没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる
東京都写真美術館 3.16(土)~5.12(日)
木村伊兵衛 (1901-1974)は私の世代なら一番先に知った写真家だと思う。ライカの名手ともいわれていて35㎜モノクロの作品はいくつも見た記憶がある。今回こうしてかなりの量を一覧していくと、特に戦後とくに1950年代からの市井のものものなどは、見る方の感覚を掘り起こしてくれてこれ、そのものに近いイメージが浮かんでくる。
名作というものはこれしかない瞬間を切り取った結果という考えも頭にあったが、こうしてみると今の連写とはちがうし、偶然でもないだろうし、眼による対象の見方、頭や体の接し方で結果がでるのだろう。
こっちのつまり見る私のこれまでの年月も、単なるなつかしさだけでなく、記憶の中で残された少数とこれらの写真が呼応するのかもしれない。
有名な秋田はやはり引き込まれるし、木村が驚愕し愛した沖縄は特別な魅力、中国もこういう庶民の姿は今TVなどで接することがないが、実際にはあるのかもしれない。
東京都写真美術館 3.16(土)~5.12(日)
木村伊兵衛 (1901-1974)は私の世代なら一番先に知った写真家だと思う。ライカの名手ともいわれていて35㎜モノクロの作品はいくつも見た記憶がある。今回こうしてかなりの量を一覧していくと、特に戦後とくに1950年代からの市井のものものなどは、見る方の感覚を掘り起こしてくれてこれ、そのものに近いイメージが浮かんでくる。
名作というものはこれしかない瞬間を切り取った結果という考えも頭にあったが、こうしてみると今の連写とはちがうし、偶然でもないだろうし、眼による対象の見方、頭や体の接し方で結果がでるのだろう。
こっちのつまり見る私のこれまでの年月も、単なるなつかしさだけでなく、記憶の中で残された少数とこれらの写真が呼応するのかもしれない。
有名な秋田はやはり引き込まれるし、木村が驚愕し愛した沖縄は特別な魅力、中国もこういう庶民の姿は今TVなどで接することがないが、実際にはあるのかもしれない。