伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

大きな鳥の群

2022年02月22日 | 
 写真は、愛犬の散歩で通りかかったご近所の物置だが、その背後に小さく白い月が浮かんでいる。
 下弦の月。右が明るいのが上弦の月、左が明るいのが下弦の月というようだ。



 散歩が終わり、学舎に出かけた。
 楮の皮から黒皮をそぎ落とすしょしとり、そして戸外でしょしとりをした後の白皮をハンガーに挟んで乾かす作業をしていた。

 学舎の南方は田んぼが広がり、広々とした風景が広がる。先週からはピーヒョロロとトビの声も聴いている。
 先週、2羽のトビが輪を描いて飛びながら、空中で交差する姿を見ていた。繁殖期を迎えたトビが繁殖期を迎えペアリング、ま、人に例えればデートをしているのだろう。

 空中で寄り添う2羽を撮りたい。そのために、1眼レフを忘れないと考えていた。しかし、やっぱり忘れてしまった。やむなくコンパクトカメラで追いかけてみた。



 寄り添うように近づいた場面は撮れなかったが、向き合いながら空を飛ぶ様子を撮影できた。
 ある時間は寄り添い、ある時間は別れ別れ・・というより、ペアの相手が変わっているのかもしれないが、付近を飛回っているトビ。トビが鳴くと、カラスもカーカーと騒ぎ立てる。トビとカラスの獲物は似たものらしいので、トビを威嚇し、追い立てようとしているのかもしれない。

 寄り添って飛ぶトビが分かれた。1羽は上昇気流を見つけられず、探しながら枯れ木の梢に近づいた。
 枝で休んでいただろう小鳥が驚いて枝から飛び立った。一目散に飛んできて電線に止ったのは、ツグミだった。



 キジバトもやってきた。



 作業が終わった後は、地域おこし協力隊に誘われ、菊判の和紙すきの練習をした。10数回すいて、何とか形になったのは1枚だけ。和紙はすき舟に入った溶液(紙料)を簀桁で数回すくい上げて揺すり作られる。
 溶液は水に和紙の材料となる楮の繊維を入れ、さらにトロロアオイの根から抽出したネリと呼ばれる粘性の液体を加えたものだ。ネリは、水に粘りを加えることで、水中に楮を浮かべ均等に拡散させることと、簀桁にすくい上げた紙料から水が抜ける速度を遅らせる役割を担う。協力隊員は、ネリが不足しているのが失敗の1つの要因かもしれないという。私の場合は、たぶんに腕前に原因がありそうだが・・。

 練習を切り上げ、帰路につこうとすると、学舎の近くの草むらから多数の鳥が飛び立った。100羽はいたと思う。何だろう。もしかしたら、カシラダカかもしれない。

 さらに白坂辺りを走行する車窓から、数百羽の鳥の群が飛ぶ姿を見た。2つの群が飛んでいった。



 2番目の群だが、写真に写っているだけで250羽程度いるのではないだろうか。写真から切れた鳥も含め、ゆうに300羽を超えていただろう。この規模の群が2つ、飛んでいったのだ。

 何鳥だろう。



 拡大してみたが、画像が黒く沈んでいて種類は分からない。

 昨日自宅で、雪が舞う空に巨大な鳥の群が空を横切っていくのを見た。
 はじめの写真の画角で4枚がつながる程の群だったと思う。その規模は数千羽以上ということだ。
 この時期、これだけの群が作られるのはなぜか。

 カワラヒワは結構大きな群を形成する。もしかするとカワラヒワの群かもしれない。
 もしかしたら、冬鳥が夏を過ごす所に移動していく渡りの準備をしているのかもしれない。
 カワラヒワは留鳥なので、渡りの鳥なら別の鳥だ。
 
 移動しちゃったかな・・。
 何鳥なのか。それを知るためにも、群に再び出会えればいいのだが。


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