京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2013 5月アンケートの総括
今月も100名以上の方に投票をして頂きました。
ありがとうございました。
さて今月はフリーのお題で、
京都観光で何を1番楽しみにしていますか?
でした。
結果
上記の通りです。
考察
第1位は、やはりこの「神社仏閣の伽藍や庭園の鑑賞」でした。
しかも約半数。
自民党の議席数のようです(笑)。
このブログ内での調査なのでかなりバイアスが入っていますが、”ガチめの庭園派”は強かったですね(笑)。
第2位は、「京都の雰囲気に浸る」でした。
これも上位を予想していましたが、B派を越えてくるとは・・・。
一般的に調査すると、こっちが1位かもしれないなと思います。
しかしある意味「神社仏閣の伽藍や庭園の鑑賞」よりも、こちらの方がこのブログ的には有り難いのかもしれません。
とういうのも、庭園派は「庭園が好き」なので他府県のきれいな庭園にも行く可能性がありますが、「京都の雰囲気に浸る」が目的の方には「京都しかない」訳です(笑)。
第3位は、「仏像や書画の鑑賞」でした。
いわゆるB派です(笑)。
15.7%と、意外に数字的には少なかったですね。
個人的に思うのですが、庭園派って裾野広いのではないでしょうか。
数は多いが、こだわり屋ではなく自己主張が弱い。
一方のB派にはこだわり屋が多く自己主張が強いので、コメント欄では強烈な印象を残している・・・
ように僕には見えます。
偏見(笑)!?
第4位から第6位はいずれも4%以下なので、かなり少数派ですね。
そして第7位の「お土産などの買い物」・・・0票・・・0%。
とうとうやってしまいました。
これは作成者の問題ですね(笑)。
恐らくすべてを順位付けし、順位に応じた傾斜配点を加点する方式なら、そこそこの順位になりそうですが、1番目となるとツラかったようです。
今回は100票以上だったので、なかなか盛り上がりました。
来月も「個性的なお題」にしましたので、6月も投票して頂けるとありがたいです。
アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。
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石村亭2 茶室 庭園(下鴨神社周辺散策8)
写真は、庭園から見た茶室
玄関に戻り、庭園の外周へ。
まず左手に進むと芝生があり、その手前に8畳の洋館があります。
さらに進むと左手は茶室の裏側で、散策路が道なりに左へ。
茶室を過ぎた右手に書斎があります。
書斎の玄関を入ると6畳と8畳の間が続き、さらに奥に板の間の洋室があります。
この8畳の間で谷崎は執筆をしたそうです。
8畳の間には付け書院がありますが、当時はここに本棚が造りつけてあったそうです。
また板の間の洋室には、当時のままのソファーや調度品がおいてありましたが、なぜか天井が網代だったのが印象的でした。
最後に庭園です。
主室から庭園を見ます。
庭園は一段低くなっており、右手奥から左手前にかけて池が流れます。
手前の池は母屋の下にまでおよび、さも池に浮かんでいるような感じですので、廣誠院に似ています。
右手奥には茶室があり、この茶室も母屋同様に池に張り出すように設計されています。
茶室の左手には厠と腰掛があり、右手に4畳半と1畳の点前座があります。
点前座が台目ではなく1畳でした。さらに奥には連続して水屋が付属しています。
また池の左手奥には雄滝があり、雌滝を経て池に流れ込みます。
このせせらぎの音こそが“潺湲(せんかん)”の意味だそうです。
池の正面には土橋が、茶室の手前には八ッ橋が架かります。
池の周りは砂利道の散策路に左右の苔がきれいです。
対岸は築山状に登り、こちら側と同じ高さに戻ります。
付近には紅葉や松などが植えられていますが、高さが抑えられているので、それ程鬱蒼とした感じではないです。
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2013 京都・千年の心得
写真は、霊明殿からみた舎利殿と仏殿
さて今夜は京都「千年の心得」でのツアープランです。
昨年は大徳寺 養徳院や鴨脚家庭園などが含まれるプランがあり、なかなかレアだったのですが、今回レアだったは下記の1件ぐらいでしょうか。
”皇室ゆかりの泉涌寺特別拝観と高台寺拝観・圓徳院での茶歌舞伎体験、京の夏の夜空を彩る「五山送り火の夕べ」”です。
内容は、
泉涌寺の霊明殿、舎利殿の特別拝観→高台寺の拝観→圓徳院の北書院にて茶歌舞伎体験→南禅寺八千代にて夕食→バス車窓から五山送り火観賞
です。
開催日は8/16。ANAホテル12:30発、京都駅12:50発で、22:00頃終了予定。
料金は5,000円です。
このプランでレアなのはもちろん、泉涌寺の霊明殿、舎利殿です。
これらもなかなか拝観のチャンスはありません。
また皆さんご存知、舎利殿の天井には狩野山雪の雲龍図もあります。
拝観の詳細は、下記本編を参照してください。
・泉涌寺4 特別拝観1 舎利殿内部
・泉涌寺5 特別拝観2 霊明殿
レアなのもそうですが、午後からこれだけ楽しめれば値打ちがありますね。
非常にいいプランだと思います。
ただし平日ですが。
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石村亭1 母屋(下鴨神社周辺散策7)
写真は、庭園から見た母屋
谷崎潤一郎が62歳から7年間を過ごした場所です。
当時は潺湲亭(せんかんてい)と云われていましたが、現所有者の日新電機さんに渡る際に石村亭(せきそんてい)となりました。
通常は非公開で、2013年5/24の京都嵯峨芸術大学 生涯学習講座 「谷崎潤一郎と京都」にて参観致しました。
アクセス
下鴨神社の糺の森を進みます。
右手の御神木を過ぎると右手に泉川に架かる石橋があるので、これを渡ります。
渡ってすぐの十字路の右手が石村亭です(簡易地図)。
参観
丸太造りの正門を入ると、中央が石畳で左右が苔の細い路地になります。
左右の側面には竹が植えられています。
中門をくぐると石畳は左に曲がり、母屋の玄関に続きます。
右手には庭園への入口の門があります。
おおまかな邸内は、まず中央に1段低くなった池があります。
それを囲むように庭園があり、庭園に面した左手に母屋、右手に茶室があります。
さらに庭園の外に仕切られた外周部分の右手前に小さな洋館、右手に書斎があります。
母屋内部です。
玄関を入ると正面に8畳の間が2つ続きます。
手前の次の間は側面が網代、床柱に丸太をしようした数寄屋風で、奥の主室は書院造です。
この異質な2間が開け放った際も調和しています。
主室からは庭園に面した廻り廊下の欄干越しに一段低い庭園を見下ろせます。
庭園については後述します。
玄関の左手には中廊下があり、手前から女中部屋、台所、3畳と4畳半の住居部屋があります。
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比叡山延暦寺「大書院」特別拝観と天台薬師の池「びわ湖」遊覧
写真は、根本中堂
引き続き「京都定期観光バス」の第3弾ですが、今日で最後です(笑)。
今回は比叡山延暦寺。
以前から延暦寺の大書院に行きたかったのですが、なかなかチャンスがありませんでした。
それを知っていたWAN師匠が、僕に教えてくれました。
内容は、バスで延暦寺の根本中堂→延暦寺会館で精進料理→大書院→琵琶湖をミシガン(大型客船)で遊覧の7時間コース!
その時WAN師匠は、「大書院も入っていますが、余計なものが多すぎますよね・・・。それに13,000円もするし。」と”一応報告した感”が漂っていました・・・が・・・僕は既に本気でした(笑)。
そこで考えました。
1人で行ってもいいが、大書院以外は別角度で楽しむ手もあるなと・・・。
そこでアマデウス会員へメールで一斉送信しました。
題して
「大人の遠足。延暦寺 大書院とミシガン遊覧に行きませんか?」
的な案内にしました。
つまり大書院だけはガチですが、あとはみんなでワイワイ楽しむスタンスで案内しました。
するとこの13,000円という決して安くはないツアーに僕を除いて5名もの希望者がおられました!
さすがアマデウス会!ってところですね(笑)。
開催日程は、7/1~8/31の土日休日(但し7/6、7/27、8/3、8/4、8/5、8/25は運休)で、1日24名限定です。
京都駅に10:20集合で、17:30頃解散の予定。
料金は前述のように1人13,000円です。
我々がいつ行くかはナイショですが、僕の性格を考慮すれば自明です(笑)。
こういうほとんどレクリエーションも、たまにはいいかなと思う今日この頃です(笑)。
だっていい大人同士で”遠足”なんてなかなか行かないでしょう。
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藪内家 燕庵2 燕庵 須弥蔵
写真は、由緒書き
腰掛待合に入ります。
ここは腰掛がL字になっており、割腰掛といわれます。
向かって右手は2人掛けぐらいでやや高く、左手は5人掛けぐらいでやや低くなっています。これは右手が貴人席で、左手が相伴席であり、当時の武家社会に配慮した仕様です。
前には中露地が拡がります。
中露地の中央には大きな飛び石“三ツ小袖石”があります。
小袖3つと交換で利休から譲り受けた石だそうです。
またこの奥右手に“雪の朝(あした)”という足利義政遺愛の燈籠もあります。
猿戸から奥が内露地です。
足元には約5mの細長い石、延段(のべだん)と、これに平行して大小の飛び石が並べられ石畳を形成しています。このような左右非対称を、織部は好んだそうです。
そして右に曲がると燕庵が現れます。
剣中紹智が古田織部から譲り受けた茶室です。
燕庵の屋根は萱葺きの入母屋ですが、これも複雑な形をしています。
燕庵の板額は3代目の模刻ですが、初代のは村田珠光の筆です。
内部は中央に3畳の客座、奥に台目の点前座、そして手前には一畳の相伴席があります。
これも武家社会に配慮した仕様です。
突上天井に窓が8つもあるので、明るめのお茶室です。
処々に織部の好みが反映されています。
燕庵の隣に紅殻の建物が見え、これが前述の茶室 須弥蔵(すみぞう)です。
三畳のお茶室で内部も紅殻で真っ赤です。
さらに点前座の畳が台形になっていて個性的です。
これは蛤御門の変で全焼した際に西本願寺から送られたものです。
そして露地庭園から緝凞堂に戻り終了でした。
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京都定期観光バス 京の世界遺産 特別拝観 龍安寺
写真は、西の庭からみた仏殿
一昨日に続く京都定期観光バスの物件です。
第2弾は「京の世界遺産 特別拝観 龍安寺」です。
このツアーでは通常非公開の仏殿と西の庭が拝観できます。
これらはなかなか機会がなく、僕も2012 4/14の「そうだ 京都、行こう」の会員プランで拝観した1回しかありません。
拝観の詳細は、下記本編を参照してください。
・龍安寺5 特別拝観2 仏殿と開山堂、西の庭
日程や料金
5/11~6/17までの月、土曜日に運行ですので残りは6/1、6/3、6/8、6/10、6/15ですね。
京都駅に集合し、バスで14:00~16:30頃まで。
料金は2980円です。
通常はまず拝観できない場所ですし、今後も予約不要の特別公開が行われるとは考えにくいです(特に仏殿)。
かなりおすすめです。
またこのシリーズは高山寺、龍安寺以外にも銀閣寺 方丈・東求堂や、上賀茂神社 本殿などもあります。
しかし前者は春と秋に定期的に特別公開があり、後者に至っては通常から有料で参拝可能ですので、バスツアーじゃなくても拝観可能です。
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藪内家 燕庵1 緝き堂 雲脚
写真は、表門
燕庵(えんなん)は、三千家の上流(かみりゅう)に対して下流(しもりゅう)と呼ばれる茶道の流派、藪内家の本拠です。
場所は西洞院正面。
西洞院通の七条通を上がった左手にあります。
明らかに数寄屋風の建物が周囲と違うのですぐに分かるハズです。
最寄りは市バス50系統の西洞院正面で、バス停の少し南側です。
通常は非公開で一般での参観は困難です。
今回は2013/5/15のJEUGIAカルチャーセンター「藪内家燕庵見学とお食事会」という企画で訪問しました。
建物は蛤御門の変の際に全焼しており、以降に再建されたものです。
表門から中に入ります。
石畳の路地を進み玄関に上がります。
真っ直ぐ進むと、1番大きなお茶室の緝き堂(しゅうきどう:”き”の漢字は索引参照)があります。
11畳半で外露地に面しており、露地の反対にはさらに6畳の鞘の間があるので一層広く感じます。
点前座を含めた4畳半の間取りを仕切り、小間としても使用できるそうです。
露地庭園に向かいます。
右手には祖堂の源霊閣、そしてその隣に紅殻の茶室 須弥蔵(すみぞう)が見えます。
そして中央から左手まで“松明垣”で仕切られ、左手正面に“梅見門”があります。
さらに左手は茶室 学市軒ですが、今回は見学していません。
露地庭園は苔がきれいで、飛び石が続きます。
梅見門をくぐった露地庭園の右手は腰掛待合へ続き、左手には茶室 雲脚(うんきゃく)があります。
剣中紹智が相伝の祝いに利休から頂いたそうです。
二畳台目に三角の板の間があり、その斜めの板の間の面に床の間があるので、床の間が客座方向に斜めに向いています。
また点前座が洞床のようである、つまり客座と少し仕切られたようになっているのが特徴的です。
瓢箪型の板額は利休筆です。
さらに隣に茶室 談古堂がありますが、今回は見学していません。
藪内家 燕庵2へ
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2013年 京都迎賓館一般公開の案内と分析
写真は、和舟
2013年の京都迎賓館一般公開の詳細が公開されました。
応募要項
参観期間:8/27(火)~9/5(木) 10日間
定員:各日1300人
申し込み期間:6/3~6/28
申し込み方法:官製往復ハガキかインターネット
注意事項
・応募多数の場合は参観日毎の抽選。
・応募は各日1回のみ
今回の応募要項の検討
まず昨年は土曜日が2日、日曜日が1日でしたが、今年は土日が1日ずつです。
また内閣府のHPからインターネット申し込みも出来るようになりました。
さらに今回大きい変化といえるのは、応募は各日1回のみとなったことです。
昨年までは同日複数枚応募が可能でした。
総務省が公開している過去のデータの検討
過去のデーターを総務省が公開しています。
京都迎賓館の倍率の推移です。
平成17年 28.88倍
平成18年 12.99倍
平成19年 9.57倍
平成20年 5.51倍
平成21年 4.71倍
平成22年 2.87倍
平成23年 2.47倍
平成24年 1.74倍
当初は気の遠くなるような倍率でしたが、年々低下しているのが分かります。
2013年参観申し込みの分析
もはや1.74倍ですので以前に比べれば楽勝ですが、「9/1(日)に投函して行こう!」と簡単に考えていいのかを概算の上、分析検討します。
まず全日程での定員が13000人。
倍率が1.74倍なので、22620人の応募があったと考えられます。
しかしこの平均倍率というのは平日も休日も合わせての倍率です。
各日の定員は同じでも、申し込み数は恐らく違うハズです。
そこで
1:土日は平日の2倍の申し込みがある
2:土日は平日の3倍の申し込みがある
と仮定し、これら2つのケースで概算してみます。
1:土日は平日の2倍の申し込みがある場合
平日が8日間、土日が2日間ですので、平日を1単位と換算した場合、
全体では1単位×8+2単位×2日間=12単位になります。
総数が22620人ですので、1単位あたり、22620/12=1885人になります。
1日あたり1300人が参観可能ですので、
平日の倍率=1885/1300=1.45倍
土日の倍率=1885×2/1300=2.9倍
と試算されます。
2:土日は平日の3倍の申し込みがある場合
平日が8日間、土日が2日間ですので、平日を1単位と換算した場合、
全体では1単位×8+3単位×2日間=14単位になります。
総数が22620人ですので、1単位あたり、22620/14=1615.71人になります。
1日あたり1300人が参観可能ですので、
平日の倍率=1615.71/1300=1.243倍
土日の倍率=1615.71×3/1300=3.726倍
と試算されます。
以上から、
平日なら2日分出せばほぼ当確といえそうですが、
土日だけなら8/31と9/1の両日応募でも1.5倍~2倍程度
と考えた方がいいのではないでしょうか。
昨年までは同日複数枚応募が可能でしたので、「土日参観を確実に当てるのが困難になった」といえると思います。
ちなみに僕は過去平成22年(1日4枚投函で日曜日当選)、平成24年(1日5枚投函で日曜日当選)と2回参観しました。
また平成23年は3連休中日の日曜日に1枚投函で落選しています。
もう当面行くつもりはないですが、こういう数字を並べられると”理系の血”が騒ぎます(笑)。
なお参観の詳細は以下の通りです。
・京都迎賓館1 聚楽の間、夕映えの間
・京都迎賓館2 藤の間、桐の間
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京都定期観光バス 京の世界遺産 特別拝観 高山寺
写真は、書院内部。
まだ間にあうレアな物件をご紹介します。
これは京都定期観光バスのツアーの1つです。
アマデウス会員の皆さま、精力的にご自身でまわっておられるので、
「何をいまさらバスツアー」と思われるかも知れません。
そうなんですが、敵もさるもので
「バスツアーでないと拝観できない場所」
を組み込んでくるのです。
その第1弾が、「京の世界遺産 特別拝観 高山寺」です。
石水院ぐらいなら自分で行くだろうということで、このバスツアーには通常非公開の遺香庵が組み込まれています。
2011年秋に特別公開があったのですが、それ以降はないです。
石水院を過ぎて開山堂までの石段の右手に見えているところです。
拝観の詳細は下記本編を参照してください。
高山寺 遺香庵
日程や料金
5/10~6/16までの金、日曜日に運行ですので残りは5/31、6/2、6/7、6/9、6/14、6/16ですね。
京都駅に集合し、バスで14:00~17:00頃まで。
料金は2980円です。
前回に遺香庵を見逃した方にはチャンスです。
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泰勝寺(八幡散策8)
写真は、南天招福の庭(編笠門の奥は閑雲軒)
大正時代まで松花堂昭乗のお墓は男山山麓にありました。
これをあらためてお祀りする目的で建立されたのが泰勝寺(たいしょうじ)です。
拝観には事前に予約が必要ですが、正月3ヶ日や昭乗忌(11/11)には予約不要で公開しておられます。
アクセス
八幡市駅から左手に進み、石清水八幡宮の“一の鳥居”の左脇の道(東高野街道)を進みます。やがて道なりに左にカーブします。カーブして20mほど先の右手に泰勝寺の表門があります(簡易地図)。
拝観料は500円です。
正面に花頭窓の見える石畳の参道を進むと、方丈です。
方丈の中央(室中)には本尊の釈迦如来像がお祀りされています。
その左隣の旦那の間でお茶と干菓子を御馳走になりました。
方丈正面から旦那の間を囲うようなL字型に枯山水庭園の“南天招福の庭”が拡がります。
三途の川にかかる石橋から、浄土へ向かう船がイメージしてあります。
白砂に苔の島、そして立石を多用した典型的な禅宗の枯山水庭園です。
そしてそのL字の角に編笠門があります。
この奥が4畳台目のお茶室“閑雲軒”と露地庭園です。
滝本坊の茶席図から復元したものだそうです。
露地庭園を抜けた右手に松花堂昭乗らのお墓があります。
さらに奥には収蔵庫の“貴芳殿”があります。
中には幸運月光菩薩像、干支の守り本尊、松花堂昭乗の書や茶道具などが展示されていました。
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2013 5/24の拝観報告(石村亭)
写真は、表門
この日は午前中仕事をして、12:00~16:00まで休みを取って参加したのが、京都嵯峨芸術大学の生涯学習講座「谷崎潤一郎と京都」です。
この講座にて13:00から石村亭(せきそんてい)を参観しました。
石村亭はかの文豪、谷崎潤一郎が62歳から7年間この地に住んでいました。
場所は下鴨神社の東隣りです(下の地図参照)。
まあ個人的には以前からこの邸宅の数寄屋建築と庭園が気になっていました。
基本的には谷崎の住んでいた当時のまま保存されています。
詳細は今後の本編で述べるので当日の流れと感想だけ。
13:00に石村亭の前に集合。
参加者は全部で9名。
こじんまりしていて、これぐらいの方がいいです。
最初に母屋内へ。
ここでイントロダクションの講義。
内部を一通りみて、茶室と庭園の観賞。
その後に別棟の書斎へ。
最後は庭園の自由散策です。
ここは庭園の池が一段低くなっていて、この池の上に母屋と茶室が迫り出す感じ・・・そう廣誠院のような感じです。
ただ母屋と茶室は、廣誠院のように連続していません。
誰が作庭したのかは不明なのですが、植治系であるのは作庭法からも滲み出ています。
個人的にはわざわざ入会してまで参観した甲斐がありました。
そうでもしないとムリなところですからね。
さて終了後です。
帰ろうかと思っていると、あるご婦人がこちらへ向かって来られます。
最近はこういうシチュエーションに慣れてきました。
やはりでした。
名刺を出されて「いつもみています。keiです」と。
いつもコメントを頂いているkeiさまでした。
そもそも参加者が全部で9名、うち男性が2名。
もうお1人方は明らかに僕よりずっと年上ですから、僕を特定するのは非常に容易だったでしょう(笑)。
そして2人で少しお話していると、また別の方が「もしかしてブログされていますか?」と。
「”amadeusの京都のおすすめ”というのをしています」というと、
「私はそのブログを見て、この講座に参加したんです!Amadeusさんなんですか!」と驚かれていました。
まだコメントをされたことはないそうです。
最近はちょっとコアなところに行くと、もう逃れられないようです(笑)。
参観もですが、こういう新たな出会いも楽しいですね。
アンケートを実施しています。
左サイドバーにあります。
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神應寺(八幡散策7)
写真は、本堂
八幡市、石清水八幡宮のある男山の一角にあります。
アクセス
石清水八幡宮の一宮の前の右手に登り坂があります。
ここに入り、坂を登って行きます。
すると正面に表門が現れます。
この表門の左手には、石清水八幡宮の大きな法輪塔(重文)があります(簡易地図)。
通常拝観
石段を登ると右手に前庭、正面奥に本堂が見えます。
さらに直進して奥に進むと、不動堂に着きます。
杉山谷不動尊と云われ、厄除けの御利益があるそうです。
不動堂の左手奥には十一面観音菩薩をお祀りするお堂もあります。
伽藍内部を拝観するには、
・事前にTELして予約する
・11月最終週末の“紅葉まつり”に行く
・特別拝観に行く(2013年春にあり)
方法があります。
特別拝観
本堂の右手から中に入ります。
さらに右手は書院への廊下ですが、これは後述します。
須弥壇には本尊の薬師如来像がお祀りしてあります。
本堂左手にはと豊臣秀吉の木像と、重文の行教律師像がお祀りされています。
本堂の奥に接続する形で開山堂があり、僧形像などがお祀りされていました。
本堂の左手には狩野山雪の障壁画などが展示されていました。
本堂右手から書院へ向かいます。
途中に500円で呈茶の席もあります。
さらに廊下を進むと書院です。
縁から八幡市駅前から背割堤が一望できます。
書院には江戸時代の書状や普賢菩薩像の掛け軸などが展示してありました。
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2013 5/12の拝観報告8 最終(瑠璃光院)
写真は、山路地の庭
さて飛び飛びになりましたが、5/12の最後の報告です。
補陀洛寺から二軒茶屋まで歩き叡電へ。
二軒茶屋~宝ヶ池駅で乗り換え~八瀬比叡山口駅で下車し、向かったのがやっぱり”瑠璃光院”です。
本来はそれほど行きたいわけではなかったのですが、この春5/31で当面公開を中止されるとのこと。
今回は見納めにやってきました。
拝観の詳細は、掲載済みの下記本編を参照してください。
・瑠璃光院1 アクセス 拝観1
・瑠璃光院2 拝観2
しかしあらためて見ると、きれいなお庭ですね。
それぞれに特徴があり、見どころが多いです。
しばらく見られなくなるのは残念ですね。
報道ステーションの紅葉中継にも出てきたのに(笑)。
玄関にあたる”山路地の庭”は、いつも人が多くてなかなか人がいない写真が撮れません。
今回は受付終了が近かったことや、最後のチャンスでしたので、結構待って目的を達しました(笑)。
ちょっと日差しが強かったのが残念ですが。
明日明後日が今回の公開最後の週末です。
まだの方はぜ是非。
また公開される日を楽しみに待ちたいです。
ここで16:00ぐらいになったので、叡電に乗り出町柳駅へ。
朝から駆けずり回り、ヘトヘトの3人はここで解散です。
toganjiさま、かんじろうさま、1日お付き合い頂きありがとうございました。
また引きずりまわすかもしれませんが、よろしくお願いいたします(笑 迷惑なら却下してくださいね)!
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奈良以外のページ
奈良以外(滋賀や和歌山など)の情報のコメントは、ここのコメント欄に掲載してください。
このブログは「京都のおすすめ」ですので、僕自身が京都以外の情報を掲載することはまずありません。
ところが僕以外の方々は当然、奈良やその他の地域の文化財や特別公開に興味があるのでしょう。
そしてそれらの情報は今まで適宜コメント欄でやり取りされていました。
それ自体には僕自身、なんの抵抗もありません。
必要な情報を必要な方々で共有して頂くことは、非常に理にかなっていると思っています。
しかし現状のままでは、みなさんにとって、
「どこに再度見たいコメントがあったかを後日探すのが大変」
なのではないでしょうか。
その解決策として、この”奈良以外のページ”と”奈良のページ”を新たに作成致しました。
このままだと僕が気を使った”イイ話”で終わりそうなのは本意ではない(笑)ので、僕の立場も述べます。
情報を交換して頂くのは一向に構わないのですが、
”作品”ともいえるこのブログのコメント欄がゴチャゴチャになるのは、僕の美的感覚を著しく害する
のです(笑)。
今後は
奈良の情報は、”奈良のページ”のコメント欄に、
奈良以外の地域の情報は、”奈良以外のページ”のコメント欄に
記載してください。
リンクは右サイドバーおよび、「京都のおすすめ」の総合索引にもあるので、見つけられないとは言わせません(笑)。
今後それ以外の場所にコメントした場合、
最初は該当ページに僕が転載しなおす
可能性が高いですが、
再犯著しいケースでは、そのまま削除するかもしれません(笑)。
使いやすく、美しいブログの作成にご協力ください。
奈良のページ
「京都のおすすめ」の総合索引へ
このブログは「京都のおすすめ」ですので、僕自身が京都以外の情報を掲載することはまずありません。
ところが僕以外の方々は当然、奈良やその他の地域の文化財や特別公開に興味があるのでしょう。
そしてそれらの情報は今まで適宜コメント欄でやり取りされていました。
それ自体には僕自身、なんの抵抗もありません。
必要な情報を必要な方々で共有して頂くことは、非常に理にかなっていると思っています。
しかし現状のままでは、みなさんにとって、
「どこに再度見たいコメントがあったかを後日探すのが大変」
なのではないでしょうか。
その解決策として、この”奈良以外のページ”と”奈良のページ”を新たに作成致しました。
このままだと僕が気を使った”イイ話”で終わりそうなのは本意ではない(笑)ので、僕の立場も述べます。
情報を交換して頂くのは一向に構わないのですが、
”作品”ともいえるこのブログのコメント欄がゴチャゴチャになるのは、僕の美的感覚を著しく害する
のです(笑)。
今後は
奈良の情報は、”奈良のページ”のコメント欄に、
奈良以外の地域の情報は、”奈良以外のページ”のコメント欄に
記載してください。
リンクは右サイドバーおよび、「京都のおすすめ」の総合索引にもあるので、見つけられないとは言わせません(笑)。
今後それ以外の場所にコメントした場合、
最初は該当ページに僕が転載しなおす
可能性が高いですが、
再犯著しいケースでは、そのまま削除するかもしれません(笑)。
使いやすく、美しいブログの作成にご協力ください。
奈良のページ
「京都のおすすめ」の総合索引へ
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