像がお祀りされていました。
さらに右手の脇壇には新しめの十一面千手観音像がお祀りされていました。
洛東マイナー散策の索引
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金のエンゼルで、おもちゃのカンヅメ当選!
写真は、チョコボールの金のエンゼル!
台風が来ていた9/18。
家族でイオンモール五条に行きました。
そこで妻が「テレビでおもちゃのカンヅメやってたん。欲しいし、これからチョコボール買っていくねん」と。
おかしコーナーで妻がチョコボールを4種類を1つずつ計4個しか取らないから、「そんなちょっとじゃ当たらんで」と僕がもっとカゴに入れようとしました。
すると「ええねん。ちょっとずつ買うねん」と。
「こら、もう諦めるパターンやな」と思っていました。
しかし、翌日仕事から帰宅すると「当たったでぇ~~~!」と。
見たら金のエンゼル!
一撃突破です!!!
初めて見ました。
たった4つで引き当てた、妻の運に脱帽・・・(笑)。
聞くところによると、金のエンゼルの出現率は1/1000だそうです。
すぐに応募したいところですが、金のエンゼルを職場でお披露目すると結構反響があり(笑)、結局送ったのは9/21でした。
そして待つこと、3週間・・・。
10/17に我が家に待望の「おもちゃのカンヅメ」が来ました!
今回はリニューアルされた、ニューバージョンです。
その外観がこちら。
そろそろこれより下は、中身のネタバレ注意です!
高さは約20cmの黄金のキョロちゃん。
文字通り缶で出来ていますが、リニューアル後のはくちばしを触るとしゃべります。
くちばしを1回押すと、
・チョコボールの歌を歌う
・ジャンケンする
・早口言葉を言う
が順に再生されます。
また抱きしめるなど長押しすると、「大好き」とか、「ポカポカ」とか甘えてきます。
さて頭の蓋が開くので、それを開けると・・・
ご覧のようにおもちゃが入っています。
もちろん開封時は各々がビニールなどに包まれていますが、写真撮影時には取ってあります。
キョロちゃん缶の説明書や、おもちゃの説明書も付いています。
中のおもちゃを取り出すと・・・
左上は、「魔法のチョコボールボックス」。
箱が開け、写真右の黄色いキョロちゃんを入れて、箱の下のバーを引いて再度開けると、キョロちゃんがいなくなる。
要するに二重底の箱です(笑)。
左下は、「コロコロキョロちゃんゲーム」。
中央にある磁石の入ったキョロちゃんを、プレートを傾けて端の溝から中央の穴に入れるゲーム。
右上は、「キョロちゃんけん玉」。
もうそのまま、けん玉です(笑)。
右下は、「キョロちゃん定規」。
これもそのまま定規。
茶色の部分が180回転し、一直線維になります。
以上です。
子供の頃からの長年の謎がスッキリしました(笑)。
しかし今回のはおもちゃのカンヅメよりも、「金のエンゼルが出た」ことの方が希少なんでしょうね。
本当に妻の引きには、驚きました!
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2017 10/15の拝観報告4 最終(真如堂 覚円院 向井去来忌)
写真は、書院裏の茶室と露地庭園
岡崎神社前で市バスを下車して、金戒光明寺へ。
さらに金戒光明寺を抜けて、やって来たのが真如堂です。
真如堂の塔頭 覚円院で、この日去来忌がありました。
こちらは俳人 向井去来のお墓がある寺院で、昨年ハルトマンさんが参加されました。
点心も出るため予約が必要とのことでしたので、9月末にTELでお伺いすると快く参加を了解して頂き、招待状まで下さいました。
朝から一緒のシヲさん、あんとんさんに加え、現地でTさんも合流されました。
14:00開始でしたので、現地には13:30頃に伺いました。
内部を拝見し撮影していると、庭園も「窓開けていいですよ」と。
しかも一通り拝見するのを待って、生菓子とお薄も出して下さいました。
しばらくすると、俳句の先生とそのお弟子さんたち計10名が御到着。
毎年主にこの方々が参列されているようで、その団体の他は我々4名だけでした。
14:00から書院でご住職の挨拶。
14:15から本堂で法要。
14:35に法要が終わり、雨の中墓地へ移動します。
そして墓地でお焼香します。
卒塔婆を墓地まで持っていく係に任命されました。
ちょうど我々がお邪魔していてよかったです(笑)。
15:00頃には終わり、書院に戻り、点心の栗ご飯などを頂きました。
俳句の団体の方は、その後献句されていたそうですが、我々は食事後15:45頃に先に失礼しました。
昨年ハルトマンさんに事後にお伺いして、1年待ち。
こうやって逃した件は、毎年忘れずにまわりますが、最近は1年待つのが平気になってきました(笑)。
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2017 10/15の拝観報告3(京都国際会館 グリル)
写真は、お楽しみランチ1,100円
さて国際会議場のロビーに戻って来たのがほぼ12:00。
次の集合が13:30でした。
しかし行った先で食事を探すのもメンドウそうでしたし、前回のまいまい京都のツアーの際もおすすめされていたので、食事は国際会館内にあるグリルで頂いて行くことにしました。
内部はホテルのレストランのような感じ。
カレーが1000円、お楽しみランチが1100円とリーズナブルなメニューもあります。
今回は3人ともお楽しみランチにしました。
この日は単品で1300円するシーフードフライ盛り合わせ(ライス付き)に、スープ、焼き玉子にデザートが付いて1100円でした。
正直この日のように、イベントがない日はガラガラです。
なのでとてもゆっくり食事を楽しめました。
もちろんお食事もとても美味しかったです。
食事を終え、12:30頃にこちらを出ました。
往路はタクシーでしたが、復路は時間があったので、地下鉄烏丸線へ。
国際会館前から丸太町駅へ。
丸太町からは市バスで岡崎神社前へ。
13:15頃に今回最大の目的地へとやって参りました。
そちらは明日に。
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2017 10/15の拝観報告2(京都国際会館 宝松庵 京府医大医学科茶道部 秋季茶会)
写真は、宝松庵の内部。
要法寺を出て、東大路通からタクシーに乗ります。
タクシーで向かったのが、京都国際会館です。
この日、こちらでは京都府立医科大学医学科茶道部の秋季茶会がありました。
以前まいまい京都で京都国際会館のツアーに参加していたので、その時から宝松庵でのお茶会に行こうと思っていました。
裏千家の秋季茶会が11/23にあるのですが、その前にあんとんさんから今回の情報を教えて頂きました。
それに京都府立医科大学って、僕の所属医局がある大学(笑)。
大学にいた際は、実習の学生さんにいろいろ教えたりしました。
しかし今は自分の仕事をしていればいいので、その方が楽と云えば楽です。
最近あまり近寄っていませんが、また顔出した方がいいですね。
さて話を戻します。
国際会議場には10:10頃に到着。
ロビーに案内されて、こちらで待ちます。
結構待ちました(笑)。
10:40頃にやっと呼ばれ、雨の降る庭園を経て宝松庵に入りました。
こちらは2席で1000円でした。
最初は正面の立礼席へ。
6回生のお点前でした。
でも6回生ってもうすぐ卒業。
もうこれから卒試、そして国試。
「人生でもう2度とやりたくないものの1つ」が待っておられます(笑)。
でもお点前も滞りなくされていたので、きっとサクッと通過されるでしょう。
そして2席目は隣の10畳半で薄茶です。
こちらは茶箱を使った月点前。
あまりお目に掛かることがないので、あんとんさんにいろいろ教えて頂きながら拝見しました。
11:45頃には2席が終了し、ほぼ予定通りAMのお茶会シリーズに参れました。
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