城郭 長谷川博美 基本記録

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蛇石の霊力 鏡の霊力 盾の霊力 蛇の霊力 鏡石の霊力 滋賀民俗学会

2023-02-16 02:53:42 | 民俗学

 

ヒバカリ(日計・日量・熇尾蛇・竹根蛇、

Hebius vibakari)は、爬虫綱有鱗目

ナミヘビ科ヒバカリ属に分類されるヘビ

ヒバカリ属の模式種

 

◆長谷川

歴史民俗学の講座を開きたい

と思います。しかし私には経済

に疲弊して研修室を借りる資金

もない現状です。ブログ開設を

しましたが読者1日に20人足ら

ずで宣伝の効果は全く無しです。

 

◆対談者

夏季に巾2mほどの農道を歩いて

ある小屋に到着しましたが道幅と

おなじ長さの青大将が道を塞い

で私道を直進できませんでした。

 

◆長谷川

 巨大な蛇が巾「ハバ」を効かせて

路を塞ぐ事は「ハバカリ」と言います。

便所の事も「ハバカリ」とも言います。

古来蛇は日本人にとり霊力の対象

として畏怖されてきましたあの有名

な金印も蛇のデザインです。道の直

を遮るモノは「ハバカリ」と言えます。

巾を利かす「ハバカリ」で世に巾ばかる。

蛇は邪悪退散させる僻邪「ヘキジヤ」

だと歴史民俗学的に私は解釈します。

日本神話に登場の天羽々斬(あめの

はばきり、あめのははきり)などの霊威

持つ宝剣もこの僻邪「ヘキジヤ」思想

の一種です。魏志倭人伝で高官が道

を通る場合一般人は道路脇の草むら

に平伏する習慣があったと記録されて

います。日本人いや東洋の人々にとり

貴人と対面した時に正面に対向する

事は非礼とされます。これは正中思想

といって高位高官の人の正面を直進

する行為「正面を切る」事は避ける事

が社会習慣とされて来ました。今でも

人の正面を会釈なく横切る事は非礼

に相当致します。幕末に薩摩藩士の

行列が横浜生麦を歩行していた時に

英人が騎馬馬上のママで大名行列の

前を通過してこれを薩摩藩士が切り捨

てる大事件生麦事件が発生しています。

これ文化と解釈の違いによるものです。

◆長谷川

従って蛇の様に蛇行した長大な刀剣

が古代王の墳墓を護る様に出土した

場合は蛇行剣が邪悪の悪霊を防ぐ為

の一種の守り刀の意味「避邪」思想と

言えます。近代においても死者とな

る胸元に守り刀を添える事はその習

慣が継承されている事を意味します

場合によって刀子なき場合は死者の

胸元にカミソリを置いて呪具の代用と

しての忌具の役割をする事もあります。

◆長谷川

富雄丸山古墳前方部ビイスタ

工法読み取れます。盾型銅鏡

も蛇行剣も中央線正中腺より

発掘されています。

 

◆一般者

  奈良富雄丸山古墳前方部から

長大な蛇行剣(長さ237センチ)

が出土て大変な話題になってる。

要するに塚の前から出土した。

 

 

◆対談者

長谷川先生の名古屋信長公記

       米原信長公記

何故ロングランが継続したか

その謎を解説致しますわよ!

 

◆長谷川

ふふふふ~信長が大切にした

名石が『蛇石』だった事です。

 信長公記  安土御普請 より

爰に津田坊、大石 御山の麓まで寄せられ候と雖も、

 蛇石と云う名石にて、勝れたる大石に候間、一切

に御山に上らず候。然る間、羽柴筑前・滝川左近・

惟住五郎左衛門、三人として、助勢一万余の人数を

以って、夜昼三日に上せらせ候。信長公 御巧みを

以って、輙 御天主へ上させられ、昼夜、山も谷も

動く計りに候ひキ。

 

◆対談者

そうそう長谷川先生が日本人の蛇

の民俗学と石の霊力の民俗学融合

させて安土城天主の蛇石を解説さ

れた時に私は私の頭のヒューズが

飛びました!バッシと電撃が来た!

何故蛇石と言うのか蛇石かを私は

即刻解かりました。電気が走った

古墳から蛇行剣が出た時も解った!

 

◆一般様

安土城の「蛇石」は未だに確定され

ていません。このと投稿を繰り返し

て読むと、盾、鏡、鏡石の様なる

扁平した大きな壁面を持っ大石と

思いますが?

 

◆長谷川

安土城の蛇石がどれかは明言しま

せん読者各自様で考察して下さい

安土城の蛇石が僻邪の為とすると

貴人たる信長の住む居館「天主」

の前面に存在した事になります。

 

◆長谷川

今回のお話で重要な事は貴人の

前を防ぐ霊力つまりは威信財

(いしんざい、英語: prestige goods)

という解釈が出来ているからです。

英語: prestigeは直訳すると前舞台

ですから富雄丸山古墳前方部から

出土している事に意義がありますね

貴人の前を塞ぐ霊力ある呪剣と言う

事になり実用刀剣よりも祭具の要素

があると私は考えます。もちろん私は

この剣は天羽々斬(あめのはばきり、

あめのははきり)等の呪具の一種と

考える事も可能かと雑学しますが?

被葬者とは薩摩隼人系かと想像も

 

◆質問者

中世日本では盾や鉾は呪具として

有職故実として伝承されています?

◆長谷川

勿論 威義物「いぎのもの」として伝承

されている事は誰もが知っている事。

 

◆一般者

さすがは國學院大學の学風です?

退屈になつて来ました動画見ます

◆長谷川

さて民俗学や考古学に対して城郭

に興味のある方は極端な忌避行為

を示されるのが現代の特徴です。

 

◆対談者

私は様々な知識を統合して歴史と

民俗学を考えたいと思いますが?

 

◆長谷川

そう簡単に行きません皆さん各自

趣味や分野だけを勉強され総合は

欠落している。

 

◆対談者

だから日本最重要の城郭縄張要点

『ビイスタ工法』を平気で無視する訳

 

 

◆長谷川

さて民俗学が退屈ならば城郭の

話題に飛びます。中世の城郭で

霊山や信仰の対象とされた宗教

施設の巨岩の霊力を借りて敵を

退散させようとする立石や立岩

の発想があります。勿論神道に

は巨岩を信仰の対象とする形態

も存在致します。みんなと城郭を

見学したと時に必ず枡形虎口で

見学するのが「鏡岩」が好例です。

巨岩の霊力「避邪」の思想により

邪悪な敵襲を大事な城門攻撃か

ら呪術的に守ろうとする城の民俗

学とも言えます。城郭の鏡石写真。

◆長谷川

さて鏡に話題を戻します。隼人の盾

は大和では非常に有名です日本国

の城門には巾の広い鏡柱を使う事

が通例です。やはり壁面を構成して

敵を跳ね返す「避邪」思想が読取れ

ます。

◆長谷川

神社神道の場合、社の建物の正中

腺に鏡を設置して邪悪を退散させ

る神器として伝統的に使われます。

◆長谷川

さて今回の奈良富雄丸山古墳で

の両者の避邪の思想を通底させる

銅鏡と盾の混合型遺物が発見され

た事は日本の古代の僻邪思想をも

証明する貴重な発見とも言えます。

 

滋賀民俗学会 長谷川博美

 

コメント (2)
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