昨日から悩んでいた議員だよりの記事。朝、愛犬の散歩途上で、スポーツをキーワードに据えれば何とか記事にできるかとアイデアが浮かび、午前9時頃から猛然と書き出し、11時過ぎ脱稿した。良かった良かった。
そんなわけで無事出来上がった記事です。
年頭所感、スポーツをキーワードに見る
年があらたまって2019年、年始の諸行事が続いていますが、7日には恒例の市民交歓会がパレスいわやで開催されました。それに先立ち、清水敏男市長が公表した年頭所感から考えてみます。
■取り組みのステージアップ
年頭所感の題名は次の通りです。
「明るく元気ないわき市」をめざして
~復興の総仕上げと「いわき新時代」への挑戦~
「ふるさといわきの復興の総仕上げ」「『いわき新時代』への挑戦と魅力あふれるいわきの創生」「共創による重点的な取り組み」を柱に、被災者の生活再建、原子力災害への対応などの取り組みを位置づけて、今年1年の取り組みを列挙する内容となっています。
あげられた取り組みは、昨年1年間の取り組みを踏まえて、例えば被災者の生活再建では「復興グランドデザインの具現化」が課題となるなど、1段ステージが上がったものとなっています。
その数々の取り組みの中で、「スポーツ」をキーワードに、所感を眺めてみます。
■目立つスポーツ関連
「スポーツ」に関わるのは「『いわき新時代』への挑戦と魅力あふれるいわきの創生」の項。
この中で「市民からも市外からも“選ばれるまち”をつくる」ため、「文化・スポーツ分野における魅力の創造」に向けて、トップスポーツイベント等の開催支援、海岸線に整備した自転車道「いわき七浜海道」の活用、トレッキングやサーフィン、釣り、キャンプなどのアウトドアスポーツの推進、いわきサンシャインマラソンを通じての本市の積極的PRなどの取り組みがあげられています。
また、「スポーツを軸としたまちづくり」の推進のため、スポーツツーリズムやスポーツと医療が一体となったヘルスケアモデルの構築を図るとしながら、「スタジアムを中心としたまちづくり」に向けた、調査・検討が盛り込まれています。
そして、「共創による重点的な取り組み」では、「国際的なスポーツ大会を本市の未来につなげる」ため、本年、日本で開催されるラグビーワールドカップや来年の東京2020オリンピック・パラリンピックを活かすために、本市出身パラリンピアンの講演会や、ラグビーワールドカップ出場国であるサモア独立国などとの交流事業の推進を盛り込みました。
■スタジアム構想はドーム発
その多くは、ソフト事業ですが、多額な費用がかかるハード事業につながる可能性がある「スタジアムを柱としたまちづくりを見据えた事業可能性調査」も含まれています。
本調査は3月末を目途に進められており、近く結果が明らかになると見込まれます。
調査の対象となるスタジアムは、いわきFCがサッカーの上位リーグに昇格する上で必要になる施設です。
いわきFCは、物流倉庫「ドームいわきベース」(常磐上湯長谷)を運営する株式会社ドーム(本社・東京都)が設立した株式会社いわきスポーツクラブが運営するチームです。
ドームは進出当初からスタジアム構想を打ち上げていました。ドームが設置した「いわきベース」の内覧会が行われた15年12月には、将来Jリーグのホームグランドとしてドーム型スタジアムを中心としたリゾート開発をすすめる青写真を説明していたのです。
本来、民間会社の構想であるなら、その民間会社が主体で実施すればよいはずですが、実際には本市も絡んで、可能性調査がすすんでいる現状があります。
スタジアムは、建設にかかる費用だけでなく、管理・運営にも多額な費用を要します。
所感では、Jリーグ入りを目指すチームの動向や市民の皆様の意識の高まりなどにも留意しながら、調査・検討」と、慎重姿勢を示しています。
市議団は、「サッカースタジアムについて、仮に前向きの調査結果が出たとしても、幅広い市民的合意がないままに市費を投入することがあってはならない」と市に要望してきました。
現状では、スタジアムに市民的合意があるとは言えません。その市民の声が、どのように調査結果に反映されるのか。これが今後の市政展開の試金石になっていくのでしょう。
そんなわけで無事出来上がった記事です。
年頭所感、スポーツをキーワードに見る
市民の声の反映が試金石
スタジアム可能性調査・検討
年があらたまって2019年、年始の諸行事が続いていますが、7日には恒例の市民交歓会がパレスいわやで開催されました。それに先立ち、清水敏男市長が公表した年頭所感から考えてみます。
■取り組みのステージアップ
年頭所感の題名は次の通りです。
「明るく元気ないわき市」をめざして
~復興の総仕上げと「いわき新時代」への挑戦~
「ふるさといわきの復興の総仕上げ」「『いわき新時代』への挑戦と魅力あふれるいわきの創生」「共創による重点的な取り組み」を柱に、被災者の生活再建、原子力災害への対応などの取り組みを位置づけて、今年1年の取り組みを列挙する内容となっています。
新春市民交歓会で披露された木遣り=7日、パレスいわや
あげられた取り組みは、昨年1年間の取り組みを踏まえて、例えば被災者の生活再建では「復興グランドデザインの具現化」が課題となるなど、1段ステージが上がったものとなっています。
その数々の取り組みの中で、「スポーツ」をキーワードに、所感を眺めてみます。
■目立つスポーツ関連
「スポーツ」に関わるのは「『いわき新時代』への挑戦と魅力あふれるいわきの創生」の項。
この中で「市民からも市外からも“選ばれるまち”をつくる」ため、「文化・スポーツ分野における魅力の創造」に向けて、トップスポーツイベント等の開催支援、海岸線に整備した自転車道「いわき七浜海道」の活用、トレッキングやサーフィン、釣り、キャンプなどのアウトドアスポーツの推進、いわきサンシャインマラソンを通じての本市の積極的PRなどの取り組みがあげられています。
また、「スポーツを軸としたまちづくり」の推進のため、スポーツツーリズムやスポーツと医療が一体となったヘルスケアモデルの構築を図るとしながら、「スタジアムを中心としたまちづくり」に向けた、調査・検討が盛り込まれています。
そして、「共創による重点的な取り組み」では、「国際的なスポーツ大会を本市の未来につなげる」ため、本年、日本で開催されるラグビーワールドカップや来年の東京2020オリンピック・パラリンピックを活かすために、本市出身パラリンピアンの講演会や、ラグビーワールドカップ出場国であるサモア独立国などとの交流事業の推進を盛り込みました。
■スタジアム構想はドーム発
その多くは、ソフト事業ですが、多額な費用がかかるハード事業につながる可能性がある「スタジアムを柱としたまちづくりを見据えた事業可能性調査」も含まれています。
本調査は3月末を目途に進められており、近く結果が明らかになると見込まれます。
調査の対象となるスタジアムは、いわきFCがサッカーの上位リーグに昇格する上で必要になる施設です。
いわきFCは、物流倉庫「ドームいわきベース」(常磐上湯長谷)を運営する株式会社ドーム(本社・東京都)が設立した株式会社いわきスポーツクラブが運営するチームです。
ドームは進出当初からスタジアム構想を打ち上げていました。ドームが設置した「いわきベース」の内覧会が行われた15年12月には、将来Jリーグのホームグランドとしてドーム型スタジアムを中心としたリゾート開発をすすめる青写真を説明していたのです。
本来、民間会社の構想であるなら、その民間会社が主体で実施すればよいはずですが、実際には本市も絡んで、可能性調査がすすんでいる現状があります。
スタジアムは、建設にかかる費用だけでなく、管理・運営にも多額な費用を要します。
所感では、Jリーグ入りを目指すチームの動向や市民の皆様の意識の高まりなどにも留意しながら、調査・検討」と、慎重姿勢を示しています。
市議団は、「サッカースタジアムについて、仮に前向きの調査結果が出たとしても、幅広い市民的合意がないままに市費を投入することがあってはならない」と市に要望してきました。
現状では、スタジアムに市民的合意があるとは言えません。その市民の声が、どのように調査結果に反映されるのか。これが今後の市政展開の試金石になっていくのでしょう。
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