今朝の自宅玄関先の温度は、昨日に続き1度。暖かいはずなのですが、日中は寒さを感じました。風があったので体感温度が下がったのでしょうね。
朝の散歩の途上、ふと気が付くと、あるお宅で倉庫2階のガラス窓に鳥の姿が見えました。窓には板が立てかけてあり、狭い隙間にはまり込んで逃げ出せないでいるようです。右に、左に、ウロウロしています。時おり飛び上がろうとしますが、羽ばたけずに落下。透き通ったガラスの外に視線を送りながら、途方にくれているようです。
家人にお願いして救出してもらうと、シロハラでした。庭などで良く見かける鳥です。この鳥と出会いはだいたいこんな風です。
植木などの陰、まぁ、とにかく地面ですが、そこでガサガサと音がする。「なんだろう」。そっとのぞきこみます。すると枯れ葉の上をヒョコヒョコと歩きながら、くちばしで枯れ葉の間を探り、時おり、枯れ葉をつまんで、ポイッと肩越しに投げ捨てる。ヒョコヒョコ、ガサガサ、ヒョイ、ポイ。ヒョコヒョコ、ガサガサ、ヒョイ、ポイ。繰り返されるそんなしぐさが可愛くて見ていて飽きない鳥です。大きさはほぼヒヨドリと同じ。
きょう隙間にハマった原因も、だいたいこんなとろこでしょう。
地面に餌を探しながらヒョコヒョコ歩き回って倉庫の土間に迷い込んだ。そのタイミングで通りかかった車か何かの音に驚いて飛び上がり、倉庫の2階に迷い込んでしまった。そこから逃げ出すために明るい方向を目指した。ところがその方向にはガラスのはまった窓があった。
あっと思う間もなく激突して落下した。そこはガラスと板の隙間。抜けだそうとジャンプしても隙間の上部に届かない。飛ぼうとしても狭くて羽ばたけない。どうしようもない状況の中で、逃げられる場所を探して右往左往している。
そんな場面(あくまで想像)を散歩の途上で見つけたわけです。
家人が2階に上り、隙間の鳥を保護してくれました。その鳥を手渡された掌に鳥の温もりを感じます。離してやると、すぐ飛び立つわけでもなく、お得意のヒョコヒョコ歩きで近くにいます。救出されたことを理解して、恐怖を感じていないのかもしれませんね。救出の瞬間、そして掌の上の小鳥。どちらもシャッターチャンスなのに、撮影しなかったことが悔やまれます。
さて、きょうは排水対策課、危機管理課、そして原子力対策課から行政施策の変更などの説明を受けましたが、昨日の書き残した暴力追放いわき市民大会について書いておきたいと思います。
24回目を迎える大会は、いわき市文化センター大ホールで開かれました。
暴力団等の活動を許さず、安全・安心の社会を、市民と行政、警察が共同して作り出そうという趣旨の大会で、暴力追放に功労のあった団体・個人を表彰した後、県内の暴力団等の状況について、県警の組織犯罪対策課指導官が報告し講演しました。
それによると、2008(平成20)年に県内で1,170人いた暴力団の構成員は今年1月1日時点では680人になり、減少傾向にはあるものの、根絶することはできないでいます。毎年100人程度の逮捕者がいるのに、新規の暴力団加入者がいるためです。
この図は、県内暴力団の勢力分布で、山口組系、住吉会系、稲川系がそれぞれ約3割を占めており、いわき市内の松葉会などその他の組織は約8%となっているといいます。
減少しているのは、一つには暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)や自治体の暴力団排除条例で、法に該当する暴力団を指定することによって、みかじめ料などの資金の流入を絶ち、また、組織に貢献した暴力団員を組織内で取り立てることも禁止、暴力団事務所設置の規制、また、暴力団員などの情報を共有する仕組みを作って公営住宅などから締め出すなど、様々な包囲網を作ってきたことが、功を奏しているといいます。
ただ一方で、原発事故後の県内の特徴になると思いますが、原発や火発の作業員を暴力団等の関連会社が派遣してくるケースがあるといいます。ここでの問題は、こうしたケースに警察の手が取られ、他の安全・安心確保の業務が手薄になってしまうことにあるといいます。
ちなみに起点は東日本大震災だと思いますが、昨年末までに検挙された除染等の作業員は709人で、このうち暴力団員は22人だそうです。
暴排法に対抗して、指定を避けるために一切の資料提供を拒むなど暴力団側からの抵抗もあるようです。こうした抵抗を許さず、暴力団根絶に力を尽くすことが求められているでしょう。
大会は宣言を採択し、三つの行動を呼びかけました。
1.わたくしたちは、全ての地域、家庭、職場から暴力をなくすことに努めます。
2.わたくしたちは、全ての暴力を恐れず許さず、銃器・薬物を追放することに努めます。
3.わたくしたちは、暴力団に金を出さず、利用しないことを誓います。
今回、表彰された団体・個人を代表した謝辞は次のようでした。
「暴力のない安全な住み良いまちづくりに、微力ながら努めていきたいと思います。今回表彰された責任の重大さに身を引き締めながら、これからも暴力追放に務める覚悟です」
この思いを広く共有したい。
朝の散歩の途上、ふと気が付くと、あるお宅で倉庫2階のガラス窓に鳥の姿が見えました。窓には板が立てかけてあり、狭い隙間にはまり込んで逃げ出せないでいるようです。右に、左に、ウロウロしています。時おり飛び上がろうとしますが、羽ばたけずに落下。透き通ったガラスの外に視線を送りながら、途方にくれているようです。
家人にお願いして救出してもらうと、シロハラでした。庭などで良く見かける鳥です。この鳥と出会いはだいたいこんな風です。
植木などの陰、まぁ、とにかく地面ですが、そこでガサガサと音がする。「なんだろう」。そっとのぞきこみます。すると枯れ葉の上をヒョコヒョコと歩きながら、くちばしで枯れ葉の間を探り、時おり、枯れ葉をつまんで、ポイッと肩越しに投げ捨てる。ヒョコヒョコ、ガサガサ、ヒョイ、ポイ。ヒョコヒョコ、ガサガサ、ヒョイ、ポイ。繰り返されるそんなしぐさが可愛くて見ていて飽きない鳥です。大きさはほぼヒヨドリと同じ。
きょう隙間にハマった原因も、だいたいこんなとろこでしょう。
地面に餌を探しながらヒョコヒョコ歩き回って倉庫の土間に迷い込んだ。そのタイミングで通りかかった車か何かの音に驚いて飛び上がり、倉庫の2階に迷い込んでしまった。そこから逃げ出すために明るい方向を目指した。ところがその方向にはガラスのはまった窓があった。
あっと思う間もなく激突して落下した。そこはガラスと板の隙間。抜けだそうとジャンプしても隙間の上部に届かない。飛ぼうとしても狭くて羽ばたけない。どうしようもない状況の中で、逃げられる場所を探して右往左往している。
そんな場面(あくまで想像)を散歩の途上で見つけたわけです。
家人が2階に上り、隙間の鳥を保護してくれました。その鳥を手渡された掌に鳥の温もりを感じます。離してやると、すぐ飛び立つわけでもなく、お得意のヒョコヒョコ歩きで近くにいます。救出されたことを理解して、恐怖を感じていないのかもしれませんね。救出の瞬間、そして掌の上の小鳥。どちらもシャッターチャンスなのに、撮影しなかったことが悔やまれます。
さて、きょうは排水対策課、危機管理課、そして原子力対策課から行政施策の変更などの説明を受けましたが、昨日の書き残した暴力追放いわき市民大会について書いておきたいと思います。
24回目を迎える大会は、いわき市文化センター大ホールで開かれました。
暴力団等の活動を許さず、安全・安心の社会を、市民と行政、警察が共同して作り出そうという趣旨の大会で、暴力追放に功労のあった団体・個人を表彰した後、県内の暴力団等の状況について、県警の組織犯罪対策課指導官が報告し講演しました。
それによると、2008(平成20)年に県内で1,170人いた暴力団の構成員は今年1月1日時点では680人になり、減少傾向にはあるものの、根絶することはできないでいます。毎年100人程度の逮捕者がいるのに、新規の暴力団加入者がいるためです。
この図は、県内暴力団の勢力分布で、山口組系、住吉会系、稲川系がそれぞれ約3割を占めており、いわき市内の松葉会などその他の組織は約8%となっているといいます。
減少しているのは、一つには暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)や自治体の暴力団排除条例で、法に該当する暴力団を指定することによって、みかじめ料などの資金の流入を絶ち、また、組織に貢献した暴力団員を組織内で取り立てることも禁止、暴力団事務所設置の規制、また、暴力団員などの情報を共有する仕組みを作って公営住宅などから締め出すなど、様々な包囲網を作ってきたことが、功を奏しているといいます。
ただ一方で、原発事故後の県内の特徴になると思いますが、原発や火発の作業員を暴力団等の関連会社が派遣してくるケースがあるといいます。ここでの問題は、こうしたケースに警察の手が取られ、他の安全・安心確保の業務が手薄になってしまうことにあるといいます。
ちなみに起点は東日本大震災だと思いますが、昨年末までに検挙された除染等の作業員は709人で、このうち暴力団員は22人だそうです。
暴排法に対抗して、指定を避けるために一切の資料提供を拒むなど暴力団側からの抵抗もあるようです。こうした抵抗を許さず、暴力団根絶に力を尽くすことが求められているでしょう。
大会は宣言を採択し、三つの行動を呼びかけました。
1.わたくしたちは、全ての地域、家庭、職場から暴力をなくすことに努めます。
2.わたくしたちは、全ての暴力を恐れず許さず、銃器・薬物を追放することに努めます。
3.わたくしたちは、暴力団に金を出さず、利用しないことを誓います。
今回、表彰された団体・個人を代表した謝辞は次のようでした。
「暴力のない安全な住み良いまちづくりに、微力ながら努めていきたいと思います。今回表彰された責任の重大さに身を引き締めながら、これからも暴力追放に務める覚悟です」
この思いを広く共有したい。
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