梅雨でもあるし、たしか、天気予報では豪雨は、寒冷な空気の塊が原因の1つといっていた記憶があるが、その影響もあるのか、空気は澄んで、白い機体が目に鮮やかだった。
白い胴体に、横にきれいにつきだし後方にしなる翼。形がいい。しかし、距離もあるし、写真はいいかと思って飛び去る姿をみていた。アプリケーションソフトの「フライトレコーダー24」で確認すると、翼が腹側ではなく背側に取り付けているタイプの航空機だった。めずらしい。気を取り直して写真を撮ることにした。
背中のリュックから一眼レフカメラを出したり準備に手間取る間に、だいぶ遠ざかってしまった。表示によると対地速度は443Kts(ノット)とある。だいたい時速820Km。ゆっくり横切っていくように見えるのだが、実際には速い。写真を撮った時には、もう矢祭町辺りまで達していたものと思う。遠くの空に小さく浮かぶ機体を撮っておいたが、機体の特徴は写真では判別しない。
機体はアントノフAn124-100とあり、民間のアントノフ航空が運行しているという。150tの積載が可能で世界最大とあった。航空機の主要部品の輸送などに使われているようで、自衛隊のイラク派遣時に貨物を運んだ実績がある会社なようだ。マイケルジャクソンの舞台装置も輸送していたという。
機体はアンカレッジからバンコクに向かっている。どうして、頭の上を飛んでいるときに撮らなかったのか。後悔しきり。
この時もそう。
12日午前、そう11時頃だろうか、大きなエンジン音が空に響いた。空をみると、見知った米軍輸送機のC-17 (グローブマスターⅢ)が飛んでいた。軍用機は低空で飛ぶことが多く、この時もずいぶん近くに見えた。一眼レフカメラを持ち出すために室内に飛び込むが、リュックの中におさまっていた。取り出しに手間取り、おまけにレンズキャップがスムーズに外せない。その間に、だいぶ西の空に飛び去っていた。
残念ながら、いつものようにおしりを向けた写真になってしまった。
さてどこに行くのか。この方向は、民間機なら羽田方面に向かう航空機も飛んでいく。そこで、横田飛行場が1つの候補地と考えていた。最近、横田飛行場の発着便・・たぶん定期的な便だと思うが、運航表が後悔されていることに気がついた。見てみると、そもそもC-17の運航は掲載されていない。軍事機密なのだろう。横田ではなく、韓国方面に向かったのか。軍事の壁はやはり高い。
これまでも、フライトレコーダー24に表示された海上自衛隊のP3Cが太平洋に達した頃に消えてしまったり、米軍の輸送を請け負う民間の輸送機が日本上空を飛行中に消えてしまったことがある。たぶん、表示していはいけない機体が、何らかの事情で表示されていたものだろう。そう考えていた。
C-17は良く飛んでくる。いつも、西の空に消えていくが、次の機会には、もっと近くで、別の角度からも撮りたいものだ。
今日のことだが、ババババ・・と大きな音が聞こえた。ヘリコプターに違いない。西の林の上空に姿を現わした。黒っぽく塗装された機体。自衛隊に違いない。
陸上自衛隊多用途ヘリコプターUH-1Jという機体らしい。愛称は「ヒューイ」だとか。北東の空に飛び去った。
写真をみたらプロペラの先端付近の軌道に白いラインが見える。べイパーと呼ばれる現象らしい。
飛行機の翼でも、プロペラのブレード(羽根)でも、その断面は下面が平で上面は膨らみをもった形をしている。この膨らんだ上面では気圧が下がり、温度が下がるのだそうだ。水蒸気は温度が高いほど空気に溶け込む量が多くなるが、温度が下がると溶け込めなくなり水滴になる。この水滴が雲になって見えるのが白いラインの正体だ。漫画などで空を切って動いている状態を線で表現するが、自然界でも似たようなことが起きているわけだ。
面白い。そう思う。
さて、ヒューイはどんな任務で飛んでいたのだろう。
訂正=An124-100を世界最大としたが、2022年2月のロシアのウクライナ侵略の戦闘時にAn225が破壊されたニュースで、世界最大の機体はこちらの方だと知った。同機は1機しか製造されておらず、破壊されたことでAn124-100が実質的に世界最大になるようだが、ここでの記載は誤りだった。
ちなみにAn124-100の最大運搬能力は150tとされ、An225は最大離陸重量は当初600t、改修後は640tとされているようだ。比較している性能が違うので、An225の最大運搬能力を探すと、当初は225t、後に250tとなったと描いてあった。やはりAn225はでかい。破壊が惜しまれる。
白い胴体に、横にきれいにつきだし後方にしなる翼。形がいい。しかし、距離もあるし、写真はいいかと思って飛び去る姿をみていた。アプリケーションソフトの「フライトレコーダー24」で確認すると、翼が腹側ではなく背側に取り付けているタイプの航空機だった。めずらしい。気を取り直して写真を撮ることにした。
背中のリュックから一眼レフカメラを出したり準備に手間取る間に、だいぶ遠ざかってしまった。表示によると対地速度は443Kts(ノット)とある。だいたい時速820Km。ゆっくり横切っていくように見えるのだが、実際には速い。写真を撮った時には、もう矢祭町辺りまで達していたものと思う。遠くの空に小さく浮かぶ機体を撮っておいたが、機体の特徴は写真では判別しない。
機体はアントノフAn124-100とあり、民間のアントノフ航空が運行しているという。150tの積載が可能で世界最大とあった。航空機の主要部品の輸送などに使われているようで、自衛隊のイラク派遣時に貨物を運んだ実績がある会社なようだ。マイケルジャクソンの舞台装置も輸送していたという。
機体はアンカレッジからバンコクに向かっている。どうして、頭の上を飛んでいるときに撮らなかったのか。後悔しきり。
この時もそう。
12日午前、そう11時頃だろうか、大きなエンジン音が空に響いた。空をみると、見知った米軍輸送機のC-17 (グローブマスターⅢ)が飛んでいた。軍用機は低空で飛ぶことが多く、この時もずいぶん近くに見えた。一眼レフカメラを持ち出すために室内に飛び込むが、リュックの中におさまっていた。取り出しに手間取り、おまけにレンズキャップがスムーズに外せない。その間に、だいぶ西の空に飛び去っていた。
残念ながら、いつものようにおしりを向けた写真になってしまった。
さてどこに行くのか。この方向は、民間機なら羽田方面に向かう航空機も飛んでいく。そこで、横田飛行場が1つの候補地と考えていた。最近、横田飛行場の発着便・・たぶん定期的な便だと思うが、運航表が後悔されていることに気がついた。見てみると、そもそもC-17の運航は掲載されていない。軍事機密なのだろう。横田ではなく、韓国方面に向かったのか。軍事の壁はやはり高い。
これまでも、フライトレコーダー24に表示された海上自衛隊のP3Cが太平洋に達した頃に消えてしまったり、米軍の輸送を請け負う民間の輸送機が日本上空を飛行中に消えてしまったことがある。たぶん、表示していはいけない機体が、何らかの事情で表示されていたものだろう。そう考えていた。
C-17は良く飛んでくる。いつも、西の空に消えていくが、次の機会には、もっと近くで、別の角度からも撮りたいものだ。
今日のことだが、ババババ・・と大きな音が聞こえた。ヘリコプターに違いない。西の林の上空に姿を現わした。黒っぽく塗装された機体。自衛隊に違いない。
陸上自衛隊多用途ヘリコプターUH-1Jという機体らしい。愛称は「ヒューイ」だとか。北東の空に飛び去った。
写真をみたらプロペラの先端付近の軌道に白いラインが見える。べイパーと呼ばれる現象らしい。
飛行機の翼でも、プロペラのブレード(羽根)でも、その断面は下面が平で上面は膨らみをもった形をしている。この膨らんだ上面では気圧が下がり、温度が下がるのだそうだ。水蒸気は温度が高いほど空気に溶け込む量が多くなるが、温度が下がると溶け込めなくなり水滴になる。この水滴が雲になって見えるのが白いラインの正体だ。漫画などで空を切って動いている状態を線で表現するが、自然界でも似たようなことが起きているわけだ。
面白い。そう思う。
さて、ヒューイはどんな任務で飛んでいたのだろう。
訂正=An124-100を世界最大としたが、2022年2月のロシアのウクライナ侵略の戦闘時にAn225が破壊されたニュースで、世界最大の機体はこちらの方だと知った。同機は1機しか製造されておらず、破壊されたことでAn124-100が実質的に世界最大になるようだが、ここでの記載は誤りだった。
ちなみにAn124-100の最大運搬能力は150tとされ、An225は最大離陸重量は当初600t、改修後は640tとされているようだ。比較している性能が違うので、An225の最大運搬能力を探すと、当初は225t、後に250tとなったと描いてあった。やはりAn225はでかい。破壊が惜しまれる。
ーー2022年2月28日記載
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