今朝の中国新聞に奥田小由女さんが三次の名誉市民に選ばれたと載っていました。
先日三次に行った時に「奥田元宗・小由女美術館」に立ち寄りました。
「日本で一番月が美しく見える美術館」とのフレーズ通り、中庭の池に映る満月はそれは幻想的だそうです。
奥田元宗さんが亡くなった夜に、満月が燦然と輝いていたそうですね。
こちらの美術館では奥田元宗画伯の赤の世界に彩られた風景画を間近で感じられます。
そして、私が行くたびに好きになるのが人形作家である小由女さんの作品。
子どもや小鳥、お花へのまなざしがとても優しいんです。
「海の詩」はなんとなく我が家の三姉妹を連想してしまいました。
真ん中の女性はもちろん私で。(冗談ですってば)
今回の目的は特別展「ギヤマン展」。
神戸市立博物館の常設展に「びいどろ史料庫」があって、以前に観に行ったことがあるのですが、
そこの作品が多かったです。
作品の写真は載せられないのでリンクします。
ここから見えるんですが、バカラの懐石膳なんてあるんですね。使っていいって言われても緊張するわー。
そして貴重な史料の保存先がカステラの「福砂屋」だったりする。
こういう場所は文化の入り口だったのかな。
薩摩切子もいくつかありました。島津のお殿様が江戸から職人を呼び寄せた20年くらいの間しか作られず、
その後の戦などで喪失してしまったので、数が少なくて貴重なんだって。
(修学旅行で島津家のお庭に行ってるのに、初めて知った)
ガラス工芸の技術は現代の方がずっと発達しているんだろうけど、
宝石みたいに貴重だった時代のカットガラスは重みのある輝きに感じました。
作品を通して歴史を感じるギヤマン展でありました。
こちら、隣接する遊歩道が素敵です。
この子に出会いました。起こしてごめんね。
いつも思うのですが、この美術館って子どもにフレンドリーなんです。
学芸員さんも絵画の販売を担当されている方も、にこやかに子どもに話しかけてくれるんですよ。
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