城郭神道民俗国学
対談者
いや驚きました。小説『轟陣平』を見事に
城郭関連記事であると看破する人の鋭敏さ
長谷川
世の中には鋭く気付く人がおられ驚きます。
一般者
長谷川先生のブログは、神道も城郭も共に
記されており先生の趣旨が全く解りません。
いったい長谷川先生とは何学者か解らない。
対談者
そうは思いません。長谷川氏が『魏志倭人伝』
の講師された時も、倭人伝にある古神道の姿
また日本の民俗学の原典として解説されまし
た卑弥呼の城柵に関しても的を得てました。
一般者
わたし城郭オンリーの人ですから、今回小説
『近江商人轟陣兵』全く読んでいませんのよ!
対談者
ところが城郭史に興味ある人から今回の記事
は城郭記事だと看破された事が書いてました。
一般者
私は、そのコメ読んでショツクを受けました。
私は自分では城郭好きと思っているだけかな?
対談者
あれだけ流行したバードウオッチングさえも
野鳥の熱烈フアンと自負した人が飽きている。
長谷川
私はバードウオッチングの手帳をボロボロに
なるまで読んで今も水鳥を観察する人に感動
します。その人は本物の生粋の鳥見学者です。
一般者
私は、長谷川先生の神道と城郭の記事が難解
神道は神道、城郭は城郭と分離して欲しい。
対談者
セパーレト型思考と言って闇夜を懐中電灯で
行くような狭い視野で歴史の一部だけ見てる。
城郭も時にミクロに詳細に見学時に歴史時空
を超越した城郭のマクロな普遍性にも着目する
事が大切かと思います。ようするに歴史大観や
歴史俯瞰に相当する広い視野にたった歴史観察。
長谷川
私としては魏志倭人伝に身分の高い人は道を
直進し身分の低い人は草むらで平伏する習慣
日本人の古い時代の人々、倭人の習慣に驚く。
一般者
私は結構な年齢行ってるんですが神社の鳥居
の中央に正中線が存在し神様だけが通る道で
一般の人や神職もこの正中線を通らない事を
全く知りませんでした。知人になんだ?そん
な事日本人の大人の常識ですと言われ衝撃!
対談者
そうそう、そこに長谷川先生の神道と城郭と
の結節点がつまり比較研究論が存在しており
我々読者は、ハット目覚めるんですよ。日本
の文化に脈々継続してと流れる伝統や文化を
読み取る事が出来るんです。所謂歴史大観!
長谷川
直進出来ない発想に気付く事も大切なんです。
古代の古墳に収められていた鏡とは一体何の
役割をしたのか?当時の人々は鏡の霊力を
どの様に考えていたのか?鏡の鏡面により
邪悪な神霊を退散させる効果があると考え
たか?結論はともかく考える事が重要です。
対談者
城郭の鏡石なんかも、そうですよね。近世の
城郭の枡形に多様される文献には現れないが
必ず鏡石を城の玄関に相当する所に設置する。
何故枡形に鏡石を設定するのか文献が少ない。
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長谷川
何故鏡石が設置される類例が頻発しているの
に城郭の文献に記録されなかったか?当時の
石職人の信仰や神観念、これは城郭民俗学の
世界として分析解釈しなければなりません。
一般者
なんで日本人は正月に鏡モチを創るのか?
玄関に竹やりの様な飾りや注連縄シメナワ
を造るのか、毎年実施しているのにその意味
に気付いてない。その意味を考えていません。
対談者
長谷川氏の論考の中でも神道の正中思想を
参考にしながら城郭に直進できない翳し
「かざし」がある事に注目すべきですよ。
城の正面の門へとを直進できない事は城門
を直進により打ち砕かれない防御機能とも
思われますが、あきらかに、城門の正面を
守る発想に着眼してない城マニアが多い。
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長谷川
それは言えます。城マニアと城郭遺跡に
冷静に対峙しようとする学門したい見学
したい人には微妙なズレがたしかに存在
します。例えば近江鎌刃城にしても淡々
と主郭桝形という解説だけに着目し過ぎて
▼マニアはここだけ見て満足してしまう。
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▼ちやんと門前のカザシの石垣を見ようと
しない。なんと言っても城自体が先生で
あり現実ですからね!これを学ぶ事だと!

▼そう言う枡形だけ見る習慣が城マニアに
ついてしまうと、二本松城の枡形全面石垣
など全く見学検分しない城マニアが増える。
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一般者
でも長谷川先生の発想は城マニアからみたら
理解しにくい、神道と城郭と民俗学は全く
別物だと一般の人は信じ込んでおりますが?
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長谷川
ここで、面白い貴重な図書を、紹介したいと
思います。たしかに私のブログは音楽、国学、
神道、城郭、民俗学、有職故実、古墳と多様な
のですが、それら全体を文化論的視座に立って
述べられた有名な城郭の櫻井成廣先生の存在も
忘れないで下さい。私の論述の切り口は決して
特殊ではないと自分では思っております、この
書籍は蒲池様から拝受しました私にとり貴重な
本なので何度も繰り返し愛読させて頂いてます。
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長谷川
蒲池様のこの書物の、あとがきに次の如くある。
この文言は私は非常に重要で大切だと思います。
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長谷川
さて某図書案内には以下の如くあります。是非
この本を一読される事をお勧め申上げます。
内容説明
音楽に耳をすますように、歴史にむきあうこと
。城郭史の大家で、神道、茶の湯、能楽にも通
じた哲学教授は、現地踏査と芸術的直感によっ
て豊臣秀吉の深層に迫った。
目次
第1章 豊臣女系図
第2章 国学者と豊臣一族
第3章 桃山時代の精神
第4章 大坂城の遠景
第5章 日本芸能史のなかの秀吉
第6章 千成瓢箪と水の呪術
第7章 安土城は古墳か
第8章 水へのまなざし
著者等紹介
櫻井成廣[サクライナリヒロ]
東京生まれ。東京帝国大学文学部哲学科を卒業、
青山学院大教授などを歴任、哲学、論理学を講
ずる。日本城郭協会理事、城郭史学会理事を務
めるなど、城郭研究における指導者としても活躍。
1995年、93歳で死去(本データはこの書籍
が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者
、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です
対談者
いや驚きました。小説『轟陣平』を見事に
城郭関連記事であると看破する人の鋭敏さ
長谷川
世の中には鋭く気付く人がおられ驚きます。
一般者
長谷川先生のブログは、神道も城郭も共に
記されており先生の趣旨が全く解りません。
いったい長谷川先生とは何学者か解らない。
対談者
そうは思いません。長谷川氏が『魏志倭人伝』
の講師された時も、倭人伝にある古神道の姿
また日本の民俗学の原典として解説されまし
た卑弥呼の城柵に関しても的を得てました。
一般者
わたし城郭オンリーの人ですから、今回小説
『近江商人轟陣兵』全く読んでいませんのよ!
対談者
ところが城郭史に興味ある人から今回の記事
は城郭記事だと看破された事が書いてました。
一般者
私は、そのコメ読んでショツクを受けました。
私は自分では城郭好きと思っているだけかな?
対談者
あれだけ流行したバードウオッチングさえも
野鳥の熱烈フアンと自負した人が飽きている。
長谷川
私はバードウオッチングの手帳をボロボロに
なるまで読んで今も水鳥を観察する人に感動
します。その人は本物の生粋の鳥見学者です。
一般者
私は、長谷川先生の神道と城郭の記事が難解
神道は神道、城郭は城郭と分離して欲しい。
対談者
セパーレト型思考と言って闇夜を懐中電灯で
行くような狭い視野で歴史の一部だけ見てる。
城郭も時にミクロに詳細に見学時に歴史時空
を超越した城郭のマクロな普遍性にも着目する
事が大切かと思います。ようするに歴史大観や
歴史俯瞰に相当する広い視野にたった歴史観察。
長谷川
私としては魏志倭人伝に身分の高い人は道を
直進し身分の低い人は草むらで平伏する習慣
日本人の古い時代の人々、倭人の習慣に驚く。
一般者
私は結構な年齢行ってるんですが神社の鳥居
の中央に正中線が存在し神様だけが通る道で
一般の人や神職もこの正中線を通らない事を
全く知りませんでした。知人になんだ?そん
な事日本人の大人の常識ですと言われ衝撃!
対談者
そうそう、そこに長谷川先生の神道と城郭と
の結節点がつまり比較研究論が存在しており
我々読者は、ハット目覚めるんですよ。日本
の文化に脈々継続してと流れる伝統や文化を
読み取る事が出来るんです。所謂歴史大観!
長谷川
直進出来ない発想に気付く事も大切なんです。
古代の古墳に収められていた鏡とは一体何の
役割をしたのか?当時の人々は鏡の霊力を
どの様に考えていたのか?鏡の鏡面により
邪悪な神霊を退散させる効果があると考え
たか?結論はともかく考える事が重要です。
対談者
城郭の鏡石なんかも、そうですよね。近世の
城郭の枡形に多様される文献には現れないが
必ず鏡石を城の玄関に相当する所に設置する。
何故枡形に鏡石を設定するのか文献が少ない。
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長谷川
何故鏡石が設置される類例が頻発しているの
に城郭の文献に記録されなかったか?当時の
石職人の信仰や神観念、これは城郭民俗学の
世界として分析解釈しなければなりません。
一般者
なんで日本人は正月に鏡モチを創るのか?
玄関に竹やりの様な飾りや注連縄シメナワ
を造るのか、毎年実施しているのにその意味
に気付いてない。その意味を考えていません。
対談者
長谷川氏の論考の中でも神道の正中思想を
参考にしながら城郭に直進できない翳し
「かざし」がある事に注目すべきですよ。
城の正面の門へとを直進できない事は城門
を直進により打ち砕かれない防御機能とも
思われますが、あきらかに、城門の正面を
守る発想に着眼してない城マニアが多い。
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長谷川
それは言えます。城マニアと城郭遺跡に
冷静に対峙しようとする学門したい見学
したい人には微妙なズレがたしかに存在
します。例えば近江鎌刃城にしても淡々
と主郭桝形という解説だけに着目し過ぎて
▼マニアはここだけ見て満足してしまう。
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▼ちやんと門前のカザシの石垣を見ようと
しない。なんと言っても城自体が先生で
あり現実ですからね!これを学ぶ事だと!
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▼そう言う枡形だけ見る習慣が城マニアに
ついてしまうと、二本松城の枡形全面石垣
など全く見学検分しない城マニアが増える。
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一般者
でも長谷川先生の発想は城マニアからみたら
理解しにくい、神道と城郭と民俗学は全く
別物だと一般の人は信じ込んでおりますが?
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長谷川
ここで、面白い貴重な図書を、紹介したいと
思います。たしかに私のブログは音楽、国学、
神道、城郭、民俗学、有職故実、古墳と多様な
のですが、それら全体を文化論的視座に立って
述べられた有名な城郭の櫻井成廣先生の存在も
忘れないで下さい。私の論述の切り口は決して
特殊ではないと自分では思っております、この
書籍は蒲池様から拝受しました私にとり貴重な
本なので何度も繰り返し愛読させて頂いてます。
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長谷川
蒲池様のこの書物の、あとがきに次の如くある。
この文言は私は非常に重要で大切だと思います。
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長谷川
さて某図書案内には以下の如くあります。是非
この本を一読される事をお勧め申上げます。
内容説明
音楽に耳をすますように、歴史にむきあうこと
。城郭史の大家で、神道、茶の湯、能楽にも通
じた哲学教授は、現地踏査と芸術的直感によっ
て豊臣秀吉の深層に迫った。
目次
第1章 豊臣女系図
第2章 国学者と豊臣一族
第3章 桃山時代の精神
第4章 大坂城の遠景
第5章 日本芸能史のなかの秀吉
第6章 千成瓢箪と水の呪術
第7章 安土城は古墳か
第8章 水へのまなざし
著者等紹介
櫻井成廣[サクライナリヒロ]
東京生まれ。東京帝国大学文学部哲学科を卒業、
青山学院大教授などを歴任、哲学、論理学を講
ずる。日本城郭協会理事、城郭史学会理事を務
めるなど、城郭研究における指導者としても活躍。
1995年、93歳で死去(本データはこの書籍
が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者
、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です