伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

虫いろいろ / いきもの録

2018年08月02日 | 
 7月30日の本ブログにも掲載した虹色のクモの巣。新たに美しく光る瞬間に居合わせることができた。





 見ている間に輝きが失せていく。一日のうち、ほんの数十秒だけ現れる現象と思われる。この瞬間に出会えることは、本当に幸運な事と思う。

 これは虫自身ではない。虫が作った製品である。いやいや、この巣を作ったクモも、厳密に言えば、カブトムシなどの昆虫とは異なる。でも虫の範囲はあいまいなところがあり、クモも、カタツムリも、いろんな生物を虫という概念に押し込むことがあるようなので、本ブログでは虫の概念を広くとらえたい。

 さて、クモの巣が光り、森の宝石ともいえる雰囲気を醸し出しているのだが、もともとは獲物を捕らえるための道具である。クモが他の虫を捕食するために作られたのだ。同じく他の昆虫を捕食するのがカマキリ。だいたい、出会うとカマを振り上げ威嚇してくる。今日も路上でカマキリに出会った。



 この時には、カマを下ろしていたが、出会った瞬間には、スッと首を持ち上げ、カマを振り上げ威嚇してきた。強気の虫なのだ。

 トンボも基本は肉食性。成虫は他の昆虫を捕食する。中でもこれはなかなか恐ろしい。オニヤンマだ。よく散歩している道路上を行ったり来たりしながら巡回パトロールをしている。





 コースに現れた獲物を捕食するためだ。獲物は、他種の小昆虫ばかりではない。小型のトンボも捕食してしまうという。止まっている場面にはなかなか遭遇できないが、たまたま見つけて、これも、ラッキー、というところ。

 トンボは様々な種類がいる。

 シオカラトンボの仲間は、いち早く現れたシオヤトンボに代わって、今見られるのはシオカラトンボが多い。先の写真がオスで、後の写真がメスだ。





 オオシオカラトンボもいる。



 コシアキトンボは農業用ため池の水面上を巡回している。羽虫のような小昆虫をとらえるためだろう。なかなか止まってくれないが、この時には、じっとしていてくれた。





 尻尾の付け根が白く抜けているように見えるのが、「コシアキ」の名前の由来らしい。

 マユタテアカネだ。



 マイコアカネもいた。



 真っ赤なショウジョウトンボも。



 イナゴの仲間だと思うのだが、種類を特定できない。







 ショウリョウバッタもいた。草むらか稲に飛び移って、風景に紛れ込んで隠れようとしているようだ。



 カミキリムシが現れた。ゴマダラカミキリのよう。



 ベッコウハゴロモ。



 この幼虫が面白い姿をしている。どこかにいないかなー。

 ヤマトシジミだ。



 サトキマダラヒカゲ。



 ナミアゲハ。





 いずれも、朝のまだ涼しい時間だから、じっとしていてくれるのだと思う。

 一方で採餌に忙しい虫たちもいる。

 カワラナデシコの蜜を目当てに、ヒラタアブ(だと思うのだが)が花を渡っていた。



 開いたハスの花にはオオマルハナバチ。花の中のめしべの林をかき分けて歩き回っている姿をよく見る。目当ては、蜜なのか、花粉なのか・・いや両方か。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿