今回、山の神様からいただいてきた収穫物は4種類。
前半のアイコとアサツキは、昼飯前に調理を終えることができた。
残る2種類は、
ワサビと
フキノトウの茎
このうち、フキノトウの茎に関しては、需要と供給のバランスが非常に良好なので、全く問題なし。
定番の調理方法で、
炒め煮にすると
来週あたりに丁度なくなって、また採ってくる。
大変良いサイクルです。
問題は、ワサビの方で、若干の供給過多。
まずは根っこの方なんだけど、
今回いただいてきたのはこのぐらい
それほど多くはないんだけど、前回までの収穫物と合わせると、なかなかの量になる。
そんでもって問題は、賞味期限。
葉物の山菜に比べれば長持ちするんだけど、徐々に色あせていくのと同時に、鮮烈な香りも失われてしまうのだ。
だとすると、やっぱり、日持ちのするワサビ味噌ですね。
この料理も、先日紹介しているので経過だけ。
ワサビ根の汚れを落として50g程準備
甘味噌(味噌100に砂糖18とみりん36g)を煮切って
冷めたら、おろしたワサビ(鮫皮25,おろし金25g)を混ぜて
密封できる容器に移して出来上がり
要冷蔵、要密封で半年ぐらいは楽しめるようです。
ここまで来るとホッとします。ちなみに、その日の夕食には、
アイコとアサツキに、ワサビのノーマルバージョン
これだけで、他のおかずはいらなくなってしまいます。
そして、最後に葉ワサビです。
こちらの料理にも、いくつか課題があります。
一つ目は、供給過多。
これは、根っこと同様。
既に、普通のフスベ漬けが3パック。
こういうやつ(出汁醤油味 初日の作品)
それから、甘酢漬けが1パックできてます。
ここまで作ってしまえば、かなり日保ちすることは確かです。
でも、そんなに沢山作っても仕方がないよなあ。
ということで、次にどう調理したらいいのか、暗礁に乗り上げてしまいました。
ここに追い打ちをかけるような高温。
水栽培のワサビがどんどん育ってしまいました。
2日目に仕事から帰ると、見事なワサビの生け花。
「また、花盛りになってきたわね。」
「うん。さっさと調理しないと、花が散り始めそうだ。」
季節が進むのは嬉しいことなんだけど、この平年を大きく超える高温はプレッシャーです。
困った
でも、その時、閃いたことがあった。
多分、殆どの人が分からないだろうけど、『ミロノフ先生の白光色の演技』で行こう!と考えたんですよ。
一言で言えば、『原点回帰』です。
行ってみます。
勝負は、漬け汁にあり
・水300mlに、塩と顆粒出汁を各2g
これだけで勝負します。
この漬け汁を冷やしておいて
塩揉みした葉ワサビに熱湯を回しかけたら
タッパーに移して蓋。1分間シェーク
漬け汁をかけて密封(澄んでいて綺麗です)
冷凍庫で急冷し、その後冷蔵庫へ。
この料理の狙いは、ワサビの本来の辛味と旨みを確かめること。
正直なところ、醬油の風味に頼り過ぎていたきらいがあるので、一度それを抜いてみることにしたのだ(それが『白光色』)。
明日か明後日には出来上がると思う。
その時に、この料理の調味料として何が必要なのか、または、必要でないのかが分かると思うのだ。
さあ、どうなるか。
今から、とてもワクワクしています。
ちなみに、2日目の夕食には、
上からワサビの甘酢漬け、アサツキの酢味噌和え、ワサビのフスベ漬け
やっぱり、『旬』の食材は旨いんだわ。
食べることの幸せ、作ることの幸せ。
この幸せに浸らせていただけることに感謝!
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