ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

建築家の思いを聞く時間。三分一博志氏

2017-11-26 | 雑念
建築家三分一博志氏の講演会

まず六甲山で行われた講演会の前菜は旧六甲オリエンタルホテルの敷地内にある非公開の建築。

安藤忠雄設計1986年竣工の『風の教会』から始まった。







そして近くの六甲スカイヴィラというホテルで講演会。100名の参加者と建築家三分一博志氏の建築に込めた思いを90分。

久しぶりに講演会を聞いた。

僕自身が建築が好きなことがよくわかった。
90分の淡々とした語り口にも興味深く耳を傾けた。

1人の建築家の建築に対する思いを聞く時間が僕にはとても贅沢なひと時だった。

そして僕は柄にもなくテンションが上がり、帽子にサインをしてもらった。

三分一さんの犬島精錬所美術館や宮島の弥山展望台などを見に行った僕はただのファンになっている。

大好きな六甲枝垂れを最後に観に行った。
充実した日だった。

年末のバタバタはないのに

2017-11-26 | 雑念
年末のバタバタは1年を空間でとらえるから?

カレンダーが12月で終わるからその最終局面として「やり残した事は?」とか「終わるまでに片付けなければ!」とかいう心理が働くのではないだろうか。

もしくは周りが忙しい忙しいと動き回るから空気を読んで、自分も忙しくしておかなければ恥ずかしいという思いだろうか。

コーヒーを飲んで一息入れよう!

僕は今、キングコング西野の書籍「革命のファンファーレ」を読んでいる。

その冒頭あたりの「学校では教えてくれないお金の話」のくだりに頷いている。

公務員がお金の話が出来るわけがないと。

しかし社会に出て必ずぶち当たるお金にまつわる話。そしてそのお金とは?

結論が端的に述べられていて、そこにも深く唸る。

「お金とは信用を数値化したもの」

そう考えると、三段論法で学校の先生には「信用を教えてくれない」ということになる。

全てではないが、信用という大切なことの全ては教え切らずに伝えていると言える。

だから僕が社会教育において、クライアントとしての学校・教員が「信頼や信用することなどをグループのゴールに」と依頼を受けても、

この人、わかっているのかな?

と素朴に思うのだ。
学校の先生ほど信頼することの本質をわかっていないのではないだろうか?どうやって教えるのだろうか?考えた事もないのではないだろうか?

僕も正直、難しい問題だから深いところまで理解せずに環境づくりに専念している。

お互いが信用出来る場所作り。

それをたった数時間で作り上げるのだ。

ぶっちゃければそんな短期間で「信頼することが大切だとわかりました」と感想を言う参加者には悲しく複雑な思いが沸き起こる。

この参加者はこの雰囲気を読んで、僕に言わされたんだなーと。

僕と参加者との信頼感は作りきれなかったんだなぁーと。

間に合わねぇよ!

僕の実力不足は認めよう!
僕の何が起きても落ち着き払った態度が、「先生感」を作り出し、授業の最後に聞いた感想をそのように答えるのは当然のことだろう。

僕はまた、信頼を学ぶ環境を作ることができなかったと反省することになる。

だから僕が出来ることは、この文章を読んだ「信頼・信用」について学ばせたい大人の人に少しでも考える時間を作ってもらうしかできない。

僕もなぜか残されたファシリテーター人生という空間を限りあるものだと感じ始めている。

バタバタしている。