6/14(月)17℃
おはようございます。
週末はどちらかへお出かけになられましたか?
土曜日が仕事だったので、日曜日に川へ出ようかとも思いましたが、果報は寝てまではありませんが水内川産の鮎が夕飯に間に合うに届くことが分かってましたので期待してのんびりする過ごしました。
やっぱり、あの苦味と香り。いいですね。釣れたてだというにワタ(お腹の中の内臓)に小石や砂もないし。釣れたて新鮮。至高の瞬間を堪能させていただきました。
水内川産と言うネーミングで販売されている物に、太田川上流産も混ぜて販売されている業者もあるように聞いていますので、お気をつけください。

やっぱり、知人からいただく本物に限りますね。
湯来の民話「かくし弾丸」
むかし、下水内のある家に、たいそう利口な三毛猫がいました。その猫は猟がとても上手で、山鳥やうさぎ、時には雉などを獲ってきます。ところが、この三毛猫は頭だけを食べたら、あとは食べません。残った部分は家のものが食べたり、近所にあげたりして喜ばれていました。
しかし、この三毛猫もだんだん年を取ると猟ができなくなりました。
「おかしいのお、昨日獲った山鳥とうさぎが何かに盗まれてしもうた、足だけは残っとったが・・・・・・」
「夕べ、台所で音がするけえ、こっそり入っていったら黒い影が裏口から、すうーっと消えたで・・・・・」
こんな話が聞かれるようになりました。そのうち、三毛猫のしわざとわかりました。
「あんな三毛猫は殺してしまおう」
そんな話が聞かれるようになりました。そのころから三毛猫の姿は人の目につかなくなりました。
ある晩、猟師さんが囲炉裏のそばで弾丸(たま)を作っています。三毛猫が古いだけあって、影に隠れてじっとその様子を見ていました。
翌朝、猟師さんは弾丸を何発か持って漁に出かけ、一日中、鳥や獣を追って山野を駆け巡りました。獲物を見つけ、狙って撃ってもどうしても一匹も獲れません。
腰に付けていた弾丸も一発しか残っていません。しかたなく、手ぶらで家路に急いでいましたが途中で秋の日は早く暮れ、暗くなってしまいました。しばらく行くと女の人が火を焚いています。
「こんな山道に女の人が一人でいるのはおかしい。何者かが化けているに違いない」猟師は最後の一発を鉄砲にこめて、女の人をめがけて撃ちましたが、そのとたん、女の人は消え、何の手ごたえもありません。女は、弾丸が一発しか残っていないことをちゃんと知っていたのです。
しかし、猟師は普通使う弾丸の他に、万一に備えて三発ぐらい隠し弾丸を用意していることを女に化けた三毛猫は知りません。
「魔物を撃つには火を狙え」と言われている言葉を思い出して、猟師は隠し弾丸で火を狙って撃ちました。
「ギャァー」
と言う叫び声がして、火が消え、突然猫が飛びかかってきました。夢中で残りの隠し弾丸を撃ちました。猫はそのまま姿を隠しました。
帰る途中、道の上に転々と血が落ちていました。それが自分の家で消えています。調べてみると家の床下に、あの三毛猫が死んでいたと言うことです。
皆さんの家に愛猫はいますか?
我が家の愛猫はアメリカンショートヘアの雄のゴンゴン。もう、10年を超える家族の一員で、気性はいたって穏やか。男が抱くと嫌がるのに女性が抱くとメロメロ。飼い主に似たんでしょうか?それから、本業のねずみちゃんの捕獲は上手で、時々、ドキッとさせられることもあります。特技らしいものはないんですが、美味しい「海苔」がちゃんと見分けられます。ふたを開けた音ですぐに反応して「1枚くれ~」とねだってきますが、気に入らない海苔だとそっぽ向いて逃げていってしまいます。確かに、甘すぎるだけ、塩分が多いものは敬遠しているように思えます。味で勝負するメーカーさんがありましたら、試してみてはいかがでしょうかね。
あと、何年一緒に居ることができるのかわかりませんが、犬好きから猫好きに転じてしまった私のよき親友として付き合って生きたいと思っています。
梅雨入りしたそうですが、適度な雨量を期待したいところです。今頃、愛猫ゴンゴンが暖かくなっている縁側でスヤスヤ眠っている光景が目に浮かびます。
次回は「阿弥陀ケ峰物語(三部作)」です。お楽しみに。

おはようございます。

週末はどちらかへお出かけになられましたか?
土曜日が仕事だったので、日曜日に川へ出ようかとも思いましたが、果報は寝てまではありませんが水内川産の鮎が夕飯に間に合うに届くことが分かってましたので期待してのんびりする過ごしました。
やっぱり、あの苦味と香り。いいですね。釣れたてだというにワタ(お腹の中の内臓)に小石や砂もないし。釣れたて新鮮。至高の瞬間を堪能させていただきました。

水内川産と言うネーミングで販売されている物に、太田川上流産も混ぜて販売されている業者もあるように聞いていますので、お気をつけください。




湯来の民話「かくし弾丸」
むかし、下水内のある家に、たいそう利口な三毛猫がいました。その猫は猟がとても上手で、山鳥やうさぎ、時には雉などを獲ってきます。ところが、この三毛猫は頭だけを食べたら、あとは食べません。残った部分は家のものが食べたり、近所にあげたりして喜ばれていました。
しかし、この三毛猫もだんだん年を取ると猟ができなくなりました。
「おかしいのお、昨日獲った山鳥とうさぎが何かに盗まれてしもうた、足だけは残っとったが・・・・・・」
「夕べ、台所で音がするけえ、こっそり入っていったら黒い影が裏口から、すうーっと消えたで・・・・・」
こんな話が聞かれるようになりました。そのうち、三毛猫のしわざとわかりました。
「あんな三毛猫は殺してしまおう」
そんな話が聞かれるようになりました。そのころから三毛猫の姿は人の目につかなくなりました。
ある晩、猟師さんが囲炉裏のそばで弾丸(たま)を作っています。三毛猫が古いだけあって、影に隠れてじっとその様子を見ていました。
翌朝、猟師さんは弾丸を何発か持って漁に出かけ、一日中、鳥や獣を追って山野を駆け巡りました。獲物を見つけ、狙って撃ってもどうしても一匹も獲れません。
腰に付けていた弾丸も一発しか残っていません。しかたなく、手ぶらで家路に急いでいましたが途中で秋の日は早く暮れ、暗くなってしまいました。しばらく行くと女の人が火を焚いています。
「こんな山道に女の人が一人でいるのはおかしい。何者かが化けているに違いない」猟師は最後の一発を鉄砲にこめて、女の人をめがけて撃ちましたが、そのとたん、女の人は消え、何の手ごたえもありません。女は、弾丸が一発しか残っていないことをちゃんと知っていたのです。
しかし、猟師は普通使う弾丸の他に、万一に備えて三発ぐらい隠し弾丸を用意していることを女に化けた三毛猫は知りません。
「魔物を撃つには火を狙え」と言われている言葉を思い出して、猟師は隠し弾丸で火を狙って撃ちました。
「ギャァー」
と言う叫び声がして、火が消え、突然猫が飛びかかってきました。夢中で残りの隠し弾丸を撃ちました。猫はそのまま姿を隠しました。
帰る途中、道の上に転々と血が落ちていました。それが自分の家で消えています。調べてみると家の床下に、あの三毛猫が死んでいたと言うことです。
皆さんの家に愛猫はいますか?
我が家の愛猫はアメリカンショートヘアの雄のゴンゴン。もう、10年を超える家族の一員で、気性はいたって穏やか。男が抱くと嫌がるのに女性が抱くとメロメロ。飼い主に似たんでしょうか?それから、本業のねずみちゃんの捕獲は上手で、時々、ドキッとさせられることもあります。特技らしいものはないんですが、美味しい「海苔」がちゃんと見分けられます。ふたを開けた音ですぐに反応して「1枚くれ~」とねだってきますが、気に入らない海苔だとそっぽ向いて逃げていってしまいます。確かに、甘すぎるだけ、塩分が多いものは敬遠しているように思えます。味で勝負するメーカーさんがありましたら、試してみてはいかがでしょうかね。
あと、何年一緒に居ることができるのかわかりませんが、犬好きから猫好きに転じてしまった私のよき親友として付き合って生きたいと思っています。
梅雨入りしたそうですが、適度な雨量を期待したいところです。今頃、愛猫ゴンゴンが暖かくなっている縁側でスヤスヤ眠っている光景が目に浮かびます。
次回は「阿弥陀ケ峰物語(三部作)」です。お楽しみに。
