伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

日光環、月光環、そしてハロも

2020年11月26日 | 
 築40年をすぎる小屋。もともとは鶏小屋だったらしいが、今は雨さえ当たらなければ構わない物品を保管する小屋として利用している。長年の風雨の中で柱の根っこが腐り、震災などを経てだいぶ傾いた。

 もともとは屋根のトタンがはがれ、風が吹くと音がうるさいため、屋根を抑える目的で始めた修理だが、壁板ははがれ、腐った一部の柱はぶらぶらとしている。このままでは倒壊しかねないため、修理の幅が広がり、作業を始めてすでに3週間以上がかかっただろうか。新たな仕様も含めて、もう少し時間がかかりそうだ。

 そんなわけで今日も作業を始めようと戸外に出た際に、日光環に気づいたわけだ。



 やがて彩雲も見えるようになった。







 上に見えるうろこ雲もかすかに色づいている。でも、本当にかすか。ほとんど見分けがつかない。



 昼頃にはハロが見えるようになった。



 うろこ雲が密になるとハロは雲の中に潜んでしまった。アジア大陸方面から北アメリカ方面に向かう航空機がひこうき雲を描きながら飛び去る。ひつじ雲にひこうく雲の陰が映り込んだ。雲を割って飛んだようだ。





 それにしても今日のうろこ雲は見事。

 うろこ雲が通り過ぎると再びハロが浮かんだ。



 ハロは太陽を丸く囲む虹色などの光の輪をいう。この写真の虹色は丸く囲んでいるように見えず、逆の孤を描いているようにも見える。もしかしたらアークかもしれない。

 手前の赤い葉っぱはブルーベリーの葉。見事に紅葉している。

 空にも大きな葉っぱが見えた。



 カメラを用意する間に若干形が崩れたが、この少し前は葉脈がくっきり見える葉っぱのようなくもだったのだ。形が崩れたこの写真は、水田に見かけるホウネンエビや、飼育実験に使われるシーモンキーのように見える。
 不思議なのは周りの薄い雲、おそらく巻層雲をはじいて独立して浮かんでいることだ。油膜に石けん滴を落としたようだ。この葉っぱ雲は巻雲なのか、高積雲なのか。そして、この雲はどうして巻層雲をはじいてしまうのか。不思議だ。

 午後6時半をすぎるといきなり暗くなる。作業を終え空を見上げると月の出の時間だ。





 雲が流れ月光環を見せる。



 月には火星が寄り添っていた。



 様々な光学現象が見えた1日だった。


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