京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2014 6/24の拝観報告5(観音寺)
写真は、仁王門とあじさい
洞玄寺から府道8号線をさらに東へ進みます。
舞鶴若狭自動車道の高架の下を超えた先の側道に進みます。
到着したのは、この奥にある観音寺です。
ここはアジサイで有名。
ちょうど満開の時期です。
本来は5/27に行く予定でしたが、旧東郷邸の思わぬ特別公開で後回しになりました。
その後回しが今回でしたので、まさに「怪我の功名」です(笑)。
また訪問する数日前の夕方には、NHKの地方ニュースでもここのアジサイが取り上げられていました。
もちろん初めてでしたが、ここのアジサイなかなかイイですね。
詳細は後日の本編で掲載しますが、アジサイのボリュームがすごいです。
それに庫裏の”大きなガラス戸に写るアジサイ”を撮るという、キメポイントもあります。
この日の訪問先の中では人が多かったです・・・というか、ここまでは他に誰もおられなかったですね(笑)。
当然今回の日程では1番よかった場所でした。
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長安寺
写真は、方丈(右)と薬師堂(左奥)
西国薬師49霊場めぐりや丹波古刹15ヶ寺霊場の1つです。
アクセス
京都市内から京都縦貫道に乗り、丹波ICで降りてひたすら国道9号線を北上します。
福知山市内を過ぎて、新庄の交差点をさらに進みます。
新庄から約850m先の左T字路の側道へ左折します。この側道をさらに西へと進みます。
約1km先の交差点を右折した先の右手に長安寺の駐車場があります。
拝観
木々の茂った参道の石段を登ります。
途中左手の石垣の上に鐘楼が見え、右手には大きな霊木があります。
さらに真っ直ぐに石段を登ると庫裏があり、ここで拝観料300円を納めます。
庫裏の隣は大方丈で、前庭が“薬師三尊四十九燈の庭”です。
かの重森三玲氏の長男、完途(カント)氏の作庭です。
白砂に石組や小さな松があり、中央を通路が分断しています。
右手奥の庫裏から入ります。
正面奥は書院で、8畳と10畳の広間があります。
左手に進むと大方丈。
内部には本尊の釈迦如来像と脇侍の普賢と文殊菩薩像がお祀りされています。
また右手奥には福知山初代城主杉原家次の念持仏という地蔵菩薩像があります。
方丈前庭を抜けると正面に薬師堂が、薬師堂の前に弁財天堂、そして右手の石段の上に開山堂があります。
薬師堂を左側にまわると正面になり、窓から内部が伺えます。
紅葉の時期は堂内に入れます。
お厨子は閉まっていますが、秘仏の薬師如来立像がお祀りされています。
33年ごとに御開帳されますが、前回は2013年の5月でした。
普段はお前立の薬師如来坐像がお厨子の前にお祀りされています。
この坐像の中の胎内仏として、立像が納められていたそうです。
また天井には雲龍図が描かれていますが、これが立体的です。
薬師堂正面側の前には小さな観音堂があります。
この前を真っ直ぐに進むとカーブする坂を下りながら、紅枝垂れ桜や売茶堂を経て元の石段に戻ってきます。
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2014 6/24の拝観報告4(洞玄寺)
写真は、山門と参道
国道9号線に戻り、福知山市内で府道8号線へ。
JR山陰本線に沿って走ります。
到着したのは、石原の交差点の手前にある洞玄寺です。
牡丹で有名なお寺です。
詳細は後日の本編に掲載します。
城跡に建っているので、遠目に見てもお城の石垣の雰囲気が残っています。
そしてまずここは、駐車場が非常に分かりにくいです。
そこもちゃんと本編には載っています。
境内はそれ程広い訳ではないです。
それに牡丹の時期でないと、やっぱり地味です(笑)。
伽藍内部の拝観もないですし。
ここは是非5月上旬の牡丹園に行ってみたいですね。
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天寧寺
写真は、研修道場(左)、薬師堂(正面)と開山堂(右)
福知山市の北西にある臨済宗寺院で、絹本著色即休契了像と絹本著色十六羅漢像が重要文化財に指定されています。
アクセス
京都市内から京都縦貫道に乗り、丹波ICで降りてひたすら国道9号線を北上します。
福知山市内を抜けて、牧の交差点まで来ます。
国道9号線は左ですが、右の国道175号線へと進みます。
牧から約3.5km先の左T字路で、府道529号線へと左折します。
下天津駅の案内が目印です。
ここからさらに約2.5km先の左手に大呂公民館があり、この反対側で道路の右手の坂の上に天寧寺があります。
拝観
駐車場の左手に寺務所があり、その左に方丈があります。
方丈前庭抜けると、芝生の境内が拡がります。
右手が正面になり、大きな薬師堂があります。
その右手に六角円堂の開山堂、左手には禅堂があります。
反対の左手には表門、その手前に鐘楼、正面には小さな収蔵庫らしものが2つと地蔵菩薩像がお祀りされています。
薬師堂の須弥壇には本尊の薬師如来坐像がお祀りされています。
また天井画は原在中の雲龍図です。
また寺宝には重文の絹本著色十六羅漢像や絹本著色即休契了もありますが、予約拝観も今はされていないです。
薬師堂開扉
2017年4/29に新住職の晋山式があり、その後4/30~5/7まで薬師堂が開扉されました。
薬師如来像は秘仏で通常はお前立がお祀りされています。
次回の御開帳は令和23年です。
右の脇壇には達磨大師像、左の脇壇には大権修理菩薩像、大黒天像がお祀りされていました。
また4/29は方丈、開山堂、禅堂も開扉されていました。
方丈の内陣中央には釈迦如来像がお祀りされており、右手には中興開山の萬休慧重(ばんきゅうえちょう)像がお祀りされていました。
奥京都十ヶ寺特別公開
2024/11/20~11/23の14:00~特別公開がありました。
方丈には重文の絹本著色即休契了像(開山愚中周及の師匠)と絹本著色十六羅漢像の2幅が、左手の台には天寧寺文書が展示されていました。
土蔵の開山堂内には円柱のお厨子があり、中には開山の愚中周及像と即休契了像が並んでいました。
また薬師堂にも入れましたが、秘仏の御開帳はありませんでした。
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2014 6/24の拝観報告3(長安寺)
写真は、薬師堂内部
天寧寺を出ます。
府道529号線から国道175号線を経て国道9号線へ。
そして途中の側道を西へ進みます。
到着したのが長安寺です。
ここは昨年ちょっと話題になりましたね。
秘仏の薬師如来立像が昨年の春にご開帳になりましたからね。
あんとんさまはその時に1度来ておられます。
僕は初訪問です。
昨年は福知山まで行く気は”0”でしたが、今年なら絶対に行っていましたね(笑)。
他にも紅枝垂れ桜があったり、紅葉がきれいだったりするようですが、さすがにそれはムリでしょう。
詳細は近日の本編で掲載します。
ここは拝観料300円が必要です、由緒書きが頂けるのでOKです(笑)。
境内は結構大きいです。
参道の雰囲気が如何にも山寺って感じです。
福知山のお寺の中では大きい方なので、福知山拝観ツアーを組むのならハズせないでしょうね。
薬師如来立像は秘仏なので見られませんが、窓から薬師堂の内部は見えます。
天井の雲龍図が”立体的”なんですね。
顔や体が”下に凸”なんです。
外からでは少し分かりにくいですが、ご開帳の際に内部に入られたあんとんさま談では、中からなら一層よく分かるそうです。
ここでまで12:00前。
ちりめん街道で予定が押したので、この辺りは急いで次へと参ります。
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旧加悦町 ちりめん街道2 旧尾藤家住宅(丹後散策25)
写真は、尾藤家住宅の中庭
尾藤家は江戸時代の生糸ちりめん商家です。
ちりめん商家の内部まで見られるのはここだけです。
玄関から入ります。
参観料は200円です。
屋内は中央に中庭があり、その周囲を反時計回りに1周します。
まずは玄関を入って右手の“店”とそのさらに右の“主座敷”です。
大切なお客様は主座敷にお通しするそうです。
主座敷の前庭は、枯山水です。
店と主座敷の奥は、台所と居間が並びます。
居間のさらに右が奥座敷で、奥座敷には2階もあります。
2階は和室でちりめん街道の街並みがきれいに見えます。
1階に戻り、ここから中庭の右側から奥へと進みます。
まずは蔵があり、現在は内部説明のDVD映写室となっています。
その奥には“新座敷”があります。
ここはお茶室のような仕様になっています。
また蔵の新座敷の間の狭い階段を登った2階は、洋館の“応接間”です。
当時はソファーや調度品のすべてが特注だったそうです。
そして最奥へ到着。
このあたりは蔵が4つ程あり、これらは展示室になっています。
中庭沿いに当時のお手洗いと檜のお風呂がありますが、その扉にも細かな意匠が施されています。
中庭の左手から表に戻ります。
途中に“供部屋”があり、お店へ来られたお客様の御供の方がここで待ったそうです。
ここから中庭越しに奥座敷や新座敷の棟が見えます。
全体は和風建築ですが、新座敷2階だけが外観も洋館なのが面白いです。
最後は土間から玄関に戻ってきます。
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2014 6/24の拝観報告2(天寧寺)
写真は、方丈前庭
加悦町のちりめん街道に1時間30分程いた後、車で国道176号線を南下します。
さらに途中で府道528号線に入ります。
到着したのは、福知山市の天寧寺です。
ここからは本来5/27に行く予定の場所でした。
しかし直前に舞鶴の東郷邸がその日だけ公開なのを知って予約していた楞厳寺や養泉寺まではまわり、それ以降を後日にまわすことにしたのです。
詳細は後日の本編で。
あんとんさまは天寧寺は既訪でしたので、御朱印はスルー。
しかし由緒書きはしっかり頂きました。
絹本著色即休契了像や絹本著色十六羅漢像など重文の寺宝もあるので事前に電話したのですが、それでも今は公開されないとのことでした。
そうなると伽藍内はないので、本堂の薬師堂などをお参りします。
薬師堂の天井には雲龍図がありますが、そこにハッキリと”原在中”と書いてあります。
あまりに”楷書感”が満載なので、ホンマかいなと思ってしまいます(笑)。
福知山でも結構北部で離れていますので、重文の寺宝なしでここまで来るのは通常はキビシイかもしれませんね。
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旧加悦町 ちりめん街道1 概要(丹後散策24)
写真は、ちりめん街道の簡易地図
旧加悦町(きゅうかやちょう)は高級織物“丹後ちりめん”の生産で栄えた場所で、今なおその面影を残す街並みが残されています。
重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
アクセス
京都市内から京都縦貫道を走り、北の端である“与謝天橋立IC”までは前述を参照です。
与謝天橋立ICを出て、国道176号線を左折します。
約18km進んだ石川の交差点で国道176号線へと左折します。
さらに約3km先の明石の交差点を右折します。
約700m進んだ2つ目の交差点を左折し、さらに約500m進んだ右手に与謝野町観光協会(旧加悦町町役場庁舎)の無料駐車場があるのでここに駐車します。
ちりめん街道は与謝野町観光協会から南に約1kmのエリアで、上地図のようになっています。
まずは駐車場にある与謝野町観光協会に寄って、案内地図を頂くといいでしょう。
そして最初に右斜めの道に進みます。
右手に井筒屋旅館、そしてその先に旧尾藤家住宅があり、ここは内部を参観できます(内部は後述)。
やがて突き当りT字路になります。
右手には階段の上に立派な楼門のある実相寺があります(御朱印が超きれいです)。
ここを左へ。
この辺りも風情があります。
右手の公民館を過ぎて、最初の交差点を右へ。
この先の右手に吉祥寺、宝厳寺、左手に杉本家住宅、さらに先の右手に旧伊藤医院、ちりめん始祖の西山工場などがあります。
ここでほぼ南端です。
帰りはこの道を真っ直ぐ戻ります。
途中の左手に旧丹後産業銀行蔵、旧川嶋酒造酒蔵、右手に浄福寺などがあり、最後は与謝野町観光協会に戻ってきます。
また土日は旧加悦鉄道加悦駅舎の内部の資料展示も公開されます。
しかしここはやや遠いので、帰りに車で立ち寄ってもいいでしょう。
浄福寺の交差点で左折し、スーパーにしがきを越えた次の交差点を右折した先の右手にあります。
帰りはそのまま旧加悦鉄道加悦駅舎前の道を南に進み、突き当りを左折して直進すると、温江の交差点で国道176号線に至ります。
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2014 6/24の拝観報告1(旧加悦町 ちりめん街道)
写真は、旧加悦町の町並み
この日は平日ながら拝観日です。
またまた朝7:00に出発し、いつものようにJR丹波口駅であんとんさまを乗せて、北へ北へと進みます(笑)。
与謝天橋立ICを出て、国道176号線をひたすら南下して、到着したのが旧加悦町(きゅうかやちょう)のちりめん街道です。
もはや京都府内ならどこへでも行きます(笑)。
高級絹織物”丹後ちりめん”の生産で栄えた街並みが、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
まあいうなら伊根町の舟屋の流れですね(笑)。
詳細は明日の本編で掲載しますので、感想だけ。
あまり加悦町のちりめん街道って、行かれた方は少ないのではないでしょうか。
そうでしょう。
確かに”地味”です(笑)。
そんでもって”遠い”。
旧尾藤家住宅は内部も参観できるので面白いですが、正直全体的に観光地としてのインパクトが弱いですね。
美山のかやぶきの里、伊根の舟屋のように一目見て”お~~っ”というのがないです。
また与謝天橋立ICを出て天橋立などのメインエリアが”右”、ちりめん街道だけが”左”というのも弱点といえるでしょう。
しかし当時のにぎわいを思い起こさせるようなものがあちこちにありますし、
上賀茂(社家)、祇園新橋、三寧坂(石塀小路)、嵯峨鳥居本と行っているのに、
伊根町(舟屋)、美山かやぶきの里、そしてこの旧加悦町のちりめん街道に行っていないのは、
キモチ悪くないですか(笑)。
もし京都府北部に行かれることがあれば、是非立ち寄ってみてください。
「でも京都府北部は遠いよ」って、おっしゃるかもしれません。
大丈夫です。
「2、3回行けば、すぐそこ」です。
僕が保証します(笑)!
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長法寺(長岡散策12)
写真は、紅葉の本堂(中央)と庫裏(右)
洛西観音霊場の第九番札所です。
アクセスはリンクを参照してください。
延喜10年(910年)に千観上人によって建立されました。
かつては広大な寺であったのですが、応仁の乱で焼失したと伝えられています。
平安時代の仏画二大傑作のひとつといわれる国宝「絹本著色釈迦金棺出現図(けんぽんちゃくしょくしゃかきんかんしゅつげんず)」 (現在は国立京都博物館所蔵)を、近年まで所有していました。
拝観
駐車場の先に石段があるので、これを登ります。
秋は門前の紅葉が見事です。
石段を登ると、正面に本堂、本堂の左に大銀杏の木、左手前に地蔵菩薩立像があります。
本堂の右手には庫裏、その手前に三重石塔と宝篋印塔、さらに右手前に慈母観音像と手水石があります。
本堂には本尊の十一面観音坐像がお祀りされていますが、お厨子は閉まっていました。
本堂の右手奥に進むと小さな池があります。
この“溺泉(おぼろのいずみ) ”から清涼水が湧き出ているため、山号が清厳山と名付けられたそうです。
この池のさらに奥には、白山大権現がお祀りされています。
境内を左手から出て本堂の背後の山に登ります。
ここには遊歩道がありますが未整備です。
これから整備をして、四季のお花が楽しめるようになるようです。
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2014 6/15の拝観報告(長法寺)
写真は、溺泉(おぼろのいずみ)周辺
この日は10:00からW杯の日本初戦 コートジボアール戦でした。
9:00からイズミヤへ家族で買い出しに。
昼食は”たこ焼き”を作ることになりました。
準備万端で10:00から家族4人でテレビ観戦。
ご存知のように本田の先制点で盛り上がり、その後は防戦気味でした。
そして後半が始まったのが11:00。
僕はリビングの奥のダイニングでたこ焼きを焼き始めました(笑)。
この性格です。
たこ焼きを焼くのに夢中。
どうせ焼くなら真ん丸にしたいですからね。
向こうのリビングからは、なにかヤイヤイ聞こえていましたがほぼ無視。
美味しそうなたこ焼きが焼けて家族を呼びに行ったら、逆転されていました(笑)。
午後からは長男と妻は、小学生向けのクラシックコンサートに2人で出かけましたので、僕と次男はお留守番。
お留守番っていっても家にいる訳ではないので、以前から行きたかった長岡京市の長法寺に行ってきました。
数か月前の京都新聞で、ここの遊歩道をいずれは整備してきれいにする的な記事をみてから気になっていました。
国道9号線を中山へ。
中山から府道10号線で長岡京市へ。
光明寺の前を通過して到着です。
想像通りこじんまりしたお寺。
詳細は明日の本編で。
御朱印を頂くと同時に由緒書きも頂きました。
それも普通の2つ折りのものに加え、平成2年の本堂改築の際に作られた冊子まで頂きました。
本堂の裏手に遊歩道がありますが、今はまだ未整備。
また完成したら行きたいですね。
この日は暑かったので、帰りにマクドに寄って食いしん坊の次男くんにソフトクリームを買ってあげました。
もちろん、”超ごきげん”でした(笑)。
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旧山田家住宅
写真は、長屋門。
巨椋池があった際の漁業代表であった山田家の住宅です。
大きな長屋門が目立ちます。
場所は、京都市の南に隣接する久御山町の東一口(ひがしいもあらい)です。
久御山JCTから国道1号線に出て、北上します。
やがて左手にローソンが見えるのでここで左折します。
川を右手に見ながら約300m進むと右手に前川橋が見えます。
この左手に旧山田家住宅見学用の駐車場があります。
駐車場右手の細い石段の道を登った正面に山田家の立派な長屋門があります。
参観
通常内部は非公開ですが、2013/8/11の午前中だけ無料で一般公開されました。
2017年から毎月第1木曜日、第2土曜日、第3日曜日の9:00~12:00まで、入館料200円で公開しています。
長屋門をくぐると右手に土間の入口、正面に式台、左手に主屋が続きます。
主屋の前には前庭があります。
まずは右手から長屋門の中に入ります。
元々はお付きの方の待合部屋だったそうですが、今はきれいにして巨椋池の案内掲示が複数ありました。
主屋に向かいます。
式台から入ると、主屋の手前8畳の“内玄関”、6畳の“孔雀の間”、8畳の座敷と3間が並びます。
主屋の奥は、先の3間に対応して玄関側から8畳の休憩室、6畳の寝室、8畳の居間”が並びます。
そして居間のさらに奥には3畳の茶室があります。
しかし茶室は、ほぼ痕跡程度です。
孔雀の間は現在は仏間ですが、以前は座敷との間に孔雀の襖絵があったため、そういわれているそうです。
座敷の欄間は、“波間に鯉”や籠目模様と、漁業にちなんだ意匠になっています。
前庭は枯山水庭園だったのでしょう。
飛び石があり最奥の築山は石組で囲われており、カメを模した意匠だそうです。
塀は非常に低く、外の景色を借景にしています。
今は遠くに伏見桃山城が見えるだけですが、昔は眼前に巨椋池が拡がっていたそうです。
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2014 6/8の拝観報告5 最終(地蔵院)
写真は、方丈前庭。
さて苔寺から徒歩で向かったのは、地蔵院です。
昨日に続き「そうだ 京都、行こう」ツアー ”竹の寺と苔の寺 京のみどり散策”です。
今回のツアーで本堂の内部が拝観できます。
僕とWAN先代は、ほぼこれが目的で参加したようなものでしょう。
まずは方丈に向かいます。
いつもは非公開の方丈の奥でお薄を頂きました。
方丈の奥にも小さな庭園がありますが、それ程でもないです。
そして方丈でお住職からのお話。
また当日は通常は撮影禁止の方丈も撮影可でした。
ここの庭園って・・・個人的な感想ですが、非常に見にくいです。
中央の大きな有楽椿が、庭園の真ん中過ぎるのではないでしょうか。
椿をもう少し奥にしないと、椿の背後のスペースが死んでるように思えます。
そして本堂へ。
本堂には本尊の地蔵菩薩像や、重文の千手観音像などを近くでお参りさせて頂きました。
今回改めて気づいたのは重文の千手観音像といえども、ツアー参加者はそれ程興味がなさそうな点でした。
お庭は苔寺も地蔵院も結構一生懸命みられていたようでしたが。
やはり京都観光って、
多数のあっさりした庭園派
と
少数の熱烈なB派
から構成されているように思いました(笑)。
このブログでは少数の熱烈なB派の方が熱く語られるので目立ちますが、多くの京都観光客はそれほどBには興味がないんでしょうね。
まあこのブログも庭園派のネタもないので、完全に熱烈なB派向けのネタになっていますけどね(笑)。
帰りはバスを待つと遅いかつ必ず混むので、アマ会の6名でタクシー2台を呼んで分乗し阪急桂駅まで帰りました。
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五龍閣
写真は、外観
五龍閣(ごりゅうかく)は武田五一が設計し大正12年に竣工した国の登録有形文化財で、元は碍子で財を成した松風嘉定(しょうふうかじょう)の私邸でした。
現在は、同時期に活躍した竹久夢二の作品を展示するカフェとして営業しておられます。
アクセス
清水寺の門前にあります。
五条坂を登っていくと松原通そして三年坂を合流します。
合流点から約30mの右手の側道に入った左手に五龍閣があります。
まずは外観。
屋根の上には大仏での上にある鴟尾(しび)が付いていたり、ベイウィンドウという英国風の出窓、柱の上にはギリシャ風のイオニア式の飾りと中国風の雷文になっています。
玄関から入ると真っ赤な絨毯が敷かれています。
玄関間を抜けると広い階段室で3階まで吹き抜けており、2階は階段が回廊のようになっています。
そして正面にメインの大きなお部屋があります。
部屋の正面には秋野亜衣の原画をタイルにした大きな円卓や暖炉があります。
部屋は右手に1階ホールが拡がります。
昔は舞踏会が行われたようで、作り付けのソファーが部屋の左手前にあります。
またここの壁には竹久夢二の作品が、額に入ってたくさん並んでいます。
そしてステンドグラスを経た部屋の最奥は、窓が大きくサンルームです。
カフェのメニューはコーヒ―や豆乳ドリンクが510円、食事は京のホットサンド810円、
京野菜カレー1340円、京野菜パスタ1340円、京野菜とハンバーグ(サラダ、スープ、ライス付き)1440円などがあります。
2021/12/18のそうだ 京都、行こうの「関西近代建築の父!武田五一を知る」で、2階、3階と4階の望楼塔に入りました。
2階は階段の正面に大きな広間があり、天井は二重折上格天井を簡素に意匠化したものでありながら、暖炉もあります。
また階段の右手にも10畳ほどのお部屋があります。
3階に上がる階段の途中は、少し広くした踊り場のようになっています。
3階にも出窓のある大きな1部屋があり、電気ストーブが付いています。
しかし現在は客室として使ってはおられないようです。
さらに細く急な階段を登って、4階の望楼塔へ。
内部は2畳ほどの広さですが、360度の景色を楽しめます。
東側は清水の楼門や三重塔がすぐそこですが、楼門の高さよりは低くなうように配慮して作られたそうです。
西側は遠く愛宕山まで見渡せます。
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2014 6/8の拝観報告4(苔寺)
写真は、庭園
さて12:30頃に苔寺の門前に到着しました。
12:50集合の「そうだ 京都、行こう」ツアー ”竹の寺と苔の寺 京のみどり散策”に参加するためです。
今回はアマ会で、Hitoさま、WAN先代、KEIさま、あんとんさまと僕の5名が参加しましたが、狛犬好き!さまも個人で申し込まれていました。
さらに狛犬好き!さまが現地で知り合われた方も、一緒に参りました。
往復ハガキでの個人申し込みの方々と一緒でしたので、結構多かったです。
それもそう、6月ですからね。
最初に恒例の写経があります。
アマ会では”筆ペン持参”を呼びかけましたので、みなさん結構写経が早かったです(笑)。
慣れない筆で墨を付けながらは、さすがにね。
そして終わり次第順次庭園へ。
ご存知の通り、僕は「誰もいない写真」を心がけているので、この辺りは早かったです。
もう苔寺も4回目ですので、「どこのアングルの写真が欲しいのか」も初めから大体決まっていました。
さらに奥行きを出すためには、散策路を写真に入れた方がいいように思うので、どうしても他の方々が来る前にと急ぐ必要がありました。
今回気付いたことがありました。
写真を撮られる方からすると当り前なのかもしれませんが、僕は撮影方法を学んだことがなくすべて自己流なので。
それはいつもいうように光が強すぎると白トビして、真っ白な写真になってしまいます。
しかしこういう鬱蒼とした林の中などではもとが少し暗いので、”それなりに光があった”方が緑が映えますね。
今回もたまたま3タイプ撮影して(日光なし、そこそこ日光あり、強烈日光)比較すると、断然真中のがきれいでしたね。
それ上の写真であり、本編のも日光ありのに入れ替えました。
早々に一周して、しばらく休憩です。
14:50までとかなり拝観時間があったので、さらに今後はみんなで2周目に行きました。
いつものようにWAN先代は気になるとことは”ネットリ、コッテリ”みておられました(笑)。
今回は重文の湘南亭のようでした。
列から遅れても見ている。
しばらく離れても、まだ見ている。
やっと離れてこちらに向かってきたかなと思うと・・・また戻ってるみたいな(笑)。
彼は本当に文化財好きですね。
桜のシーズンとか一緒にっても、そんなに景色や庭園に執着はないようですね。
もちろん動物のエサやりも興味ゼロ(笑)。
完全なB派なんでしょうね。
まあそれはそれでいろいろな観点での楽しみ方なんでしょう。
面白い人です(笑)。
14:50には表門前に集合して、次へと向かいました。
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