伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

任期最後の一般質問終了 / ハスの葉プール

2016年07月22日 | 市議会
 いわき市議会7月定例会は、きょうで一般質問を終了しました。任期最後の一般質問日ということになります。

 会派からは溝口民子議員が質問に立ち、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、メルトダウンを2ヶ月にわたって隠ぺいしていた問題などを取り上げました。

 市は隠ぺいに関しては「遺憾」を表明し、県内原発の全基廃炉実現に向けて今後も発言を強めていく立場を表明しました。しかし、原発の再稼働問題になるとトーンダウン。存廃に関する権限がないことから、再稼働について意見を表明する立場にないと逃げの一手です。

 県内原発に関しても基本的に権限はないのですが、事故により被害を受けていることからこれに関しては意見をいいます。でも待てよ、なのです。権限を問題にするならば、県内原発に関して意見をいうことができないはず。その影響という観点から見れば、第一原発と同程度の距離にある東海第二発電所については、県内の原発と同様に意見をいう立場をとらなければおかしいということになります。

 なぜ意見を言わないのか。

 原発事故を体験した本市として、原発に依存しない社会をめざすという本市の震災・原発事故後のまちづくりの方向性を考えれば、意見を言わなければならないでしょう。そう思いませんか。

 このやりとりは面白かったので、後日、質問の大要を掲載したいと思います。

 質疑では、いわき市民の水瓶の一つ夏井川上流の小野町一般廃棄物処分場「小野ウェイスト・パーク」も興味深い内容でした。

 この処分場は、関東の自治体等の一般廃棄物の焼却灰を中心に埋め立てをしており、運用開始開始後に1度計画を変更して埋立量を増やした後、許可容量の埋め立てを修了しています。

 建設前からいわき市民や周辺住民が反対運動を展開し、いわき市議会では安全性確保を求める請願を採択するなど、市民を巻き込んで反対世論が高揚し、市も埋め立て容量の拡大に反対する姿勢を示しています。

 現在の運用状況の質問などに、浸出水内の汚染物質の濃度が高いために、一度の処理で処理しきれず、処分場内のプールに浸出水を貯留した後に水で薄めて処理し、基準値内として放流しているとの答弁がありました。当然、市としてもこれ以上の埋立量の増量には反対の立場。いわき市議会では反対する意見書を採択することにしています。

 さてそんなことで一日を終え、夕方にはいわき市社会福祉センターで、9月11日投票の市議選に向けた集会が開かれました。



 活動の方向を確認するとともに、候補者それぞれが挨拶しました。もちろん私も・・。



 朝の散歩では、ハス田の脇に咲いているカワラナデシコがほぼ満開。



 ツキミソウも花を咲かせています。

 ハス田から、水に何かが飛び込む音が連続しました。

 何が見ずに飛び込んでいるのだろう。不思議に思って見ていると、吹く風に揺すられた葉っぱの上から水が流れ落ちた時の音でした。

 夕べの雨で、ハスの葉の上はプールのように水がたまっているのです。





 傾いた葉っぱが田んぼに水を注ぎ込む。なかなか心ひかれる風景でした。


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