伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

キジ、オシドリ、キンクロハジロ / いきもの録

2018年03月31日 | 
 新聞配達をしながら遠野地区内をめぐっていると、そう滝大同池のところで、「カー、カカカカカ」という鳴き声が聞こえました。

 池の畔のダンキョ(いわき地方名、プラムのこと)だと思いましたが、これが花を満開にしていたので、立ち寄った時でした。



 池にカイツブリが来ているに違いありません。

 声の聞こえた方に近寄っていくと、何かが向こう岸に平行に水面を滑っていきます。



 写りは良くないですが、カイツブリに間違いありません。

 すると、前後してきれいな鳥が水面を滑っていきました。

 たぶんオシドリ、いや間違いなくオシドリです。



 いやー、きれいな鳥ですね。初めて見ることができました。





 カルガモは岸辺で身繕いをしていました。



 キンクロハジロのオスが2羽、並んで水に浮かんでいました。



 ここを過ぎていくと、田植えに向けて、田んぼ作業が進められています。

 耕起された土に虫か何か、餌になるものがあるようで、オスのキジが1羽、田んぼを横断しながら、何かをついばんでいました。



 田んぼの畔に上がると、立ち止まって、何事かを待っているようでした。



 ややして、「ケン、ケーン」と鳴いて、力強く羽ばたくホロ打ちをしました。



 この写真の様子を見ると、そのホロ打ちの激しさが分かりますね。

 でも、これだけでは、ホロ打ちの様子が分からない。少し待ってみました。

 すると、再び・・



「ケン、ケーン」と鳴いて、バタバタバタとホロ打ちをしました。









 これ、縄張り宣言と同時に、メスに自分がここにいると一生懸命伝えているわけです。

 また、歩きだし、田んぼを横切り、再び隣の畔に登ると、「ケン、ケーン」とホロ打ちを始めます。

 今度は反対向き。





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 こんなに一生懸命、オスはメスにアピールをしています。

 でもメスがあらわれる気配はありません。

 写真も撮れたし、車を先にすすめました。

 傾いた日、山の影がさしかかった田んぼに大きめの鳥がいる雰囲気があります。

 カメラをのぞくと、キジのメスが2羽、忙しそうに何かをついばんでいました。



 実は、もう一羽が離れた所にいて、メスは全部で3羽です。

 そこにキジバトがやってきて、20羽程が、一つ所で他の鳥に負けまいと、餌をついばんでいます。たくさんの餌がここにはあるようです。

 先程、近くでオスが存在をアピールしていたのに、それには関心も示さず、もっぱら食べてばかり。無視されるオスが哀れです。

 でも、オスも待つばかりではありません。

 どうやって知ったのか、メスの存在を知り、その場にやってきました。




 頼むから俺を仲間に入れて。そう語りかけているように見えて仕方がありません。

 キジはオスが相手を選ぶというより、メスにオスが選ばれるというようことをどこかで読んだ覚えがあります。

 オスも選んでもらおうと必死なんでしょう。



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