伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

一般質問始まった / カワラナデシコ / アシグロツユムシ

2016年07月19日 | 市議会
 一般質問が始まりました。

 開会中のいわき市議会7月定例会でのことです。

 この議会は今任期中最後の定例会となり、終了した後、ほぼ40日でいわき市議選の投票日を迎えます。

 6月定例会で質問した私は、今定例会での質問はしないのですが、そう、議会報告作りはしなければなりませんね。

 ちなみに今日の質問で印象に残った一つが、いわき市に避難してきている双葉郡住民に関する予算措置の問題での志帥会議員の質問。いわき市民と双葉郡住民の間にあつれきがあるとされています。その一つの原因が、双葉郡の住民が住民票をいわき市に移さず税金を納めないのに行政サービスを受けているという誤解にあるという見地からのもの。

 これまで何度か市議会で取り上げられていた問題ですが、双葉郡住民の行政サービスにかかる費用としては1人あたり4万2,200円、総額で10億2,000万円程が国からの特別交付税(災害など特別の財政需要が生じた際に交付される)としていわき市に措置されているので、双葉郡住民のために市民の税金が使われているということではないので、ここは正しく理解していただきたいと思います。

 今回の質問で目新しかったのは、これが平成28年度から普通交付税として最新の国勢調査の人口割に応じて算入されることになったという点です。国勢調査では約2万4,000人がいわき市で避難生活を送っているということから約20億円が普通交付税に算入されるということです。国からの予算措置としては、災害時の特別の予算措置ではなくて、一般の市民と同じレベルで予算措置されるということなるということですよね。

 特別交付税は、その交付の仕組から年度末まで不確かな収入を見込んだ財政運営となったり、特別交付税を要望するための資料作りに手を取られるなどのため、これを縮小するよう求める声が強いと言われていますが、財政処理上の問題からとしてよりも、原発事故による避難という重大な問題に対する国のとらえ方が、災害時というとらえ方から平時というとらえ方になりつつあるという点が大きいかな・・。

 このとらえ方が、避難者に対する国の対応に変化を与えなければよいのですが・・。

 なお私はあつれきの原因は、いわき市民と双葉郡住民との間の経済格差にあり、いわき市民の収入の底上げを図ることが大切だと思っています。そのためには地域最賃の引き上げや、それに中小企業が耐えられるように国としての支援を図るなどの措置をとっていくことが大切だと考えています。

 今日の質問者は4人で修了。明日は党市議団の高橋明子議員が議員生活最後の質問に立つことになっています。

 さて朝の愛犬の散歩では、きょうはゴミも拾いながら、また写真も撮ってきました。

 沿道のヤマユリがほぼ満開でした。



 ネムノキですが、若い木のためか花が少ないのです。いっぱいある花で背景をピンクにぼかして撮りたいと思っているのですが、なかなか思うようになりません。



 同じピンクの花はカワラナデシコ。ヒラタアブが蜜を吸いにきていました。



 こちらはムラサキツメグサ。よく見ると花の上にバッタがいます。



 アシグロツユムシの幼生です。

 毎年、この時期に花の上に乗っかっているのです。花びらを食べているのを見たことがありますので、花の上に乗っかっているのはそういうことなのでしょう。花びらのサラダ・・なんて粋な食生活をおくっているんでしょ・・。

 最後にオツネントンボ。



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