3/17(木)-1℃
おはようございます。
相変わらず上空に強い寒波が流れ込んでいるようで、今朝も寒い朝になりました。魚切ダム付近の橋の上が白くなっていましたし、湯来南高校の近くから北、湯来・湯の山温泉方面は道路上に数センチの積雪があります。
新雪は滑りにくいと侮ることなく、安全運転でお願いします。
でも、この寒さと雪で、スキー場の関係者は喜んでいらっしゃるでしょうね。私は滑らないから(人間的には滑ってばかり・・・・、トホホホ)よくわかりませんけど、パウダースノーのゲレンデが愛好者を待ってることでしょうね。なんだかんだと言いながら、月末までは楽しめると思います。でも私は
を燦燦と浴びることのできる” 夏 ”が来るのを愛車と共に待ってます。~~~~待ち遠しいなぁ
今朝の湯来に伝わる民話は「二匹の狼」です。
むかし、和田に二匹づれの狼が出て人々を困らせていました。夜道を歩いていてこの狼に襲われて大怪我をする人もいました。
上道原の角助さんという頓知(とんち)のある人がいました。ある晩、急な用事ができたので水内の大塚の知人宅へ行くことになりました。
「一人で行くのは危ないで。二匹狼が出たらどうするん。隣りの彦さんに頼んで一緒に行ってもらいんさい」
と家の者が心配して言いますが、
「なあに、狼にやられてたまるかい」
角助さんは、一里からある道のりを一人で出かけました。番屋原付近に来た頃から、二匹の狼が先になり後になりしてついて来ます。時々、一匹が石のような形になって道にうずくまります。
「ははぁ、狼のヤツ仕掛けてきよったなぁ」
もし、それにつまずいて「しまった」と言ったら、そこをつけこんでもう一匹が飛びかかってきます。角助さんはそのことを知っていたので、つまずいて手をついたり、しゃがんでも「しまった」と言わないで、
「やれ、一服しようかい」
と何食わぬ顔で腰を下ろし、狼に隙を見せませんでした。そして無事に知人の家に着きました。あれこれと用事を済まし、帰ろうと庭先を見ますと、暗闇に二匹の狼の眼が輝いています。
「狼のヤツ、俺の帰りを待っているな」
角助さんは小声で何か知人に頼みました。すると知人は大きな声で、
「角助さん、今夜はうちに泊まりんさいや」
「そいじゃぁ、泊めてもらおうかいのぉ」
と言って、わらじを庭へ投げつけました。
すると、二匹の狼は山の中へ消えて行きました。
湯来の民話に出てくる地名は現実にある地名がほとんど。地域の古老たちによって昔話が語り継がれてきました。しかし、最近ではこうした話をしていただける方や機会・場所がなくなってきています。個人的には、保育園や幼稚園で地元に伝わる民話を語り継いでいただきたいと思いますし、宿泊施設でもチョッとした時間を設定し、ロビーや空いている部屋に皆を集めて「語り部の夕べ」なんてされたら、来訪者のいい思い出にもなると思うんですけど・・・・。
イラスト描写の上手な方とコラボして、誰か取り組んでみようと言う方はありませんかねぇ。
ホンモノの紙芝居を見たことありませんけど、あったら見聞きしてみたいです。
次回の湯来に伝わる民話は「中倉の毘沙門天」です。お楽しみに。
今朝のラジオで言ってました。”今が苦しいのは神様が試練を与えている、試されているのだ”と。そして”この苦難を乗り切ればきっときっと幸せが巡って来る”と。その昔、100年に一度の災害想定をしていましたけど、今は1000年に一度の災害も考えなきゃいけないご時世になっています。人の痛みを感じてあげることは必要でしょうけど、感情移入によって体調不良に自らがなってはいけません。自分自身のポリシーをしっかり持って、自分にできることをできる範囲内で実行したいところです。
寒さと体調管理に注意して今日も一日頑張りましょう。