伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

芽かき

2023年08月19日 | 遠野町・地域
 和紙づくりの夏場の作業は材料となる植物を育てること。すなわち楮とトロロアオイの栽培が、伝統工芸遠野和紙・楮保存会の作業となる。この作業を、和紙に関心がある方々にも体験してもらうためにも、保存会の作業日となる、月末頃、平日の火曜日、水曜日以外、具体的には土曜日や日曜日の活動が必要となるが、今シーズンは、協力隊員が発案して、月1回土曜日に楮の芽かき作業が実施されてきた。

 今日も5週間ぶりとなるが、恒例の川畑の畑で芽かき作業を実施した。20歳の酒プロジェクトといわき市遠野支所の関係者を含め6名が作業に従事した。協力隊員は午前7時から作業を始めたという。私は8時30分から作業し、全体の作業は10時過ぎに終了した。

 これまでに楮は大きなもので3m程の高さに育っている。脇芽も同じくしっかり育っている。芽かきの狙いは、和紙に活用するメインの幹に養分を蓄えて太く大きく育てることにある。脇芽が大きく育つことは好ましくないのだが、この1ヶ月強の間にめざましく成長したのだな。

 芽かきの最中、枝に虫を見つけた。中心はハゴロモ類。



ベッコウハゴロモ




スケバハゴロモ



アオバハゴロモ、ピンぼけのため自宅のトロロアオイで撮影で代行


 ハゴロモ類は、あと1種類あるが、それは残念ながら見られなかった。これらは樹液を吸い、排泄物がすす病の原因になるなど基本的に害虫なのだが、まあ、数が少ないからほっておくか。

 葉っぱの裏にはセミの抜け殻がしがみついている。アブラセミの他、乾いた泥にまみれたニイニイゼミの抜け殻もあった。



 楮の収穫まであと2ヶ月ほど。今年はどんな実りになるのだろう。


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