伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

暑かった街頭宣伝 / 赤とんぼ

2016年07月30日 | 選挙
 ああ、反対討論をまだ書いていない。

 などと思いながら、今日は街頭宣伝にでました。勿来の党関係の方といっしょに宣伝カーで錦辺りをめぐり6ヶ所でマイクを通してお話ししました。



 窓を開けてずっと聞いてくれた方がいました。話が終わると丁寧に頭を下げてくださいました。うるさかっただろうに恐縮です。動行人数と同じ本数のお茶を差し入れてくださる方がいました。暑い中だったので助かりました。

 さて訴えた内容は以下の通りです。



 みなさん、こんにちは。日本共産党の伊藤浩之です。

 先の参議院選挙で、日本共産党は、民進党、社民党と共同して増子輝彦さんを統一候補としてたたかい、全国で32ある一人区のうち、増子さんはじめ11人の統一候補を国会に送り込むことができました。

 日本共産党は、この福島で、比例代表候補の岩渕友候補を、原発事故被災地・福島の代表として国会に送り出すことができ、みなさんの声と願いを直接届けることできるようになりました。みなさんの声をおよせいただきたいと思います。

 この参議院選挙に続き、9月11日にはいわき市議会議員選挙が行われます。この選挙では何が問われることになるのでしょうか。

 一つには、問題ある政治にきっぱりものが言える議員を選ぶのか、どうかだと思います。

 いま、いわき市議会は、7月定例会を開会中です。この議会に提出された21の議案のうち、日本共産党は個人番号制度、いわゆるマイナンバーに関する2議案に反対することにしています。

 この個人番号制度は、国の制度ではありますが、市民のみなさんには小さなメリットを与える一方、重大なリスクをもたらすことになります。

 この個人番号制度で、個人番号カードを持つと、みなさんは、コンビニエンスストアで住民票、印鑑証明、戸籍謄本、戸籍抄本の交付を受けることができるようになります。これがメリットの一つですが、みなさんは1年間に何度これらの交付を受けるでしょうか。そんなに機会はないと思います。

 この小さいメリットの一方で、みなさんには個人情報の漏洩という深刻なデメリットが生じることになります。

 確かに国は、個人番号制度は独立したネットワークで運用されるから、情報は守られるといいます。しかし、今後は、銀行口座、そして今年2月に高市早苗総務大臣は、みなさんが買い物の時に利用するポイントカードに個人番号を活用することができように検討することを支持したと伝えられました。

 こうして個人番号のネットワークに接続される別のネットワークが増やされることによって、個人番号にかかわる情報流出のリスクは巨大なものになってきます。しかも漏洩する情報も巨大なものになっていきます。

 市民のみなさんの大切な個人情報を危険にさらすわけには行きません。だから私たちは、国の制度のこととは言え、市が提案する個人番号にかかわる議案には反対しています。

 ところが多くの議員のみなさんは、これらの議案に賛成する立場をとります。

 そればかりではありません。

 国保税が高い、介護保険料の負担が大変。多くのみなさんに聴く声ですが、この負担は国が作った制度の段階で、負担の枠組みが決まっています。ですから地方自治体が、この負担を抜本的に引き下げようとしても、かなりの困難があるわけです。

 こうした負担を引き下げて、市民のみなさんの暮らしを守ろうとするなら、国に対してもしっかり物を言わなければなりません。

 少なくとも、提案される議案に何でも賛成では、市民の暮らしを守ることはできないのではないでしょうか。

 二つ目に、市民の声を共有できる議員を選ぶのかどうかが問われていると思います。

 最近、東京電力が、あの原発事故の直後、炉心溶融、メルトダウンを隠していたことが明らかになりました。

 あの当時、この情報が市民のみなさんに伝われば、あの時、避難をしなかったみなさんも、おそらく多くの方が、とりあえず離れたところに行き、そこで安全を確認しながら、今後のことを考えるという行動を撮ったのではないでしょうか。

 市民の命と健康に関わる重大な問題を隠していた。多くの市民のみなさんは、この東電の情報隠しに怒りの声をあげています。

 こうした市民の声があるからこそ、日本共産党は、今度の7月定例会に東京電力に抗議するとともに、徹底した情報公開に真摯に取り組むことを求める決議を提案しました。

 ところがこれに、自民系会派、公明党、そして労働組合の連合関係の議員の会派が賛成して下さらなかったために、廃案となってしました。

 市民の怒りや声を共有できない。そんなことで市民を代表する議会としての役割を果たせるのでしょうか。

 三つ目に、議会の中でも、市民との間でも共同広げる立場でがんばれる議員かどうかが、問われています。

 日本共産党は参議院選挙で、野党と市民連合の共同実現に努力してきました。

 共同のために努力するのは地方政治の場でも同じです。市民の運動と共同しながら取り組み、その実現のために努力をしてきました。

 今から4年前、やはり7月定例会が開かれていました。その当時、市議会は、市民のみなさんが県内原発を強く求めている中で、県内原発の全基廃炉の意思を表明できないでいました。

 これに対し市民のみなさんが署名運動に取り組み、請願を議会に提出しました。日本共産党は、この請願の紹介議員となるとともに、各会派の議員のみなさんに、請願採択を求め呼びかけました。

 こうした努力の中で、この請願は採択をされ、そしてその採択の課程は、同じ議会の中で、市が初めて県内原発廃炉に言及するなど、市に県内原発廃炉の意思表明をさせる力になっていきました。

 原発の問題ばかりではありません。

 小野町に関東の家庭ごみの焼却灰を最終処分する小野ウェイストパークという最終処分場があります。すでに埋め立てを終了していましたが、これを拡張したいという計画が持ち上がった時、いわき市民の飲み水の水源を守る立場から意見書採択を各派に呼びかけ、採択された。この処分場には市民の根強い反対運動があったものでした。

 日本共産党は、こうして市民のみなさんと共同しながら、その願い実現のためにがんばってきました。

 日本共産党は、引き続き、問題ある政治にきっぱりモノ言う、市民のみなさんの思いを共有する、そして共同を広げるために市議会内外で努力する、ために全力でがんばります。

 そして、今度の選挙でに本共産党を伸ばしていただくことは、参議院選挙後、安倍首相が、選挙中は口にすることを極力避けた改憲――自民党のめざす改憲は、日本が国防軍を持って海外派兵し、戦場で戦闘をできるようにし、その戦時体制を支えるために国民の人権を抑圧できる国にすること、ですが、こうした安倍政権のもとでの改憲にノーをつきつけることにもなります。

 みなさんの日本共産党へのご支援を心からお願いして、この場でのあいさつを終えさせていただきます。



 話の角度として何をめざすのかが足りないか。明日からは少し修正しよう。

 しかし暑かった。田人方面の山並みの上にかかる雲。ぽっかり浮かんでいる。暑さを感じさせます。



 午後は、マルト中岡店そばで、安保関連法制(戦争法)廃止を求める署名行動に参加。35分ほどで65人程が協力してくれたとか。私が署名を持った際には、「本当に役に立つの。選挙で伸びていないようだし」といって署名してくれなかった人もいたのですが、まずは市民運動として廃止の世論を広げることが、次のステップにつながりますと呼びかけさせていただきました。

 マイクを持って安保法製の問題点等を語りながら、署名協力の呼びかけもしました。



 毎朝の散歩の時には、遠くにウグイスのさえずりを聞きながら、木陰に入って、愛犬が見つけてパクっとしようとしたヒグラシがあわてて飛んでいきました。その先にいたのがコハクオナジマイマイ。



 そこから少し歩くと、道路をもそもそ横断する虫。トンボの幼虫ヤゴです。羽化の場所を探しているのでしょうか・・。



 いつものハス田には、ショウジョウトンボがいました。これまで2回、撮影がうまく行っていなかったのですが、きょうはバッチリ撮れそう・・。





 この後、ハス田に入って行くと、ハタハタと飛んだトンボ。その姿はまごうことなきギンヤンマでした。これまでの生涯で、本物に出会ったのは2度か3度に過ぎません。美しい色合いです。おそらく今朝羽化したトンボ。先ほどのショウジョウトンボに攻撃されながら、向こうに飛んでいってしまった。撮影できず残念でした。

 岸辺の草むらに大きなバッタが跳ねました。ショウリョウバッタです。



 開いたハスの花にはマルハナバチがやってきました。



 朝の空にかかる雲。



 夏の空だな~。


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