枯れ葉 ( Kuollest lehdet, 2023フィンランド・独、81分)
監督:アキ・カウリスマキ
アルマ・ボウスティ、ユッシ・ヴァタネン
カウリスマキはとても有名、評価が高いのは知っているが見るのは今回が初めて。製作から一旦退いていたがこの作品で復活したという。
これだけ見てどうということは避けるが、かなり変わった撮り方で、台詞は饒舌でなく、カットからカットへもつなぎの部分はなくいきなりである。ただ見ている側でつなげないということではなく、慣れてくるとこっちの方がしつこくなくていいかと思えてくる。
ヘルシンキで暮らす多分40前後の男と女、男はそこそこの仕事をしていたらしいが酒を断ちがたいせいか常勤のまともな仕事につけず、肉体労働もかなりある工場の中で働いている、女はある程度まじめだがこれもなかなか集中できないのかうまく職場と折り合えないのか。
あるカラオケバーで近くに座ったことからお互い意識しあい、なんとか会えるようになるが男の酒癖もあるのかなかなかうまくいかない。
男が心を入れ替えようとして会いに行くところで事故にあい、治療のあげくなんとか一緒になりそう、というところでエンディング。
俳優は二人ともあまり前に出るところはない。どちらかというと女の方がそれでも見ていて最後気持ちよく納得させる。
音楽の使い方はバーで歌われるものの調子に合わせていて、アメリカ、日本でかなりポピュラーになった(俗っぽいものも含め)ものがうまく使われている。「竹田の子守り歌」が出てきたのには驚いた。
フィンランドの最下層の人たちではないのだろうが、こちらから想像していた生活ぶりよりちょっと低いように感じた。
監督:アキ・カウリスマキ
アルマ・ボウスティ、ユッシ・ヴァタネン
カウリスマキはとても有名、評価が高いのは知っているが見るのは今回が初めて。製作から一旦退いていたがこの作品で復活したという。
これだけ見てどうということは避けるが、かなり変わった撮り方で、台詞は饒舌でなく、カットからカットへもつなぎの部分はなくいきなりである。ただ見ている側でつなげないということではなく、慣れてくるとこっちの方がしつこくなくていいかと思えてくる。
ヘルシンキで暮らす多分40前後の男と女、男はそこそこの仕事をしていたらしいが酒を断ちがたいせいか常勤のまともな仕事につけず、肉体労働もかなりある工場の中で働いている、女はある程度まじめだがこれもなかなか集中できないのかうまく職場と折り合えないのか。
あるカラオケバーで近くに座ったことからお互い意識しあい、なんとか会えるようになるが男の酒癖もあるのかなかなかうまくいかない。
男が心を入れ替えようとして会いに行くところで事故にあい、治療のあげくなんとか一緒になりそう、というところでエンディング。
俳優は二人ともあまり前に出るところはない。どちらかというと女の方がそれでも見ていて最後気持ちよく納得させる。
音楽の使い方はバーで歌われるものの調子に合わせていて、アメリカ、日本でかなりポピュラーになった(俗っぽいものも含め)ものがうまく使われている。「竹田の子守り歌」が出てきたのには驚いた。
フィンランドの最下層の人たちではないのだろうが、こちらから想像していた生活ぶりよりちょっと低いように感じた。