11/18(木)3℃
湯来町の紅葉状況 石ヶ谷峡「黄色が少なくなり、茶色が目立っています。今月末が見納めかも」
加下峡「落ち葉が多くなり、見頃は過ぎました」
おはようございます。
天気はすこぶるいいんですけど、寝られるものなら寝ていたい気分の朝を迎えています。今朝の写真は、湯来町の南部にある名前も知らない山。以前、一度アップしたんですけど遠方過ぎてはっきりしていなかったのでもう一度写して来ました。まだ、早朝日の出前でしたので、シルエットになっていますが、この形、日本一の富士山に似てませんか?
裾野の左右の広がりが対照的でバランスが取れています。最終判断は見ている方にお任せするにして、とりあえず私の独断と偏見で「湯来小富士」と命名させていただこうと思います。もしも、ちゃんとした名前がありましたら即訂正しますのでお教えください。
湯来に伝わる民話「権六爺さんと鬼」
むかし、和田の恵下谷を少し入ったところに権六というお爺さんと志乃という娘が暮らしていました。
ある日、お爺さんは猟に出かけました。山鳥やうさぎを追いかけて一日中歩き回りましたが、どうしたことか、その日は一羽も捕らえられませんでした。夕暮れの山道を急いで帰り始めました。
しばらく行くと道に何か黒い物が見えます。猪か熊かと猟銃をかまえましたが、よく見ると若い男の人でした。
「どうしたんかい、若いもんが」
「何日も食べるものがなくて、歩くこともできません」
と今にも息が切れそうに喘いでいます。お爺さんはかわいそうになって、
「うちまでくりゃあ、何か食うものもあろう。元気を出してついてきんさい」
「ありがとうございます」
権六爺さんは家に着くと
「志乃や、今日は獲物が一つも取れんかったがの、ええ男の人を連れて帰ったで」
「まあ、まあ、この人、ひどくやつれていなさるがどうしたことかいのぉ」
「腹が減って死にそうならしい。何か食べさせてあげんさい」
娘が出してくれたご飯をいっぱい食べた男は、急に元気になりました。しかし、二、三日が経ちましたが、男の人は出て行こうとはしません。お爺さんがどこからきたかを問うても、どこへ行くかを聞いてもはっきり言いません。
「行くあてがないなら、いっそ娘の婿になってくれんかのぉ」
「志乃さんさえよかったら」
志乃さんと男の人は夫婦になり、仲良く暮らしていました。それから、かわいい男の子が生まれました。 権六爺さんは猟に行くのと、孫を見るのが楽しみで、平穏な日々が続いていました。
ある日、男が志乃さんに、
「実はわしは鬼なのだ。何年かに一回は人間の血を吸わねば我慢できんのだ。志乃も息子もわしの宝だから吸うわけにはいかない。仕方がないのでお爺さんの血を吸うことにする」
「そんなことはしないでください。我慢しんさい」
と志乃さんは泣いて頼みましたが、男は、
「どうしても止めることはできん」
しまいには夫婦で言い争いになりました。その話を孫が聞いていました。そして、こっそりお爺さんに、
「今日は山から帰る時、沼の方を通って船に乗って帰りんさい。そうすると鬼が水を吸うて船を鬼の方に吸い寄せるから、その時、お爺さんは自分の尻を出して叩きんさい」
と孫が教えてくれました。お爺さんは孫が教えてくれたとおりに沼まで帰ると船に乗りました。すると鬼が出てきて水を吸うので船は鬼の方に近づきます。その時、
「はい、それまでよー」
お爺さんは尻を出して叩きました。すると鬼はおかしくなって、口をあけて笑いだしてしまいました。そしてお爺さんは鬼に食われずにすみました。
それから後は、鬼に化身していた男の人は邪気が無くなり、幸せな生活が続いたということです。
私も、口をあけて笑えば鬼のような邪気がなくなるでしょうか?後ほど試してみますので、邪気がなくなったと思われたらお試しあれです。
次回は「大通寺の観音像」です。お楽しみに。
今日は、ボージョレヌーボーの解禁日です。あまりワインについては詳しくないんですけど、小さいペットボトル入りの安価な商品も今年から販売されるとのことですから、安く気軽にお求めできそうです。
2010の味覚を楽しみたいですね。
昨日はしし座流星群の天体ショーがあったんですけど見られましたか。下調べをしてなかったので私は見れませんでした。(ガッカリ
)それよりも、猪
6頭が庭先に来たのにはビックリ。如何に田舎育ちの私でも、この数を一度に見たことはなく
。さしずめ、庭先動物園のようでした。
その後???。1頭は逃げたんですけど残りは冷蔵庫に入れときました。今度、草刈り作業される方、差し入れしますからねー、お楽しみに。
では、今日も元気に頑張ってみましょうか。