<読売新聞より記事転載>
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2、3号機もメルトダウンの可能性…東電認める
読売新聞 5月14日(土)22時34分配信
1号機では、11日に水位計を調整した結果、炉内の水位が低く、燃料が冷却水から露出して溶けたことが確実となった。2、3号機の水位計はまだ調整していないが、1号機と同じ仕組みのうえ、もともと1号機より低い水位を示している。
ただ、東電は炉内の温度などから、2、3号機は1号機より燃料の損傷が少ないと推定している。
最終更新:5月14日(土)22時34分
<転載終わり>
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東電は1号機がメルトダウンしていたことを認めましたが、2号、3号機もメルトダウンの可能性があることを初めて認めました。
mdrtさんがコメント欄で言われている通り、3号機はプルサーマルなので、特に危険です。プルサーマルは使用済み核燃料を再利用するもので、ウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)を燃料に加工して使うそうです。プルトニウムはウランよりも危険です。何故ならウランより融点が低く、燃料溶解に至りやすく、臨界に達しやすいからです。MOX燃料は放射能が強く、温度が下がりにくいため、原子炉が停止した後も冷却しにくいそうです。しかも、発がん性が高く、いったん体内に入ると排出されにくいとのことです。そもそも自然界には存在しないとんでもない人工物です。
東電は、2号機、3号機もメルトダウンするかも知れないと、発表してみて、国民の反応を見ていたのかも知れません。先ず読売で記事にして、さほど国民が怒ってないので、ホッとしている可能性もあります。これなら「やっぱり2号機も3号機もメルトダウンしてました。」と認めても、国民はあまり怒らないことが判ったと思います。これで東電の思うツボになりました。メルトダウンというのは、それほど危険なことではないと思えるほど、静かな国民の反応です。反対にアメリカは、西海岸が放射能で汚染されるとビビッているそうです。
まだまだ東電は隠していることがたくさんあると思いますので、国民の反応を見ながら、小出しに認めていくのだと思います。やり方は汚いと思いますが、最小限の賠償金の支払いで済ませるための戦略は、一流だと思います。こういう能力を自分たちだけの利益のために使うのではなく、より良い社会のために使うよう、少しくらいは反省し、改善してもよいように思います。既に私自身は東電をはじめ、政府にも官僚、大企業に誠意ある対応は期待していません。どうせ自分の身を守ることを最優先しますので、原発の被害にあった人々への保障もウヤムヤにされると思います。
企業というものは、そもそもそういう性格のものです。それを悪いといっても、ある意味仕方が無いのです。今のような我善しな社会では、企業や組織というものは、その組織の利益のためだけに動きますから、誠意のない対応にならざるを得ません。ですから社会そのものを変えていくしかないと思います。そして社会、組織を変えるには、先ずそれを構成する個々人が、自分自身を反省して、改心することが第一歩だと思います。
人は食わなければ生きていけません。食うためには働かなければなりません。働くためには会社に勤めるか自分で仕事をするかになります。会社に勤めれば、会社の言う通りに動かないとクビになります。また、自分で仕事をすれば、自分の考え通りに運営できますが、利益を永続的に得るのはなかなか大変です。そういう競争社会の中で私たちは生きています。ですから、心ある方は社会や組織に対しての悩みも多くなると思います。結果的に心や体を壊す人も多く出てきています。結構たいへんな中にいることも事実だと思います。
ただ、新しい世の中はきっとすぐそばまで来ているのだと思います。既に自分自身の心の中には、おぼろげながらにも新しい世の中が実現しています。草木、虫けら、四つ足と共に歌う世の中です。自分と家族だけの世の中ではありません。空も太陽も、山も海ともたぶんつながっているように思います。ひふみ農園の虫と雑草ともつながっているのが4月25日くらいにキャベツを見て、解りました。解った気がしています(笑)。ひふみ農園の方々や日本弥栄の会の会員さんとは特に気が合います。合わない人もいますが、まあそのうち合うこともあるでしょう。(大きなことではありません。)会社関係の人とも、つながっていると思います。そのつながりの中に喜びがあるように感じます。最近はパソコンともつながっています。何も言わずに電源を入れると、立ち上がりません。7年前の古いノートPCなので、寿命なのでしょうが、よろしくお願いします!とお願いすると、見事にWindowsが立ち上がります(笑)。まるでオカルトです。感謝をすると、何でも結構上手く動いてくれます。ひふみ祝詞のお陰かもしれませんが、とにかく面白いものですね。オカルトっぽい観点で見ると、新しい発見があります。今日もまた何か面白い発見があるかも知れません。
ひふみ農園では、今日農園デビューするご家族が東京から来られます。私は東京で打ち合わせのため行けませんが、4月末から研修されているAさんが、指導員としてこちらもデビューします(笑)。息子も補佐としてつきます。きっと大丈夫でしょう。5月26日には日本弥栄の会さんからご紹介された高松のKさんの土地を見学に行きます。それで四国で初めてのひふみ農園をスタートするかどうか見てきたいと思います。毎日忙しいですが、いろいろとありがたいことばかりです。変なトラブルや面倒なことも多いですが、最近はあまり気にならなくなりました。昨日の変なことすら今は思い出せません。忘却の彼方です。今日も天風手帳を見て、勇気と元気をもって仕事に励みたいと思います。